前回アメリカ女性と日本女性の違いについて書いた時興味深いコメントをいただきました。
「日本人女性ってアラフォーになると就職が難しかったりと年とればとる程生き難しいです。」
ちょっと悲しい事実です。
女性が自立しにくい社会を変えていくのは今後の日本の課題だと思います。
必ず改善される日が来ると思うけど、やはり日本人の私達が
「変えていこう!」
という意識を持つ事が大事だと思います。
なぜこんな事を書くかというと、最近、女性の自立についてディスカッションしている掲示板を見た時のこと。
「パートナーに自立して欲しい。」という男性に対し
「好きな人を幸せにしたいと思わないの?」
「私はそんな甲斐性のない人は嫌です。」
「私の夫は十分収入があるので・・。」
「夫の希望で専業主婦です。」(”夫の希望”という女性も多い)
・・というコメントがけっこうな割合でついていたのです。
売り言葉に買い言葉かもしれないし、顔が見えない分、歯に布を着せぬコメントが出来たのかもしれないけど、女性は家庭に入る事がステータスというか、幸せの条件と思っている人が意外といるんだなぁ、という印象を持ちました。逆もしかりで女性は家庭に入って欲しいと思っている男性もまた高確率でいるんですね。
私がアメリカ社会で感じるのは、
共働き率多し。
Los Angelesという所は、いくらお金があっても足りない土地なので一般的に共働きする家庭が多いと思うのですが、夫の給料だけで食べていける家庭でも女性の意思で共働きのケースも多いと思います。
「男性が家族を養い女性が家庭を守る。」という線引きが日本に比べて曖昧なのです。
この価値観が良く表れていると思うのが、結婚宣誓の時立会人の方が言った言葉でした。
翻訳は得意ではないので、本文で読める方はそのまま読んでもらえると嬉しい。
Love is also a friendship.
There can be no friendship where there is no freedom of individuality.
愛は友情でもあります。
個人の自由のないところに友情は存在しません。
私はこの文章を
夫婦は親友関係であり、親友の生き方を尊重が出来ない関係は愛ではない。
と言う風に解釈しています。
「主人の希望で結婚を機に仕事を辞めた。」
と言ったら、恐らく彼らは
「夫が妻の生き方に干渉し、彼女の選択肢と自由を奪うのはどうしてなの?」
という質問が返ってくると思います。
こういった意味でとても個人主義です。
うちの職場では子供を生んですぐ職場に戻ってくる女性が多く、、ある看護助手は小児科医を目指し、何人かの准看護師は、働きながら子育てをし正看護師目指しています。さまざまな年代の男女が学生し、働きながら学ぶ人も多い。仕事を掛け持ちし、ダブルシフト(16時間連続勤務)する人もいます。
私は16時間勤務はしたくありません。周囲からもっと英語を勉強しろと言われていますが、仕事だけでけっこういっぱいいっぱいです・・・(恥)。
そんな中、パワフルな女性が周りに多いと、競争ではないけど・・・自分が取り残されるような焦りを感じます。
成長しないと生き残れないという危機感を感じます。本当に!!!!!
彼らがこんなに必死なのは理由があります。
こちらの社会の特徴として、終身雇用制や年功序列がありません。
会社は、募集している内容と業務だけきちんとこなしてもらえれば良いと思っています。
ある業種で採用されたら、どんなに勤続年数が高くても、与えられた仕事と責任と給料はほぼ据え置きです。
それは与えられた業務を同じ給料できちっとこなしてしてくれればそれで良く、それ以上は望んでいないからです。
長い時間をかけて人材を育てる(日本製品のクオリティーの高さはここにあると思う。)というより、欲しい人材を必要な分だけ採用するシステム。
人が余ればレイオフ(人を減らす)をします。
だからパートナーがいきなりレイオフになり、収入が途絶える事が十分有り得るのです。
ちなみに今は100年に一度の不景気と言われているので本当にヤバイです。
だからほとんどの人がお給料を上げるために、新たに資格を取得したり、経験を売りにして転職します。
日本だと通常勤続年数が長く仕事が出来る人が重役についたりしますが、アメリカは経験を重視するので、いきなり重役ポジションの募集があったりします。婦長のポジションなどもそうです。
アメリカでは年齢制限は禁じられているし、履歴書に年齢を書きません。
そういった意味で、こちらのアラフォー女性は就職困難というより「実力重視社会」で、年齢や性別は関係なく募集があるため実力のある人にはいくらでもチャンスがある代わりに、経験や実力が評価されるのでシビアな社会でもあります。
昔の日本は6人兄弟なんてざらな時代でした。
6人に高学歴教育なんてなかなか出来ないし、女性は結婚するのが就職みたいなものだったかもしれません。でも今は少子化が進んで女性もカナリの高学歴。
いろんな勉強をして視野が広がれば、やりたい事が見つかる女性もいて当然だと思います。
最近アメリカ人に
「日本人は職を失っただけで自殺するの?」
と聞かれたのですが、大黒柱の男性が背負うプレッシャーは相当のものだと思います。
高度成長期も終わり、景気も不安定で終身雇用制も保障されない今、パートナーがいつ安定した職業を失うかも分かりません。大黒柱方式は少々時代遅れという印象を受けてしまうのです。
こんな事を書いて大黒柱方式が上手くいっている方の反感を買ってしまうかもしれませんね。
誤解しないで欲しいのは大黒柱方式をすべて否定しているのではないのです。
アメリカは離婚率が高い事からも改善すべき問題点も多いと思います。
常に子供のそばにいたい。旦那様の帰りを美味しい手料理と笑顔で待つ生活が生きがいという女性もいるでしょう。世の中にはいろんな状況と価値観の人がいて当然だと思います。
その家庭にはその家庭のルールというものがあり、私はよそ様の家庭に口出しするつもりは全くありません。私は互いが満足ならどんなスタイルでも問題がないと思っています。
ただ日本社会は今後、大黒柱方式が成り立つのは一部の家庭だけとなり、ますます大黒柱方式が現実離れした社会になるのではないかと感じています。そんな中、日本の女性の仕事振りがきちんと評価される社会になれば良いなと感じています。いやなると信じています。
あ、あと!
日本人とお付き合いしているアメリカ人は、恐らく日本文化と日本人が異国で暮らすハンディを予め理解し、それをカバーする覚悟で結婚に踏み切ると思いますが、なんせ彼らは上で述べような社会で生活しているので、
主婦になって旦那様の帰りを美味しい手料理と笑顔で待つ生活をするつもりで結婚したら、後で意見がえらく食い違ってびっくり仰天の場合も十分有り得ます。
なので結婚前にその辺を良く話し合った方が良いかと思います。(爆)
夢がない話をしてすみません・・・・。
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