
毎年この季節が大好きです。
梅雨が好きっていう訳ではないんですが、
その雨の合間の晴れ間がいいですよね。
ちょっと汗ばんだりして。
そして、おおー季節が変わったんだなー、と思うことはもうひとつ。
そう、世のお母様方待望 ( 私が切望しているだけか? ) の、
新じゃがと新たまねぎ、そしてきゅうりの登場です!
私は、特にきゅうりに関しては、この時期まで待って暮らしています。
朝採れたきゅうりが食べられる贅沢は、今だけなんですから。
(なんて言いながら、私自身は実はちょっときゅうりが苦手…)
子どもたちにはできるだけ季節の味を教えたい。
テーブルから、季節の移り変わりを感じられるような日々を過ごしたい。
日々たいしたことを考えて暮らしているわけではないのですが、
食を預かる身としては、この辺くらいはちょっぴり心砕いておきたいな、と
思ったりします。
子どもたちには、「食育」という名の教育とまでは行かない程度の、
ささやかな毎日の中での幸せを、見つける目を育ててあげたいのです。
これから山のように採れるのだから、
一年分のきゅうりは今から食べなさい!
ということで。
新じゃがも、こちらは今だけのスペシャルテイスト。
ジャガイモというのは普段から、日々のメニューに欠かせないありふれた食材ですが、
この新じゃが独特の味わいは別物ですよね!
塩茹でも素敵だし、肉じゃがもいい!
お小さい方々を素揚げして甘辛く煮っ転がしたのも最高!!
また、我が家では、冬の間はポテトサラダがほとんど食卓に出てきませんので、
( ほら、きゅうり買わないから )
子どもたちから熱狂的なラブコールがあります。
そして、ちょっと面白いお話。
去年食べ損なって、芽が一杯出ちゃったジャガイモを、
庭をほじくって埋めたんです。
本当にいい加減に。肥料だってやったんだかやらないんだか、という感じ。
そうしたら、なんとけっこうな量のジャガイモが採れたんですよ!
我が家では、子どもとわいわい言いながら掘る、初夏の楽しいイベントになりました。
ちょっと隙間のあるご家庭には、おススメの遊びですよ。
食べ物は人の体を作る基本です。
どうやって作られているのかを知ることは、とても大事なことだと思います。
その道程を知って、それに携わる人の力を知って、初めて感謝が生まれる。
私はそんな風に思います。
いつでも美味しいものが手に入る現代ですが、
私は、食べ物を選ぶ傲慢さがちょっとだけ気になるのです。