十列縦隊をなして、地平線まで、延えん、蛇行しながら歩いていく。
どこからか、声が聞こえて、お前の夫は、あそこにいる、と言ったそうだ。
たしかに、ただ一人、立ち止まって、こちらを振り向いている若い男がいた。
いやだ、いやだ、いやだ。
若かった祖母は、興奮の余り目が覚めてしまった。
だが、何十年も経って、孫の私に言った。
あれは、とうさんだったわ。
どこからか、声が聞こえて、お前の夫は、あそこにいる、と言ったそうだ。
たしかに、ただ一人、立ち止まって、こちらを振り向いている若い男がいた。
いやだ、いやだ、いやだ。
若かった祖母は、興奮の余り目が覚めてしまった。
だが、何十年も経って、孫の私に言った。
あれは、とうさんだったわ。