Ciao

イタリア在住中の高校生、Shellyです。

先日の自己紹介記事を読んでくださった方、ありがとうございました!

本日は質問を頂いた内の一つ、UWCの日本協会を通した受験対策について話したいと思います。

まとめ
1. disclaimer
2. 選考の流れ
3. 受験対策について

[disclaimer]
まず初めにdisclaimerですが、細かな試験の内容については協会の方より口外しない約束となっています。ですので、このブログでは私個人の体験とアドバイス、そして日本協会の公開する範囲での選考についての情報共有をさせて頂けたらと思います。また、2年前の選考での情報ですので、変更がある場合がありますことをご了承ください。

[選考の流れ]
倍率の高いUWCへの受験には準備がひつようです。まず、初めに受験生には2つのオプションがある事を知らない方が多く居られます。そのオプションは

1. 日本協会選考を通して各校に派遣される
2. GSP(Global Selection Program)を通して、各校に選考される

となっています。この2つは併願不可能なので受験前にどの方法で受験するかをしっかりと見極める必要があります。

1 日本協会を通した派遣
日本協会を通した派遣を目指す最も大きなメリットは奨学金が貰えやすい事です。但し全額では無いので注意。校舎にもよりますが生徒の負担は全額負担~無負担までになります。

デメリットとしては第一希望の校舎に派遣されるかどうか分からない事です。受験者数も多いですし、合格しても希望の校舎じゃなかった、という方も多くいらっしゃいます。

流れ
選考の流れは3段階あります。

1つ目は書類選考。この段階で不合格になる方はほとんど居ないかと思われます。しかし、ここでどのような書類を出すかで面接で聞かれることが変わりますし、志望動機を明確に伝える機会ですので慎重に準備する事をオススメします。

2つ目は筆記試験。国語、数学、英語、小論文の試験を全日、受けます。個人的な体感では国語は中学生~高校生レベル、数学は協会の言う通りの範囲を基礎から少しの応用程度まで、英語はかなり語彙が難しい印象で、小論文は日本語の文章力と論理性を必要とされてると感じました。どれも平均点以上あれば良いと聞いた事がありますので、しっかりと普段の学業をこなせていれば可能性は大きいかと思います。

3つ目は面接。日本語と英語での面接両方があります。どちらも何故UWCに行きたいかや、どんな事を成し遂げたいかビジョンや情熱をはっきりと持つ事が大切であると思います。

2. GSP
対してGSPのメリットは、希望の校舎に直接申し込む事ができることです。日本からも年に数人GSPを利用して合格されてる方がいらっしゃいます。

しかし奨学金が貰える望みはあまりないので、こちらは経済的に余裕がある方、もしくはスポンサーが見つけられる方でないと難しいかと思います。

こちらの方は私の受験経験がないので分かりませんが、UWC GSPで検索すると応募フォームが出てくるかと思います。

[受験対策について]
どのような受験対策ができるのか?私や私の友人等の経験を踏まえ、幾つかアドバイスを出来たらと思います。

~筆記試験編~
国語... 国語は普段の高校での授業を真面目に受ける事に徹すると思います。基礎能力が問われますので、詰め込む事が出来ませんから普段からコツコツと努力する事が成績upへの鍵だと思います。

数学 ... 数学に関しては、1度基礎を学んだらチャートなどの問題集を使い満遍なく反復練習する事をオススメします。分からない分野がない様にしましょう。

英語 ... 英語について沢山心配されている方が多いですが、難易度が高いと言え、受験しているのは皆さんと同年代の方です。留学経験がない方や話すのがあまり得意でなくても合格した方は沢山いるので心配し過ぎない様にしましょう。しかしそれにしてもUWCに来たら英語漬けの生活になるので文法はもちろん、語彙の幅を広げる事を意識するのが効果アリだと思います。

小論文 ... 小論文は何度か現代社会系のトピックで練習する事をオススメします。普段から、時事問題等に気をかけ、批判的に思考する事が最も大事だと思います。そして文章の論理性を常に意識する様にして下さいね。

~面接編~
どの面接でも同じ事ですが、自分にとって、更に選考する側にとってのどちらもの、貴方がUWCに行く事のメリットを意識して話しましょう。

何故貴方でなければならないのか?という理由をしっかりと説明する事が大切だと思います。親や友達等に手伝ってもらい、自分の書類と筋の通った説得をする事を練習しましょう。


以上、本日はUWCの受験にフォーカスを置いてblogを書かせていただきました。次回はUWCでの生活、そしてコロナ対策について話したいと思います。

良い一日を、Buona giornata!