先週末、先々週末と、2週連続で先輩&友達がインドに遊びに来て
くれました。
駐在当初は「100人に声をかけても1人来るか来ないか(笑)。
」と思ってたけど。

お2人とも短い滞在時間だったけど、デリー市内観光に、タージマ
ハル、

そしてゴルフとしっかりフルアテンドして、お2人にはそれ
ぞれ少しでも

ご満足頂けたら良かったなー、と思ってます。


写真はデリー市内にあるクトゥブミナールとタージマハル。

2003年以来9年ぶりに訪問となりましたが、やはり一見の価値あり。

これからも時折訪れてみたいと思います。


お2人とも、遠いところから忙しい中お越し頂きありがとうございました!

2人から元気と活力を分けてもらうことが出来ましたーっ!!!




ちなみに最近は最高気温35度くらい。雨季が終わり、2nd summer突入です。

でも湿気が一気になくなり、ある意味過ごしやすいかも。 

というわけで、みなさま、是非インドに遊びに来てくださいっ。



れからのインドは気候がどんどん良くなる
のでお勧めですよ~。


まり。

雨が降ると毎日会社の前、そして町の至る所はこんな状況に。

まーさんの遥かなるインド道


昨日の朝、会社に行ったときのこと。朝からの雨で会社の前は水た


この水たまりを歩いて超えることはまず不可能。(ただし、裸足の現地人は例外的に可能。)


当社現地スタッフは会社の30メートルくらい手前から、オートリキシャ(電動3輪車)に乗って、最後の難関をクリアして会社にたどり着く。その額、約10ルピー(15円)とのこと。


彼らを見ていると、この有り様に特に不満は持っていない。日本人なら、きっと「何だよこの水たまりは。(自治体が)さっさと何とかしろよっ!」となるだろう。しかしインド人は全く持ってそういう様子はない。むしろ楽しんでいる。


おそらく「今日も強い雨だったな。また水たまりができちゃった。あーあ、大変だな。」くらいにしか思っていない。


おそるべし、インド!

先週の日曜日のこと。


テニスに行こうと思ってドライバーのラグビールに早朝から来てもらっていた。しかしちょっとした事情によりテニスへの参加を見合わせ。その日はテニスの友人の送別会を昼過ぎから我が家でやることになっており、テニスに行くのをやめて準備に専念することにした。


ラグビールには、「10時くらいに買い物に行くからそれまで待っていてほしい。」とお願いし、家の下で待ってもらっていた。


10時20分くらいだったろうか。ラグビールから電話が。準備をしていた俺は「しまった。ラグビールからの催促の電話か。もう20分も過ぎたしな。せっかちなインド人め(笑)。」と思いながら電話を取った。


すると何やら興奮気味のラグビール。興奮していて、普段でさえ聞き取りにくい彼の英語がさらに聞きにくい。良く聞くと、「今は外に出るな。」と言っている。理由がさっぱり分からず、何で?と尋ねると、興奮したラグビールはごにゃごにゃ何か言っている。ちょっとイラっとした俺は、「は?何?はっきり言ってよ。」と怪訝そうに聞き直した。すると「ゲイ、ジーエイーワイ(GAY) イズ カミング。云々」と言っている。


ゲイ?GAY??? はぁ???


何のことやらさっぱりわからない。すると・・・、程なくして何やら玄関の外が騒がしい。我が家はアパートの3階部分にあり、3階には我が家の他にもう一つ家がある。玄関は向い合せ。そこから何やら大きな人の声が聞こえてきた。


何だ?まさかこれはゲイの仕業なのか???


玄関ドアののぞき窓から見ていると、そこには体格の良さそうな女が数人いて、向かいの家のベルを押しながら、玄関ドアに向かってヒンディー語で言っている。何を言っているのかは当然さっぱり分からない。


声は次第に大きくなる。かなり激しい。さっぱり意味が分からず、朝から来てくれていたマリアに事情を尋ねると、どうやらゲイたちは金をせびりに来ているらしい。


そう、ここインドではゲイたちは、当然まともな仕事につけるわけもなくお金をせびる、つまりbeggar(ベッガー、つまり物乞い)として生きているようだ。ところが始末が悪い。インドでは街の至る所に物乞いがいる。車で交差点で信号待ちをしているとき、窓をたたきながら金をくれ、と言ってくるのは日常茶飯事。マーケットを歩いていれば、子供たちが寄ってきての金くれ攻撃は当たり前。たまにゲイも街角で物乞いをしている場面に遭遇する(自分の経験ではある特定のエリアにいるような気がする。)。


マリア、そして後にラグビールから聞いた情報によると、彼らは次のように行動、お金をせびりに来るらしい。


・ゲイには自分たちのテリトリーがある。
・テリトリー内での物件の建築、おめでたい出来事(結婚、出産)をチェックし、細かく把握している。
・新築物件を購入した場合、彼らは住民が済み始めるとお金をせびりに来る。出産、結婚の時も同様。
・基本的に払うまで帰らない。相場は新築で10,000ルピー(約15,000円)程度ではなかろうかと。ただしこれは家の格によって変わるらしい。出産や結婚の相場は未詳だが、どうやら同程度ではなかろうかと。
・一度来れば二度と来ない。
・ただし、ディワリと呼ばれるヒンドゥー教の新年のお祝い(毎年10月末~11月頭くらい)の時には、無差別攻撃(せびり)を仕掛ける場合がある。


恐るべしインドのゲイ!!!


のぞき窓を見ていると、最初は奥さまが出てきたものの、一度ドアを閉めた。その後声は一段と大きくなり、ご主人登場。激しく言い争っている。


そこにマリアが後ろから、「サー、覗いてるとこっちにも来るかもしれないから、窓をふさいだ方が良いです。」とアドバイス。ガムテープでのぞき窓を塞ぎ、中継は音声のみとなった。結局30分くらいのドタバタが続き事態は沈静化。我が家には幸い来なかった。


後から聞くと、向かいの家は2,000ルピー(約3,000円)を支払ったとのこと。我が家同様賃貸なのに、5人のゲイに囲まれしぶしぶ払ったらしい。ちなみに、通常賃貸の場合はゲイはせびらないらしいが、ゲイたちもきっと引くに引けなかったんだろう。落としどころとしてはやむを得ない、と言ったところか。


我が家に来なかった理由は、ガードとラグビールが「今は家に誰もいない。メイドが掃除をしているだけ。」と説明してくれたから。ガードがいるならそもそも敷地に入れるなよ、と言いたいところだが、ゲイ5人を相手にはさすがのガード(インド人のガードは座っているだけ。決して屈強な男どもではない。)も太刀打ちできずか。まあ、やむを得ないだろう。


そしてどうやらゲイは我が家にも過去3度金をせびりに来たらしい。その時は幸い家に不在だったので、ついこの前までこんなことが行われているとは全く知らなかった。いや、これからも知らなかった方が幸せだったのかもしれない。


こうして恐怖のゲイ来襲は過ぎ去った。


だが、ディワリの時は要注意である。彼女(彼?)らの無差別攻撃を受けたらひとたまりもない。

インド人とは一体どんな人たちなんだろうか。


彼らに共通するものを、これからここにまとめておくことにしてみた。


数年後、どれだけの定義ができるのか、今から楽しみである。


読者のみなさん、追加・修正・アドバイスがありましたら是非お願いします。


<インド人とは>


・車を運転するとき、少しでも前に行かないと気が済まない性分である。

・車を運転するとき、少しでも隙間があれば水の如くその隙間をうめたがる性分である。

・車を運転するとき、あいさつ代わりにクラクションを鳴らさないと気が済まない性分である。

・ティーケ(YES)と言うとき、どや顔をしたがる人の集まりである。

・待ち時間を相手に伝えるとき、1minutesは10分、2minutesはそれ以上、5minutesはいつになるか分からない、という独自の時間軸を持っている人たちである。

・どんな局面においても、明らかにその人に非がある場合でも、徹底的に自分の非を認めない人たちである。

・インド人は総じて足が長い。

・自分に与えられた仕事以外のことは、極力手を付けないようにする。

・道が分からなくなった時に尋ねると、かなり丁寧に教えてくれる。




などなど。


適宜アップしていきます!



まーさんの遥かなるインド道-マツタケ

こ、これ松茸?

インドで松茸です。そう、もちろんニセモノ、のわけもなく、実はブータン産の松茸を頂いちゃいました!大きさが分かるように携帯を横に置いてみましたが、かなり大きい(15センチ前後)です。もちろん香りもgood!

ブータンの松茸というのは知らなかったので、ネットで調べてみると「ブータン産のマツタケは日本産のものと最も近いと言われ、非常に風味豊かな味わいです。」というコメントを早速発見!

早速松茸ごはんを炊いてみた。

う、うまい・・・。

日本で食べる松茸に負けず劣らず・・・。

でも困ったことが一つ。

そう、こんなに食べきれないよー(嬉泣)。
なんて、インドに来てから初の嬉し泣きかも。

もうカレーばっかり食べてるんでしょ、とは言わせませんからねっ!

まーさんの遥かなるインド道-シャワールームガラス崩落1

まーさんの遥かなるインド道-シャワールームガラス崩落2
ここのところ忙しくてついつい執筆が滞ってしまいました。今日はちょっと前に我が家で起こった事件を。

遡ること3週間。7月末のことでした。国内出張に行っている時のこと、マリアからの連絡があり、何やら緊迫している様子で、

マリア「サー, ギャス ブロークン、ウォッシングルーム!!!

俺「は?何言ってんの?ガス?トイレにガスはないでしょ?」

マリア「ノー、サー。シャワー。ギャス。プロブレム!

俺「は?シャワールーム?ガス?ん?爆発???」

マリア「ノー、サー。」

俺「もうわからないからいいや。ランジュラ(オフィスにいる総務担当の女性。とても親切で気配り満点。)にヒンディー語で話して。後で聞くから。


電話を切った後、どう考えてもわからない。いったい何が起こったのか?爆発じゃないって言ってたし。

そんな中、暇を見つけてランジュラに電話。すると、、、

ランジュラ「川島さん、シャワールームのガラスが壊れたみたいです。マリアが朝家に行ったら、割れてたみたいです。」

俺「え”?ガラスが壊れた?ケガなかったの?(マリア、大丈夫か?)」

ランジュラ「マリアが家に行ったときにはすでに壊れてたみたいです。ケガはしていないみたいです。」

俺「でもさ、ガラスが自然に壊れるわけないじゃん。(本当は掃除中にぶつかって壊したんじゃないの?)」

翌日、家に戻ってみるとこの写真の状態。飛び散っているガラスの様子からすると確かに自然に壊れたようにも思える。出張から帰り、着替えて荷物を取り替えてすぐに日本にいかなければならなかったこの日。たった30分の我が家の滞在中にマリアに事情を聞くと、彼女が不在の間にこの状態になっており、自然に落ちたと思われるとのこと。

恐るべしインド。見えない何かがガラスを破壊したのか!

はたまた、単純に取り付けが甘くて自然に崩落したのか。

間違いない、99%、いや100%後者である

しかしこれがシャワーを浴びているときだったら、どれだけ怖かったことか。それだけで良しとしよう。

3週間たった今でもこのガラスは直っていない。直後に直すように指示したけど、さすがインド。未だに見積もりすら出てこない。もうあきらめた。達観してきた自分が怖い。

そして我が家には同じようなシャワールームがあと2つある。もちろんその日以降使っているのはこのうちの1つ。修理の依頼と同時に、残り2つのガラスがちゃんと取り付けられているのか検査するよう依頼したが、いまだ業者は来ていない。

毎日のシャワーが、ガラス崩落の恐怖にさらされながらの戦いである。

ちなみに修理費用は自腹(泣)。オーナーに「勝手に落ちてきた。」と説明するも「そんなはずはない。ありえない。」と。

あー、恐るべしインド、恐るべし新築物件。まだまだ戦いは続く。。。

※マリアのglass発音がgasに聞こえてさっぱり意味が分からなかった。この時、昔高校1年生の時に献血のお手伝い(ボランティア)をした時のこと、外人が来たので記入用紙に名前やら個人情報を記載してもらった際に「誕生日(birthday)を書いてください。」と言ったのに、「bus day?何それ?」って言われて最後までbirthdayを伝えることが出来なかった自分を思い出しました。英語の発音って難しい、のかな(笑)。
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驚くべき返信から、一部引用してみる。


『弊社BD/DVDのサービス担当に確認したところ、「xxxxx」はDVDに関してはリージョンコードの処置を施せるという見解です。従って日本のDVDも再生可能になります。技術者が正しい知識をもっていなかったことに対し、深くお詫び申し上げます。』


呆れると同時に、先の敗北宣言を即座に撤回したのは言うまでもない。つまりこれでまた一筋の光明が見えてきたのだ。このBDプレーヤーで日本のDVDが見れる!


そして返信はこう続いていた。


『お急ぎであれば、サービスセンター、またはご自宅に弊社BD/DVDのサービス担当(もしくは正しい知識を持った技術者)を向かわせ対応を致します。』


俺は迷わずサービスセンターを選んだ。なぜなら、また自宅に技術者が来て同じことの繰り返しになるのがあまりにも容易に予想できたから。であれば、自ら(※ラグビールが)サービスセンターに持って行った方が確実だ。これまでの経験を活かし、俺はそう考えた。これで確実にDVDが見れる。これまでの暗雲から一転して、まさに梅雨明けの晴れ空が俺の前に広がった瞬間だった。


だが、やはり俺はまだまだ甘かった。インド人、いや、インドを全く理解していなかったことにこの後気が付かされる。


指示通りプレーヤーを持って行ってくれたラグビール。彼がプレーヤーを持って行った日の夕方、ラグビールがデスクにやってきた。珍しい行為である。もう出来たのか、その時俺はそんな期待をしてラグビールに問いかけた。


俺「もう出来たの?」
ラグビール「No Sir. shopにDVDを持ってくるように言われたので貸してください。」
俺「は?DVD?そんなもんなんで持っていく必要があるの?」
ラグビール「そのDVDで動作確認をする必要があるからです。貸してもらえませんか。持って行きますので。」


これまで散々サービスセンターに(ラグビールを)通わせておいて、この後に及んで持っているDVDを現物で確認する?冗談じゃない、(ラグビールは)そんなに暇じゃないんだよ!!!


俺は怒っていた。俺の怒りは、T-falのマーケットシェアを即座に奪えてしまうような、画期的な瞬間湯沸かし器並みの早さで、急激に沸点に達したのは言うまでもない。


動作確認をするのは理解できる。そして確かにその方が作業が確実に終了したことを確認できる。でも、だったら最初から言ってくれればいいのに(号泣)。こんなことなら、サービスセンターに持っていかないで、自宅に呼べば良かった。だが既にBDプレーヤーはサービスセンターにある。時、既に遅かった・・・。


俺「ラグビールさん、そんなもの持っていく必要はない。取りに来てもらうから、持って行かないでいいよ。」
ラグビール「で、でも・・・。」
俺「俺から電話するからもういい。」
ラグビール「イ、イエッサー。」


そんなやり取りを経て、夕立が強く降りしきる日の夕方、X社サービスセンターから1枚のDVDを取りに来てもらうことになった。あの強かった夕立は、きっと俺からの少しの抵抗を天が汲み取ってくれたのかもしれない。彼はDVDと引き換えに1枚の手書きの預かり証を置いて行った。だが、それは水に濡れてインクがにじみ、一体何を書いているものなのかさっぱり分からなかった。


そして、多分取りに来てくれたX社スタッフは、本件に何にも関係ない人だったと思う。ごめんなさい。そしてありがとう。この場を借りて、彼にはお礼申し上げたい。


翌日、ようやく我が家に日本のDVDが見れるBDプレーヤーが到着したのであった。shopで購入してから1か月以上。実に長い時間を費やした買い物であった。


プレーヤーのセットに感動した俺は、これまでの出来事を走馬灯のように思い出しながら、記念すべき1枚目に「ターミネーター4」を選び、お気に入りのソファーに寝っころがりながら鑑賞した。


だが、それ以来、実は一度もDVDは見ていない。


今、BDプレーヤーは、完成したばかりのTVボードの指定席に、何事もなかったかのように静かに座っている。


おわり

実は技術者が来た当日、俺はラグビールを向かわせていた。リージョンフリーの処理は簡単な作業と聞いていたし、それが済めばDVDを入れてチェックするだけだ。そして何より平日の昼間だったから。当然会社を休むわけにはいかない。


そして技術者との約束の時間を過ぎたころ、ラグビールからの着信が携帯に届いた。完了報告か。これで終わったな・・・。その時の俺は何か重いものが、ようやく取り払われたかのような安堵を覚えていた。そして、携帯を取った。


俺は安心しきっていた。だが、あの時の俺は甘かった。


ラグビール「Sir。技術者がこのプレーヤーでは日本のDVDが見れないって言ってます。」
俺「?」
ラグビール「Sir。聞こえてますか?技術者がこのプレーヤーでは日本のDVDが見れないって言ってます。」
俺「?。ラグビールさん今何て言った?」
ラグビール「Sir。ですから、技術者がこのプレーヤーでは日本のDVDが見れないって言ってます。」


この時、世界の時間が少なくとも確実に3秒は止まったはずだ。少なくとも、俺の周りのすべてのものは、原子レベルに至るまで確実にその動きを止めていた


俺「あ”(怒)?何言ってんの?技術者に代わってよ。」
技術者「ペラペーラ。ペラペーラ。(このプレーヤーでは日本のDVDが見れません、ということをやたら長く説明している。)」
俺「話が長いんだよ!言ってる意味が分からない。俺はリージョンフリーをしてくれとお願いしたから、今君がそこにいる。できるできない、とかを聞いてるんじゃないんだよっ。」
技術者「ですから、これはできません。」
俺「俺は確認してんだよ!店で買うとき、X社の日本人にも、それからサービスセンターにも。なんで今更できないって言ってんだ?意味が分からない。」
技術者「ペラペーラ。ペラペーラ。(再びこのプレーヤーでは日本のDVDが見れません、ということをさらに長く説明している。)」
俺「黙れ。今から行くからそこで待ってろよ。」


この時の俺はかなりエキサイトしていたようだ。会社のデスク周りのスタッフは、確実に何か俺が怒っているということを明らかに察知していた。電話を切り、俺は速攻家に向かった。到着すること5分後。家に入ると、ラグビール、マリア、技術者が神妙な面持ちで待っていた。


技術者に一体何故できないのかを問いただすと、技術者は先程と同じ説明を繰り返す。そして俺は何度も確認した旨を伝えるが、技術者は自信満々に「絶対にこのプレーヤーではリージョンフリーはできません。」という。


俺は技術者にこう伝えた。ということはSHOPもX社の日本人も、そして君を派遣してきたサービスセンターも全員俺に嘘を教えたってことなんだな。君は技術者だし、毎日こういう仕事をしてるんだろうから、君を信用しよう。今日は帰って良し・・・と。


技術者を帰し、会社に戻った俺は確実に怒っていた。そして怒りながら必死で考えた。SHOP、X社日本人の方、サービスセンター、そして技術者。どうして誰も何も解決してくれないんだろう、一体誰がこの問題を解決できるのだろう。


俺は決断した。敗北宣言を。もうあきらめて、確実に日本のDVDが見れるDVDプレーヤーをもう1台買おう。BDプレーヤーは、インド映画再生専用機にでもしてしまおう、と。


あの時の俺はもう疲れ果てていた。そして最後に、X社日本人の方にメールを送った。一部を抜粋する。


『最後にご確認頂きたいのですが、購入させて頂いた「xxxxx」という機種では、リージョンフリーの処置を施すことができず、従い日本のDVDの再生はできない、ということで正しいでしょうか。
その理解であればこれ以上何も進まないと思いますので、改めてDVDプレーヤー(リージョンフリーが可能で日本のDVDが確実に見れるもの)をもう一台購入しようと思います。今回大変お世話になりましたし、同じ失敗を繰り返さないためにもあらかじめお伺いしたいのですが、この目的を果たせる低価格機種がありましたらあらかじめ教えてくださると助かります。購入したSHOPではない別のSHOPで購入を検討しようと思います。』


すると、即座に返信が返ってきた。それも驚くべき内容で・・・。


つづく。次号、いよいよ完結編!!!

届くはずであった日からおよそ2週間。ついにその日はやってきた。忘れもしない7月2日の月曜日。ついにBDプレーヤが我が家にやってきた。


・・・なぜか2人のインド人とともに。


BDプレーヤーの納品だけに2人もいらんだろっ!と心の中で突っ込んだ(はずだ)が、そう、ここはインド。人件費が安い国。2人いたからと言ってそれがBDプレーヤーのコストに大きく響くはずがない。しょうがない、良しとしよう。


2人のインド人はテキパキと箱から新品のBDプレーヤーを取り出し、次々と流れるように配線をつなげていく。(注:電源コードとテレビとつながるHDMIケーブルだけなので、誰がやってもテキ・パキの2作業、正味15秒で終わる。)そして得意げに「完了しました。」と言う。


分かるよ。見てりゃ。俺が自分でやれば君たちより5秒以上は早くできるし・・・。


そして今回学んだ「何事も目の前で確認することが何より大切」、という教訓を早速活かし、テレビをつけて動作確認。shopでもらった訳の分からないインド映画のDVDをトレーに挿入。トレー、ちゃんと閉まる。そして、ちゃんと画面が映る!これが待ちに待ったDVDの画像だーっ(嬉泣)。


君たち、良くやった!!!俺は1か月も待ったんだ、この瞬間をーーー!!!
んじゃ、次に本命の日本のDVDね。これ入れて試して♪


インド人「?」
俺「だから、これもテスト。リージョンフリーの処理してきたでしょ、(正しい発音で)REGION-FREE!!!」
インド人「?」「このBDプレーヤーはインドのDVDしか見れませんよ。日本のは見れません。」
俺「???。知ってるって。だから頼んだでしょ、リージョンフリーの作業REGION-FREE。それやって、動作確認してから持ってきてって言ったじゃない。」
インド人「そんな話聞いてません。これは何もしていない状態です。だから映りません、日本のDVDは。」


おいっ、一体どーなってんだよーーーーーーーー(怒)。


怒ること5分くらい。どうやって怒ったかは覚えていない。が、ここはインド。いくら怒っても響かない。さらに、インド人の「はい(YES)」の動作が火に油を注ぐ。日本人はYESの場合、首を縦に振るが、インド人は首を横(ななめ)に傾ける。日本で言うといわゆる首を傾(かし)げる動作がYESにあたる。皆さんに想像して頂きたい。こっちが怒っているときに、相手があたかも分かっていないかの如く首を傾げまくる。


お前ら、ホントに分かってんのか(怒)!!!首傾げてんじゃねーよっ。


この動作は恐らく日本人の99%に受け入れられない動作に違いない。もし『クイズ100人に聞きました』が今でも放映されていたら、確実に80人以上はこの動作を「日本人に最も受け入れられないインド人のしぐさ」と回答しただろう。


この無駄なやり取り、そしてかえってストレスが溜まってしまう無駄なやり取りをしてしまった自分が今では若かった(たった2週間前だけど)としか思えない。そう、ここはインド。これくらいで怒ってはいけなかった・・・。


結局、インド人はどこかと電話をして、翌日(後日と言ったので、絶対翌日と言わせた)技術者が来ることに。そして半信半疑で翌日技術者を待っていると、見た目が我々日本人に近いインド人(おそらくマニプール人)の技術者がやってきた。これで全てが終わる。この技術者が全て解決してくれるんだ。そして今日からDVDが見れる!この1か月の苦労が報われるんだ・・・。


俺は期待した。だが、その時の俺は確実に油断していた。そう、ここがインドだということを、ついうっかり忘れて・・・。長過ぎたトンネルをようやく抜けれるだろうという期待と、「見た目が日本人」の「技術者」という安心感があの時の俺を油断させたに違いない。


俺はまだまだ甘かった。


つづく

ようやくたどり着いたインド人責任者。ラグビールと責任者は直接のコンタクトに成功した。プレーヤーが明らかに初期不良であること、shopそしてサービスセンターの対応にたらい回しになっているので、とにかく何とかしてくれと申し入れるラグビール。

ここまで駆け上っていくと、さすが責任者、それなりの対応の良さで、不良ということを認め、新品交換してくれることに。これは確か金曜日の出来事だったと記憶している。責任者曰く来週早々には交換できるだろうと。俺はようやくホッとした・・・。

・・・って、ホッとするわけがない。賢明な読者ならおわかりだろう。そう、これまでに何度もインド人に騙されている。ここで日印辞典調べてみよう。

「来週早々」・・・来週月曜とか火曜日には約束できない場合に使用する。ほとんどの場合水曜日以降を意味することが多いが、そのほとんどが来週中を意味しないことが多い。日本語で意訳すると『再来週以降』が一番近い。

というわけで、ラグビールに①誰が交換対応の責任者で、②何日何曜日に、③受け渡しができるのか、ということを再度質問してもらう。25年も日本人の会社で働いてきたラグビール。残念ながら、彼は未だに日本人の思考が分かっていないようだ。そしてようやく引き出せた回答が下記。

①何とかというインド人担当者(名前は忘れた)が、②いつかは約束できないが大至急、③サービスセンターに届きます。結局いつもらえるのかさっぱり分からず。

こんなレベルの低いやり取りを経て俺は疲れ切っていた。その2日後の日曜日、運命を変える出来事が訪れる。5月頭から(ほとんど)毎週参加しているテニス。何とそこにプレーヤーのメーカーであるX社の方がいらっしゃるという。これまで面識がなかったが、この話をしていたらテニスで紹介してくれると。

そんな6月17日の日曜日、コートの傍らでこの問題を仲間内に笑い話でしているところでAさんをご紹介頂き、Aさんは事の顛末を聞いてびっくり。早速同僚でCSご担当のBさんに連絡をして頂き対応してくださることになった。火曜日(6月19日)にはBさんから早速連絡が入り、本件責任者に連絡をしたところ最速で解決すべき課題と認識していると。今週中にはサービスセンターにて新品交換が完了する。そして全てフォローするので、何かあったら言ってくださいと力強いお言葉を頂いた。

日本人がこんなに輝いて見えた瞬間は、一体いつ以来のことだっただろうか。俺は大船に乗った気持ち、というのはこういうことだったと実感したのかもしれない。でもそれは束の間の出来事に過ぎなかった・・・。

そう、ここはインド、そうは問屋が卸さない。

この力強い追い風があれば、あわよくば今日明日(火曜・水曜)、ひょっとしたら木曜日、いや遅くても金曜日までには解決できるだろう。だって、新品交換するだけなんだから・・・。そんな期待を胸に、そしてサービスセンターにて新品交換の約束を取り付けた俺は、サービスセンターに連絡をし、リージョンフリー(※1話目参照)の処置を施してから持ってきてもらうよう依頼した。そしてサービスセンターもそれを了承した。

だが、俺はまだまだ甘かった。

翌日以降、待てども待てども連絡は来ない。今週中にはとのことだったので、金曜日に責任者に電話を入れるも、「本社からまだ新品が来ない。もうちょっと待ってください。」との一点張り。「週早々って言ってましたよね。どうなってるんですか?」と聞いても全く動じず。今週中との約束は早々に破られることになった。

でも、ここはインド。現品を手に入れるまでは一切油断しちゃいけなかったんだ、と改めて気が付いたが、時すでに遅し。その時の俺には待つことしかもうできなかった・・・。(AさんやBさんにプッシュすることはできたが、テニスでお世話になっている人たちにはとてもプッシュなどできようはずがない。)

この後事態は当然解決には向かうが、思わぬトラブルが潜んでいたとはこの時に気が付くはずもなかった。そう、ここからはリージョンフリーがキーワードとなる。

つづく