いつも一緒
さみしさをまぎらわす
くだらないエピソード
前を歩きたくても
真剣に聞き入った
仲の良い二人
手をつないで歩く
心地好い空気
季節は問わない
いつも一緒にいれば
何も怖くなかった
ぬくもりだけで
越えてみせられた
いつも一緒にいれば
怖いものなしだった
強がりだけが
二人の敵だった
くやしくて泣いたとき
輪がとけるのを待って
泣き止めた頃にふと
近づいて来てくれたね
あつく込み上げる
真新しい涙
心配かけたけど
もう平気、大丈夫…
｢いつも一緒｣が
あたりまえになるにつれて
ぬくもりだけじゃ
越えられなくなる
｢いつも一緒｣が
あたりまえになって、ついに
強がりという
一生傷を負った
──どんなに力
ためても戻らない
どんなに心
念じてみても──
いつも一緒にいれば
何も怖くなかった
ぬくもりだけで
越えてみせられた
いつも一緒にいれば
怖いものなしだった
強がることを
二人が知る迄は
｢いつも一緒｣が
あたりまえじゃ
なくなるのなら
さみしさなんて
毎食でもいい
(c) shesquay
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