平成25年度の環境省発表の殺処分データ


平成25年の犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況 環境省自然環境局HPから

平成25年での総殺処分数は犬猫合わせて128,135
前年比で21%の減少です。






具体的に検証すると


収容数、60,811匹中、飼い主への返還数15,129匹

犬の殺処分数は28,570
収容数の殺処分割合は46.98

ここで、命を繋ぐもっとも大切な譲渡数をみると
犬の譲渡数16,938匹 (譲渡/収容数 37.08%)

自然死を、主に幼齢個体に25%の生存率をあてはめてみると
概数として、8,241匹マイナスで、譲渡/収容補正頭数 83.32%になります。
つまり、平成25年度時点、譲渡数が約17%増加する事で殺処分は限りなくゼロに。
※残念ですが、犬の譲渡数は前年比で減少傾向にあります。


平成25年末の犬の登録頭数6,747,201匹からの殺処分割合は0.3%。寿命平均15年として自然死概数449,813匹、登録頭数の6.7%、殺処分によって、寿命を全うできない数は、自然死の4.48%になります。もし、犬の数で考えると、愛犬を亡くした飼い主の中から、100人に5人、20人に1人が保健所から、あらたに犬を飼いはじめてくれることで、犬の殺処分はSTOP出来ます。愛犬との素晴らしい時を過ごした方々だからこそ、選んで欲しい選択肢です。









猫の殺処分数は
99,671

こちらも幼齢個体の生存率を25%で補正すると、マイナス60,313匹の39,358
譲渡数16,015匹で、譲渡率が40.69

残り60%の増加が必要ですが、猫に関しては地域猫としての生存が可能であり
その日本人の人口比でいくと、たったの0.018%に満たない頭数になります。
地域猫の認知と共生を地球に住まう者として、真摯に考える事で殺処分を無くす手立てになります。




平成26年、平成27年保護犬猫の環境は劇的に変わってきております。皆さんの尊い活動、保護活動の皆さん、
政府が愛護法の改正も含め、大きく殺処分ゼロへ動き出しています。

減少率、飼い主からの持ち込み拒否、地域猫の促進等で、平成27年も確実に殺処分は減少している事でしょう!但し、一つ一つは大切な命の数です。応援団は、限り無くゼロになる事を願い今後とも活動を続けます。



PS 前記の様に、日本の殺処分の現状は確実に改善されつつあります。確かに一刻でも早いゼロの実現が望まれます。愛護の先進国では行政の殺処分ゼロを実現した国もあります。施設の充実はありますが、しかし、実情は単に場所や仕方が変わったなど本末転倒な状況も引き起こされています。

安楽死なら許されるのか?

特に雑種には厳しい状況に…人が犬猫の生死を管理する事には違いの無い現実です。

日本は同じ過ちを歩んではいけない、一人一人が、真摯に考え取り組み、今、現状の全国の皆さんの活動、行政の取り組みが実になってこそ、本当の意味での犬猫との共生が実現できると信じています。殺処分により、奪われた犬猫達の命を無駄にしない為にも、犬猫の命を本当に思う皆さんが、安易な流れに惑わされずに、正の道を目指す事を願っております。






殺処分
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日本人なら、きっと出来ます!!




保健所犬猫応援団 日本の現状より