特攻隊員候補者だった叔父の清。

海軍兵学校に、歳をごまかして入学した。

特攻の際には、同僚たちから、お前は歳が下だから列の後ろに並べと言われた。

同僚たちは全員帰ってこない。

列の最前、後ろがいなくなったときに敗戦となった。

東京に帰ってきて、ぐれて、ケンカに明け暮れていたと、清の弟の博が言っていた。

祖母が、清を探し回り、やっと闇市で見つけ出し、ほっぺたをひっぱたいて家に連れ帰り、やっとこ大学に入れた。大学では高倉健と同期だった。