Bare Footのカップリングに収録されているVerより、US向けにリリースされた「Figureheads Compilation」で再録されている方が好き。
そのコンピレーションアルバムは当初日本のiTunes Storeでは販売されていなくて、アメリカのアカウントを作って購入した記憶がある。程なくして 「Raindrops」「風の日」「Middle Of Nowhere」 の再録版3曲が(2007 US ver)として日本でもダウンロード販売されて、いつの間にかアルバム自体置かれてるけど。

そのアルバムで再録や編集された曲は大体そのままベストアルバムに収録された。でもこのRaindropsはベスト未収録。少しだけ歌詞が変更されているSupernovaとI Hate Itも、前者はオリジナルVerの方が入っていて、I Hate ItもRaindropsと同じくベストには入っていない。


作曲クレジットは細美武士ではなく生形真一。ELLEGARDENのほとんどの曲で作詞作曲は細美さんだけど、この曲とThe End Of The WorldとDon't Trust Anyone But Usだけはうぶちゃんが作曲。
歌詞からは破綻した関係のカップルが浮かんでくる。片方が未練を抱えているパターンは結構あるけど、この手の歌はエルレには珍しい。

Cheatはだますという意味の他に、浮気をするという意味もあるから、お互いに見て見ぬふりをしている状態かな。
具体的に想像するなら、ワンルームなんかで同棲していて、寝るベッドも一緒なんだけど、かつて存在した愛情は冷え切っているような、悲しくないのに悲しいというか、むなしいというか、そんな感じ。

海外サッカー選手のインタビュー記事なんかをよく読む人には馴染みがあると思うけど「Let's see how it goes」がいつも必ず「どうなるか見てみよう」と翻訳されるのがまあシュールで好きで、ここでもLet's seeが出てきちゃったから、うん。仕方ないこれは。
でも、それが正しい判断だったかもしれない。まだはっきりとしたことはわからないが、どうなるか見てみよう。なぜ笑うんだい。
 

[対訳]

僕は横になっていて 君も横になっている
どちらも背中を向けたままで
君は秘密にしようとしているけど 僕は気にしてすらいない
僕がその場にいるんじゃないかと不安なんだろ

君が嘘をつくのは 僕も嘘をついているから
僕らはお互いに嘘をついていることを知っている
僕らは嘘をついている

君の言う通り 僕はいい人間じゃない
でも君だって天使というわけではない
僕らに解決策があるのかどうか見てみよう

僕も悲しんでなければ 君も悲しんでいない
僕らの距離は毎日遠ざかっていく
結んだままの繋がりを断ち切る必要がある
そうしないと僕らはいつか息苦しさに耐えられなくなるだろう

さあ行こうぜ 愛しい人よ

君の言う通り 僕はいい人間じゃない
でも君だって天使というわけではない
僕らに解決策があるのかどうか見てみよう
僕らはまるで空から降ってくる雨粒
地面に落ちて弾けるのをただ待っているんだ

君の良さを今はもう感じられない
耐えがたい優しさもそう
二人の想い出もきっと思い出せなくなる
僕らは長く一緒に居すぎてしまった

君の愛 君の憎しみ 君の躊躇い
君のキス 君の肌触り
それらも全て過去の影

君の言う通り 僕はいい人間じゃない
でも君だって天使というわけではない
僕らに解決策があるのかどうか見てみよう
僕らはまるで空から降ってくる雨粒
地面に落ちて弾けるのをただ待っている

さあ行こうぜ 愛しい人よ
 

[Lyrics]

I am lying You are lying
We keep our backs turned away
You are hiding but I'm not looking
You wonder if I'm still there

You are cheating 'Cause I am cheating
We know that but we're still pretending
We're still pretending

You're right I'm no good
You're no angel too
Let's see if we can find an easy way out

Now I'm not sad You're not sad
We're getting further everyday
We need to cut the bond tyin' us
Or we're gonna lose our breath

Here we go my dear

You're right I'm no good
You're no angel too
Let's see if we can find an easy way out
We are just raindrops falling through the sky
All we do is wait until the splash

All your goodness is gone now
Unbearable sweetness too
Our memories won't remain
We went on too long

All your love all your hate all your hesitation
All your kisses all your touches
But a shadow of the past

You're right I'm no good
You're no angel too
Let's see if we can find an easy way out
We are just raindrops falling through the sky
All we do is wait until the splash

Here we go my dear

 

今の時期にぴったりな冬の曲。そして1stシングルで、1stアルバムにも収録されていて、TOYOTA HEART LABELのCMソングでもある。随分昔の話だけど。
過去の辛い経験を抱えながらも生きている女性への、靴職人の青年(少年?)目線の歌みたいなイメージ。マッチ売りの少女を想像する人もいるみたいだけど、こちらで買うのを勧めてる人はわりと元気。多分。
街で見かけるその女性が頑張っていることを青年は知っていて、誰も君を見ていなくても僕は見ているよ、応援してるよ。といった感じかな。
多分青年のそれは恋心に近いんだろうけど、女性が気味悪がったらもう一気にEvery Breath You Takeみたいなストーカーソングになって悲惨だから、恋が始まる手前とかそういう風に捉えときましょう。ええ。そうしましょう。
という風に長いこと思ってたんだけど、今考えてみると、靴職人なら自分の作った靴をあげるだろうし(まだ見習いならあれだけど)、そもそも裸足で街に立っているって状態は修羅場以外ならかなり危ない人になる。
まあ比喩なんだろうけど、ここでの靴や裸足が何の比喩なのかは正直わからない。心の支え的な物だろうから、それぞれの想像するもので正解だと思う。
 

エルレ初期は物語性のある歌詞が多いから訳してて本当に面白い。

でもそんな初期の特徴も良いけど、細美さんが今も歌い続けているような、聴いている人が励まされるような言葉がこの曲にも入っているというのもまた面白い。前向きな気分になれる曲。
 

[対訳]

(君がここで何をしているか僕にはわからない でも…)

誰なのかは知らないけど
君の姿を見かけたんだ
暖かなレストランの前で両手を凍えさせていた

 

雪の降る寒い夜に
靴を履いていない君を見た
でも君は通りに立ってなんとかチャンスを掴もうとしている

ひび割れた君の手
とても痛そうに見える
君の裸足の足も傷だらけだ


靴を買いなよ
そんなものにお金を払うくらいならさ
過去の記憶も消えはしないんだから
靴を買えばいいじゃないか
君に必要なのはそんなものじゃない
この街では君のことを誰も気に掛けていない 僕以外はね

君は電話で話すのが好きなんだね
電話ボックスの中が落ち着くようだ
電話の向こうには誰かがいる
でも誰も君に触れようとはしない

その問題については話したくないようだから
僕も無理強いはしない
幼い頃の話をする君からは棘を感じるよ


ひび割れた君の手
とても痛そうに見える
君の裸足の足も傷だらけだ

 

靴を買いなよ
そんなものにお金を払うくらいならさ
過去の記憶も消えはしないんだから
靴を買えばいいじゃないか
君に必要なのはそんなものじゃない
この街では君のことを誰も気に掛けていない 僕以外はね

 

その過去を乗り越えられるかい
傷はきっと消えない
でも君は生き続けている
君はまだ生きているんだ

目を開いて 世界を見てごらん
悪夢はもう終わったよ
これからの人生が君を待っている
君を救えるのは君だけなんだ

靴を買いなよ
そんなものにお金を払うくらいならさ
過去の記憶も消えはしないんだから
靴を買えばいいじゃないか
君に必要なのはそんなものじゃない

外は寒くて 君以外に君を救える人はいないから

君だけだから
君だけだから
 

[Lyrics]

(I don't know what you do here but I...)

I don't know who you are
But I caught a sight of you
Hands frozen before a warm dining place

A snowing freezing night
I see you wear no shoes
But you're standing on the street hoping to get high

You with the chapped hands
You look in pain to me
And your bare feet are now full of cuts

Why don't you buy some shoes
If you can pay for that
All the mess you've been through won't fade away
Why not buy some shoes
You don't need to pay for that
In this town no one cares about you but me

You like to talk on the phone
In the phone box you feel safe
Someone is on the line
But no one touches you

You don't wanna talk about it
So I won't force the issue
I sense an edge when you talk of your childhood

You with the chapped hands
You look in pain to me
And your bare feet are now full of cuts

Why don't you buy some shoes
If you can pay for that
All the mess you've been through won't fade away
Why not buy some shoes
You don't need to pay for that
No one cares about you but me

Can you get over what they did to you
Your scars won't disappear
But you're still alive
You are still alive

Open your eyes look at the world
Break from the nightmare
A whole life awaits you
No one can help you but you

Why don't you buy some shoes
If you can pay for that
All the mess you've been through won't fade away
Why not buy some shoes
You don't need to pay for that
It's cold out no one can help you now but you
But you
But you

細美さんの英語の歌詞って、ネイティブっぽい表現を使うとき、ネイティブもあまり使わなそうな独特な言い回しをするとき、というようにいくつかパターンがあると思うんだけど、作詞は日本語から訳してるわけじゃないから、日本語ありきみたいな歌詞はあまりない。
そしてこの曲では間違いなく日本人はしないような表現が続いている。例えばWhen I am someone you have never felt/I'm too bad for your touchとか日本語の表現にはまずないから、元の英語に近い訳にするか、大きくいじってそれっぽいのにするか悩んだ。近い方にしたけど。
歌詞自体はパンクというかロックというか、女性や色男が歌ったらセクシーなんだろうけど細美さんそういうキャラじゃないし、とりあえず初期っぽい若い歌詞。明るいメロディにネガティブな歌詞がエルレの特徴に挙げられること多いけど、この曲では自信満々な感じ。
今はこういう系の歌詞書いてないけど、普通にありだと思うから、恥ずかしいとかは思わないでいてほしいし(誰目線)、またこういうのも書いてほしい。

 

[対訳]

僕が君が目にしたことのない誰かなら
それは君の瞳にとって残念なことだ
僕が君が感じたことのない誰かなら
君の感覚にとって残念なことなんだよ

 

ここに立って女を探している
ここから連れて行ってくれる女だ
クレジットカードは全て期限切れ
「わたしが払うわ」と言ってくれる女を探してるんだ

 

君は僕が間違っていると言う でも僕は間違ってないと知っている
君は僕が間違っていると言う でも僕は間違ってないと知っている
君は僕が間違っていると言う 間違っているわけがないのに

僕が君のキスしたことがない誰かなら
それは君の唇にとって残念なことだ
僕が君の愛したことのない誰かなら
ああ、それは気の毒に クソ女

ここに立って女を探している
ここから連れて行ってくれる女だ
クレジットカードは全て期限切れ
「わたしが払うわ」と言ってくれる女を探してるんだ

君は僕が間違っていると言う でも僕は間違ってないと知っている
君は僕が間違っていると言う でも僕は間違ってないと知っている
君は僕が間違っていると言う 間違っているわけがないのに
僕は間違ってなんかいない そんなのありえないだろ
僕は間違ってなんかいない そんなのありえないだろ

 

[Lyrics]

When I am someone you have never seen
That is just too bad for your eyes
When I am someone you have never felt
I'm too bad for your touch

I'm standing here looking for chicks
Looking for chicks who will take me
My credit card are all expired
Looking for chicks who say,"I will pay it"

You said that I'm wrong, but I know I am not
You said that I'm wrong, but I know I am not
You said that I'm wrong, but I know I am not
You said that I'm wrong, there's no way I can be

When I am someone you have never kissed
That is just too bad for your lips
When I am someone you have never loved
Oh, that's too bad for you, bitch

I'm standing here looking for chicks
Looking for chicks who can take me
My credit card are all expired
Looking for chicks who say,"I will pay it"

You said that I'm wrong, but I know I am not
You said that I'm wrong, but I know I am not
You said that I'm wrong, but I know I am not
You said that I'm wrong, there's no way I can be
I'm not I'm not There's no way I can be
I'm not I'm not There's no way I can be