私たちのつくるものは、

ほとんどが陶磁器から出来ています.

でも、何をつくるかは決まっていません.

私たちは、それが何かということよりも、

手にした人に何をもたらすかに興味があります.


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トップページに飾られていたコトバ。

抜粋だけど、素敵なコトバだと思った。



先日、偶然の出会いで知った。




『本当に素敵な陶磁器のオブジェをつくるの』




おしえてくれたそのひとは


自分のつくった作品を魅せるように、


本当に本当にうれしそうに語っていた。



その日、初めての不思議な出会い、めぐり合わせ。


不思議な夜だった。



今生きている場所や、環境がちがっても


どれだけ素直になれるかが大切だと、あらためて思った。


人間のつながりってそういうもの。



なにかをつくりだす、そのなにかは、


必ずしもすべての人がほしがる為のなにかじゃない。



自分という人間を認めてもらうように


自分のつくりだしたものの価値を認めてくれたひとが


どれだけ喜んでくれるかと、いうこと。



こころの豊かさとは、そういうことなんだと思う。

少し前の夏。






金沢にある21世紀美術館へ訪れた。



そこではロン・ミュエック展をやっていた。





MUECK


青く透けた毛細血管と、




水分をふくんだ皮膚の質感と、




うっすら皮膚の膨らみでわかる背骨の並びと、




赤ちゃん特有のボンレスハム皺。







巨大だから、本物よりもリアルなんだろうか。


本物と縮尺が違うから、より繊細にみえるのだろうか。





そんなこと、





いくら考えてみても、わからなかった。






その上、普段あまり観なれない人間味の強さに酔った。






とにかく彼は

人生の中で、膨大な時間を割いて


自分の表現したいものを、


おかしな縮尺で





表現しているように思えた。



ブランコ 2   ブランコ


人それぞれ。


さいきん、そんなあたりまえのことを


忘れてしまいそうになる。



同じ景色も、


見る人によって、ちがうんだよ。


他人を気にしているヒマはないはずなのに。




あたしも、まだまだだな。。




ながいながい、冬。


そろそろ、冬眠は終わりにしないとね。