行かないでなんて言う権力はないけど

あたし頑張るから行かないで欲しい...
明日消えるかもしれない火を

必死に燈す


だから明日死ぬかもしれない私は

一日一日必死に生きる
見送った背中に
行かないでってたくさん言った
届いたのかな?
彼がゆっくりこぐから
最後まで見送れた

二人の間の距離がいつもじゃまくさくて
じれったくて
空白と仕切りを取りたかった


広い背中に
いつだって....