羽生結弦=劇場/ピアノ演奏に通じるバトン氏の言葉【釘付けの感動】【切れ目ない表現】 | 愛の夢のつづき

愛の夢のつづき

指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
羽生結弦選手 浅田真央さんを応援しています。

NEW★★愛の夢音楽祭(純益全額寄付)★ちらし兼進行表★★ PDFです

★愛の夢音楽祭での羽生選手A3ポスター頒布★セット数制限を無くしました★

 

次ページ、■ピアノの先生が子供の曲を学ぶ(バイエル、バロック小品、等々)

■ゴージャスな名女優 浅田真央

■あれっ、戻っちゃったかな?/ りえさんのピアノ進化日記3

■真央さん、ソチのラフマニノフで「あの人の為に」とひとつひとつ・・

★愛の夢音楽祭前後の東京レッスン

・・・にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへクリック、よろしくお願い致します。。

 

 

 

「アナザーストーリーズ~メダリストが語る最強伝説」は

 

羽生選手の凄さを改めて感じつつも

 

フィギュアスケートというジャンルに限らず

 

ピアノの演奏にも通じる

 

「学び」のあるドキュメンタリーでした。

 

(連覇決定直後)

 

 

羽生選手の66年前に五輪連覇を達成した

 

フィギュアのレジェンド、ディック・バトン氏(89歳)。

 

毒舌振りと、

 

名選手達への絶賛振りの落差が凄かったです。(^_^;)

 

(真央さんについてはこちらの記事に書きました)

 

 

バトンさんの評価基準は、

 

人を釘付けにし、感動させる「劇場」であるかどうか、、

 

つまり芸術としての価値を基準とするものでした。

 

 

彼の視点では

 

伊藤みどりさんの空中高く跳ぶジャンプも

 

人を釘付けにする芸術のひとつでした。

 

 

釘付けにする感動と共に

 

彼が大切だと考える

 

「ひとつの表現として繋がっていること」

 

というのは音楽の演奏でも、

 

私がとても大切と考えていることです。

 
(バトン氏)「他の選手は 難しいジャンプを跳び終わると
『終わった感』が出ちゃうけど」
 
「彼は切れ目なく シンプルに 演技を続けている」

 

 

プログラム全体がひとつになるために

 

ジャンプも切れ目なく、音楽の流れに乗って跳ぶべき。。

 

 

 

つまり、音楽で言えば、

 

ひとつのフレーズが終わったからと言って

 

総ての物語が終わったわけではありません。

 

 

 

場面転換があったり、

 

次のフレーズを歌うための呼吸があったりしても、

 

最後まで

 

ずっと流れていくことが大切です。

 

 

 

もっと細かく言えば、

 

ひとつひとつのモチーフ(最小の「単語」のようなまとまり)や

 

フレーズ(モチーフを連ねた「文章」のようなまとまり)を

 

変化をつけて表現しながらも、

 

それらを、どう繋げてひとつの流れにするか

 

・・というのは、とても大事なことです。

 

 

ひとつの曲が

 

ひとつの物語であるかのように。

 

あるいは、1枚の絵であるかのように。。

 

 

 

フィギュアスケートの演技も

 

本当に素晴しい演技というものは、

 

そこが違うのだというバトンさんの解説に

 

深く納得したのでした。

 

 

 

バトンさんは

 

2度の金メダリストであるだけでなく

 

フィギュアスケートを「劇場」にするために

 

考え、努力して歴史を作ってきた方です。

 

 

 

それまでゆったり優雅に滑るだけだった

 

フィギュアスケートに

 

「人の心を動かすため」の要素として

 

3回転ジャンプや、

 

フライングキャメルスピン等の

 

ダイナミックな技を加えました。

 

 

フィギュアスケートを【劇場】にしたわけです。

 

 

 

「表現」でフィギュアスケートを進化させた

 

バトンさんによって語られた

 

羽生選手の2度目の金メダルの演技は、

 
「遥かに人を惹きつける演技になっていた。
 
よりシンプルなのに、
 
より伝わるものがある。」
 
そんな言葉が嬉しかったですね。
 
 

 

この番組の良さは書ききれません。

 

 

 

インタビューに答えた最高レベルのレジェンド達は

 

それぞれの価値観で

 

いずれも、フィギュアスケートの未来を考える人々でした。

 

 


競技としてのフィギュアスケートの
 
レベルを上げたいプルシェンコ氏からは・・・
  
「私が去っても 彼が参加し続けることで
オリンピックという最高の戦いのレベルが保たれる」
 
・・と競技のレベルを左右する存在と言われ、、
 
 
 
フィギュアスケートに関心の低い南欧で
 
フィギュアスケートを広める努力をしている
 
元世界王者で
 
羽生選手の良き理解者・親友ハビエル・フェルナンデス氏は・・
 
「実は僕は (ユヅルが)落ち込んだからこそ
とんでもない復活を遂げられるんじゃないかと思っていました。
 
ユヅルは総てのマイナスを一気にプラスに変えられる。
それだけの力をもった人間ですからね。
 
という絶対的な評価、、というより、信頼を語りました。
 
 
最大のライバルを憎んだり妬むのではなく、
 
愛し、リスペクトし、大切にする、、、
 
こんなメンタルで努力するからこそ、
 
世界一を争うレベルまで行けたのだろうと考えると、
 
これは、どういうジャンルであっても
 
学べることではないかと思うのです。。
 
 
 
ハビエルが世界王者になった時の結弦くんの言葉・・・
「勝ったのが君で 本当に嬉しい」
 
「僕は今日 頂点にいないけど
そこからの景色を君と一緒に見ている」
 
 
 
最大の敵が最愛の友・・というところまでは
 
滅多にはできないことかもしれませんが、
 
人を憎みながら何かを成し遂げるより
 
愛と尊敬を持って競い合い
 
努力する方が心地よい世界に生きられることは
 
確かだろうと思うのです。。
 
 
 
 
再放送は、2月4日(月)
 
NHKBSで、午後11時45分からです。
 

このような記事では語りつくせない

 

貴重なドキュメンタリーでした。

 

BSご覧になれる方は、是非。。

 

 

 

そして、、bluedragonazさんが

 
大変なお手数をかけて
 
このレジェンド達のインタビューを
 
見事に文字起こししてくださった上に
 
過去の放送や出版物でのインタビューの言葉なども添えて
 
連続の記事を書かれています。
 
 
リンクの許可を頂きましたので
 
よろしかったら以下へどうぞ。
 
特に印をつけたバトンさん関連記事は面白いです。。
 
 (羽生選手が、外国でどれほど高く評価されているか・・)
 
 (バトン氏の功績とジャンプの歴史)
 

 

アナザーストーリーズ(3)★皇帝プルシェンコを燃え上がらせた羽生with「蒼い炎」

 

アナザーストーリーズ(4)★ジャンプの流儀(ディックバトンと羽生)

 

アナザーストーリーズ(5)「ユヅルは点数を超えた感動を与えることができる」(ディックバトン)

 
 
以下のリブログはその5です。

 
bluedragonazさん、ありがとうございます。
 
 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

クリックお願いします! 

 

このボタンをクリックして頂くと IN ポイントになり、

表示される一覧から、

「愛の夢のつづき」をクリックして頂くと OUT ポイントになります。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへにほんブログ村ピアノ

 

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへにほんブログ村スケート・フィギュアスケート

 

 

ありがとうございます(^_^)

 

愛の夢音楽祭お申込みはこちらから♪

よろしくお願い致します。

 

                 Megumi(野谷 恵)