こんにちは、蘭月すばるです。

最近、私の古巣である小売業が騒々しいです。

言い換えれば、良い話題がない・・・

 

で、経済系のニュースを読むとどこも「爆買い失速」と書いてありますが、本当に爆買いが失速しただけで閉店ラッシュになってしまうのか?

 

「閉店」というのは本当に最後の決断です。

閉店したら、「景気が良くなったのでまた店を開けます」なんてことは言えません。

1から新しい店を作り直さなきゃいけない。

それまでお店に来ていた買い物客は他の店で用を済ましてしまいますから、地域の人口が増加していないと、一度離れたお客様を呼び戻すのは並大抵のことではありません。

 

百貨店大量閉店時代は本当に「ネット通販の台頭」「爆買い失速」なのか?

蘭月のものすごく偏った見解を書いて見ます。

なお、本日は記事のトンマナに合わせて、ジャーナリスト気取りで書きました。

 

きっかけはこのニュース。10月1日のSankeiBizより。

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百貨店閉店“ドミノ倒し” ネット通販台頭などで業績振るわず

 

【蘭月すばるのちょっとした見解】

京葉地域はイオン幕張新都心が引き金となって、ららぽーとが改装したりするなど、商業施設激戦区と化した。
当初の某シンクタンクの見立てでは京葉線から総武線がレッドゾーンになっていたが、柏まで影響を受けている様子。

そもそも百貨店も、爆買いにわずかな希望を見出し、そんなのバブルでしかないのに中国人にシフトしてしまった所が残念。
あの騒々しさは、ショッピングセンターに任せておけばよかったのだ。

 

爆買いが引いたあとの百貨店には、日本人すら少なくなってしまったというオチ。

記事の中で、「ネット通販の台頭」とあるが、これは言い訳の1つ。
ネット通販は2010年には台頭していた。
ネット通販の利用客と百貨店の利用客が同じだとは思わない。
そこには人的接客という、ネットではまだまだ叶えられない技術があるからだ。

もし、本当に百貨店がネット通販に顧客を取られているのだとしたら、それは百貨店の接客がコンピュータ以下になってしまったということになる。

もちろん、ネット通販の裏側には人がいるわけだが、amazonなんかでは人の気配は感じられない。

ただ、顧客の高齢化はかなり響いているだろう。
いくら外商があっても、顧客が亡くなってしまえばそれまでだ。

長寿社会に胡座をかき、新たな顧客の開拓をおろそかにしていたツケ、シニアマーケティングとかいう言葉がもてはやされたりしたが、所詮は先が見えている。

 

若い世代が金を持っていないからと、若者向けの接客をしてこなかった、ここ何十年の体質の結果ではないだろうか?