2014年2月25日、政府は原子力政策の関係官僚会議を開いて、エネルギー基本計画の政府案を正式に決めるそうです。
で、原発の位置づけを『重要なベースロード電源』を明記したんですって。
当初案には『基盤となる』とかって入ってたらしいですが、国民からの1万9千件に及ぶ意見や与党の意見を反映してその『基盤となる』は削除したそうです。
そりゃ原発は重要でしょうよ。
芥川龍之介は言いました。
「○○○はマッチに似ている。 重要に扱うのは馬鹿馬鹿しい。 重要に扱わなければ危険である」
と。
ちなみに、「○○○」に入るのは「原発」なんかじゃありません。 「人生」です。
マッチですら重要に扱わなければ危険なのに、それよりも何兆倍も危険な原発を減らそうとか、安全にしようとかは思わないんでしょうか。
こういうことを書くと、
「原発の安全性を高めるために色々と資金がいる」
とかいう人がいます。
資金云々はいるでしょうが、その資金の使われる方向がどうにもあさっての方角です。
人の口をふさぐのにその資金を使って、めでたく(笑)日本滅亡する気ですかね。
ミスターKなら大喜びだ……といいたいところですが……
廃棄物の放射能半減期が2万年!
地球の外に逃げない限り、どの外国の子孫だって影響は逃れられないのです!
少なくとも、このままでは!
ですから、「重要」というのは賛成です。
しかし、その意味するところは電力会社の幹部どもとはまるで正反対でしょうけどね。
「安定供給のために」って……その安定供給ができないようになっているのは、決して地震や津波のような天災のせいでは無いでしょ。
多様な発電を行うという計画性がなかったからでしょ。 電力会社の見通しと考えが甘かったせいでしょ。
それなのに……
まったく、この世に汚名を残し、あの世にいって使えない金を貯め込んで……どんな功徳があるんでしょうね。
ある意味、まったく幸せな連中ですよ。
庶民はおおいに迷惑だけど。
そもそも、うらやましいなんてまるっきり思わないけど。
註・ミスターKとは、『愛の戦士レインボーマン』に登場する架空の人物です、念のため。