今年の6月はじめに、乳がん摘出と広背筋による同時再建手術を受けました。入院中に、痛みが治まったらこの紙をみてリハビリをしてくださいと、1枚の紙を渡されました。
入院中は痛みが続き、しかも退院直前に医療ミスが発覚。1カ月半後にリカバリー手術。その1カ月後から放射線治療が始まり、痛みが治まることはなく、25回の放射線治療の途中からは、腕をあげることもままならなくなってきました。
その後の形成外科の診察で、腕が動かなくなったことを伝えると、癒着してしまったのでしょう。もう4カ月もたっているから、治らないかもしれないけど、とリハビリセンターを紹介されました。
リハビリが必要なことは、渡された紙や本などを読んで知ってはいたけれど、痛みがなくなったら動かしてみようと思っていたから、ちょっとしたショックでした。
リハビリセンターには、3回通いましたが、ここまでひどい術後患者はいないのか、行き当たりバッタリの訓練で、全く効果が見られず、これなら家で動かすのと変わらないと思って辞めました。
状態は、被り物の服を、娘が帰るのを待って引っ張ってもらわないと脱げなかったのが、1人で何とか脱げるようになりました。コートを羽織るのは、まず上がらない方の腕を通してからそろりと。
美容院でこの話をするといい整骨院が近所にあるというので、先週から通い始めました。
1回目でかなり改善したかに思えましたが、その後、全身の体調を崩し、まだ、本当に元に戻るか半信半疑です。
胸と背中を切って、腕が動かなくなる、というメカニズムについて、説明してくれたのはこの整骨院の院長が初めてでした。
もし、乳がんの手術をして、痛みがなくなったらリハビリしようと呑気に考えている方がいらしゃったら、私のようになる前に、早めに先生に相談してくださいね。