応援団員の方から…


保健所の子たちを新しい家族に迎えていただくことは、本当に大切です。

ただ、収容されている多くの子が首輪やリード、鎖を付けた迷子犬です。

自宅からいなくなった子をご家族必死で探しても、警察や保健所に何の連絡もしない方が本当に多いんです。

今夕も、以前ウチから里子に迎えて下さった方から保健所に収容されている犬を探している人を見かけた、と連絡を受けました。

名前も電話番号も知らないから、自宅を探して保健所に収容されていることを伝えたいから、迎えに行くための手続きや方法を教えて欲しい、との内容でした。

明日の朝いちばんで保健所へ電話を入れ、迎えに行く準備をするように、わざわざ仕事帰りに立ち寄って知らせに行ってくれました。

ところが、昨夜管理所の中で亡くなってしまったようです。

私も先週の金曜日に管理所へ行った時に、見かけた子でした。

首輪もしているし、元気にぴょんぴょん飛び跳ねていたので、私は声も掛けず、撫でることもせずに、勝手に大丈夫!だと自分に言い聞かせて、目的の子を引き出すことしかしませんでした。

いつもだったら、捕獲場所周辺の知人へ収容情報を写真つきでメールをしていました。

言い訳ですが、保護犬をキャパオーバーで抱え余裕がなく、見ないように目を閉じてしまった事は否めません。

そして未だに、管理所で亡くなってしまった事実を伝えきれていません。

飼い主サンには、申し訳ないですが自業自得な部分が多々あると思います。

が、今回私が気にかかっているのは…私に電話を下さった方です。

きっと、責任を感じ落胆されます。

この方の責任ではないけど、もっと早く保健所へ連絡することを教えていれば…と。

殺処分ゼロの究極は保健所に入る子をゼロにすること。

やっぱり、迷子にしないこと。生き別れほど、辛いものはありません。

今回また、万が一 迷子にしてしまった場合の手続きや探し方などをご存じない方がいらっしゃることを痛感しました。

飼い主さんさえ保健所に迎えに来てくれたら、家族の元へ帰れたら、クリスマスの夜に保健所の冷たい床の上で過ごす子がどれだけ減るでしょうか。

保健所から1匹引き出しても、処分される子がゼロになる訳ではない現実に毎回、心が折れそうです。

焼け石に水 のようで。

機会があれば、迷子にしてしまった場合の手順の徹底を呼びかけて頂ければと思い連絡させていただきました。


愛犬、愛猫には必ず、名札やマイクロチップで身元がわかるようにお願い致します。また、万が一迷子になった場合は必ず、最寄りの保健所にご連絡を!! 飼い主の責任です。犬猫を守れるのは飼い主しかいないのですから。を、ぜひ、身近な飼い主の方にお伝え下さい。知ってるようで知らない場合も多々あります。一つの小さな応援が大切な命を繋げます。どうぞ、宜しく願い致します。