行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶ うたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞ ...
鴨長明『方丈記』。決して私は悟ったわけでもなく、諦観を持ったわけでもない。ただ、この渓流のしぶきを見ながらそのフレーズが思い浮かんだに過ぎない。
思えば川の一生は人生に似ている。山の頂に降り積もった雪は春になって溶解し滴となってせせらぎへと落ちていく。やがてそれは少しずつまとまって小川となり、そこには植物や昆虫、時には魚類すら生息するようになる。幼年期から、少年期への道筋に似ている、そして渓流の激しさ。これは青年期の激しい躍動をあらわすのだろうか。やがて川と川が出会い、人と人が結ばれていく。時には離散していく。やがて、水の流れは緩やかになり、大河となって海(死)へと向かう。
今日は眠かった。昨日の温泉疲れだろうか?せがれは疲れからか高熱を出して、妻は大わらわ。私が帰宅して食事もしないで寝てしまって少しお冠みたい。明日には良くなってくれるといいのだが・・・。
明日は土曜日の代休で休み。のんびり過ごそう。