小学生のころ、昼休みや放課後はバスケやサッカー、そしてゲートボールに明け暮れた。
あれは
小学校5年の春の夕方だった。
俺は1つ上の学年の奴らや中学へ行った奴らと、小さなグラウンドでサッカーをしていた。
俺は
FW以外は絶対やりたくない!俺がシュートを決めるんだ!
みたいなキャラだったので前方でプレイをしていた。
誰かがボールをおもいっきり蹴って俺にパスをした。
が
そのパスは強すぎ、俺の胸部へ超絶アタックした。
俺はその場で倒れた。
俺が取りこぼしたボールを相手チームが奪い、攻撃が逆転した。
そいつに夢中になっているせいか、倒れている俺に誰も気がつかない。
俺はかなり息が苦しかった。まわりがぼやけて見えた。
なんとか仰向けになり、息を精一杯した。
俺はその時、穏やかな夕焼け色に染まる空を見た。
そして周りから音が消えた。
空には巣へ帰る一匹の鴉がいた。
あ、からす
そう思った瞬間に周りに音が戻った。
相変わらず、息が苦しい。
なんとか
呼吸が楽になり始めたころ、また音が消えた。
一瞬、なにか包まれるような感覚を覚えた。
が
その感覚は寝そべっている俺の頭に転がってきたボールによって消された。
あの時の感覚は
いまだ忘れられない。
なんだったんだろw