
今までの赤ちゃん時代からダダッコ時代、オムツに追われ夜泣きに泣いたママたちにとっても、感慨深い新入学の季節です。
背中のランドセルが大きすぎて、よろよろしている我が子をみると、もう、しょってるだけでも大したもんだわ!なんて思っちゃいますね。
小学校では、保育園・幼稚園時代と違って、子どもたちへの勉強や生活態度など、要求されるレベルがかなり高度になります。
また、それに伴って、配布される書類・提出書類、行事や役員会などご家庭に求められる実務もぐっと増えてきますので、初めてお子さんが入学するご家庭では、ちょっと面食らうかもしれません。
少し前は子どもの肖像権やプライバシーに関しても、そんなに厳しくはなかったようなのですが、ここ10年ほどで様子はずいぶん変わりました。
お友だちの住所も伏せられていますし、クラスが違っていたら電話番号もわかりません。
年賀状を書いたりクラブのお友達に電話をしたりすることは、子どもたちにとってはけっこう高いハードルです。
マラソン大会やなわとび大会などでも、親のハンコがついた承諾書を求められたりしますし、絵の具やお裁縫箱などの購入も、昔の様に学校にすべてお任せ、というわけにはいかず、あれこれと子どもの好みで選ばなくちゃなりません。何社ものメーカーから、それぞれ10種類以上もあって、その中から選ぶだけでも目移りしちゃうのに、
「やっぱりお友だちとおそろいにするー」
なんて言い出すと、もう収拾がつきません。
結局どれにするんじゃい! とママの一喝が飛びそうな状態です。
また学校の広報誌に写真を載せるのにも、あまり個人が特定できないようぼんやりした集合写真を使ったり、HPに子どもの作品を載せる際にも承諾書を書いたり、個人の特定ができないように名前をふせるなど、なかなかに細かい気配りが必要なようです。
このご時勢、どんな情報も開示され、またどんな情報も換金されてしまう時代ですので、子どもたちを守るためには致し方ない部分でもありますが、ちょっぴり面倒な気がするのが本音、といったところです。
初めての小学校では、子どもさんだけでなく、一年生ママも緊張しています。疲れが出ないように少しずつ慣らしていきましょうね。
コツは、毎日子どものランドセルをチェック!です。
大切なお手紙を見つけたら、即読み、即判断、即提出です。ためてしまうと紛失したり汚くなってしまったり、いいことはありません。
判断がためらわれるときは、お断りの方向で。ためらう時は、何かがひっかかっている時です。まずはお断りして、後日判断を変えても問題はありません。無理をして了解してしまうとのちのちの後悔につながります。小学校生活は長いので、今お断りしても挽回のチャンスはいくらでもあります。無理をしないように気をつけましょう。
楽しい春、嬉しい春、新しい春を満喫してお過ごしくださいね!