世間のニュースがあまり気にならなくなっているのは、自分のことで精一杯なのか。浦和レッズが引き分け病だったり、大宮サッカー場がナックファイブスタジアムになったりと、行き帰りのカーラジオでは少し世間との関わりを感じることがあるのだが。
国民投票法案が成立した。賛否はあろうが、憲法改正の手続き法がないというのはいかにもおかしい。ただ、今回の法律には他の案件に関しての国民投票についての手続きが記されていない。それもあってもいいのかなと思う。
私は、昔はもっと強い改憲主義者だった。今は、そういう人が増え、さらに保守主義者もイデオロギーの不毛な論争の泥沼に入り込んでいると云うから、なんだか滑稽だ。かといって社民党のような強いリベラリズムは相変わらず下火だし、私も好きになれない。
フランスでも自由競争主義に梶を切ったらしい。日本は竹中改革で一足先に梶を切っている。いったい誰が勝者なのか。アメリカの巨大投資銀行なのか。石油を握る、メジャー、またはロシア国営企業なのか?
まあ、考えてもどうなることもないのだが。ゆっくりと本を読むような、老荘思想の世界のような、静かな心持ちであればそれでよいような気がするのだが。