続きです。

④新薬の話

6年前には化学療法は抗がん剤のダカルバジンしかなかった。でもそのあとにいろんな新薬が使えるようになって、すごいな~と思っていましたが、この機会に理解が深まりました!!

 

現在の新薬。大きく二種類。

 

一つ目。「分子標的薬」

名前の通り、特定の分子(がん細胞の増殖に関係する分子とか)を標的にし、がん細胞の増殖を抑える薬。抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常細胞も破壊するのに対して、分子標的薬のターゲットはがん細胞だけ、と。BRAF(ビーラフ)変異を持っている場合に使用可能。メラノーマ患者では25~30%の割合で持っているとのこと。すぐ効く、しかし耐性もつく。「耐性ってなんだよ!(涙)ずっと効いてよ!」って思うけど、鼻炎の薬とかでも耐性できますものね。。シクシク

 

今のところ使用可能なお薬は下記の3つ

 

ベブラフェニブ(製剤名)=ゼルボラフ(一般名)

ダブラフェニブ(製剤名)=タフィンラー(一般名)

トラメチニブ(製剤名)=メキニスト(一般名)

 

二つ目。「免疫チェックポイント阻害薬」

がん細胞は免疫細胞の働きにブレーキをかける仕組みがあるらしい(敵ながらすごい仕組みだね)そのがん細胞によってかけられたブレーキを解除するお薬。その結果、自己の免疫細胞が思う存分、がん細胞を攻撃できるというもの。効き目はゆっくりだけど、長期で効く。

 

今のところ使用可能なお薬は下記の3つ

 

ニボルマブ(製剤名)=オプジーボ(一般名)

ペンブロリズマブ(製剤名)=キイトルーダ(一般名)

イピリムマブ(製剤名)=ヤーボイ(一般名)

 

いままで、製剤名と一般名が混在してたのがすっきり♪

 

次回は上記6種類の薬について、メモしたことをまとめます。