私は社会の授業が

小学校の時から

好きではなかった

 

何が面白いのか

全く分からなかった

 

私が好きだったのは

算数・数学

そして

好きな範囲のみの理科

英語

 

でも高校の2年生で

文系に行ったのもあって

(大学に行くにも

 文系の方が選択肢が広いって

 先生のアドバイスで)

社会科の選択があって

嫌だけど

世界史・日本史・政経倫理から

どれかを選ばないといけなかった

 

地理は1年生で終えていたので

2年生では

その3つからの選択だった

 

そして

元々興味のない社会科

もう選択と言うより

削除方式

 

日本史を選んだけど

案の定

面白くもなんともない

興味もない

でも

先生が

めちゃくちゃ

面白い先生で

日本史より

先生が面白くて

いつも笑っていた

 

だから

一度も寝た事は

ない気がする

 

(因みにこの先生

 刀の鞘から刀を

 出す時のような格好で

 “や~~~”って

 寝ている人の所に

 向かって行ったりする

 笑わないでいられなかった私)

 

そして

2年生の一学期だけだったか

2年生通してだったか

忘れたけど

10段階評価の時があって

自慢じゃないけど

数学とか好きな教科は

9とか10とか

その辺の成績を取っていた

 

なのに

一学期の日本史・・・

10段階の1

 

この差って

凄くないかと

 

せめて2を取りたかった

なかなか1を取るって

無い事らしいけど

 

呆れちゃう

 

成績って大抵

他より良い教科があったりしても

どの教科も

大体同じぐらいの

成績だと思う

 

それなのに

この差

 

日本史

10段階の1

見事

夏休みは3日間の

補習に参加笑い泣き

女子は私だけ

 

友達もいない教室に

3日間向かうのが

凄く憂鬱で

絶対2学期は

3以上って

思った気がする

 

今も覚えているのは

3日間が

夏休みって感じの

澄み渡る青空だったって事

 

何故か

嫌だなぁって時は

いつも晴天なのが

皮肉だけど

励まされてるって

思えばいいのかも

 

まぁ今は

やっぱり

日本の歴史を

もっとちゃんと

勉強しておけば良かったと

凄く思う

 

もしかしたら

数学を学ぶより

ずっと

大切な事だったのかもしれないって

 

それでも

日本史に出てくる単語は

今でも

人の名前とか

戦いの名前だったりは

1をとったけど

覚えている

 

けれど

日本史は

単語を覚えたところで

そのものが

どうして起きたとか

その背景とか

何をした人とか

そういうのを

覚えていないと

全く意味がない

 

そして

私の中での

日本史の単語は

親父ギャグにのみ

活躍する

 

母が

飛んでる自衛隊の

ヘリコプターを

見て

「大抵は一機では

 飛ばないのに」

って言えば

私は

「百姓なら一揆だけどね」

とか

 

ドキドキする

って言えば

ドキドキ縄文土器

とか言ったり

 

そんな感じで

とにかく

親父ギャグに大活躍


私の中では

日本史の楽しさよりも

日本史の

じいちゃん先生の

インパクトが強すぎたのと

面白さが

上を行き過ぎて

内容が全く入ってこなかった

 

(いや先生の責任ではありません)

 

頭に残ったのは

単語と先生のユーモアのみ

なんだけど

それだけでも

残ったものがあって

良かったと思う

 

日本史は

今からだって

本を読んだり

学ぼうと思えば学べるから

やっぱり

あの

じいちゃん先生の

授業を

大笑いして

受けた

あの時間の方が

大きな思い出として

残ったから

それでヨシって思う