たぶん、このブログを読んで下さっている方の中には、とーっても不思議に思っていらっしゃる方も多いと思います。


「蘭月すばるとはどこの美容部員なのか?」


はい、私はメイクアップアーティストでもメーカーの美容部員でもありません。


ではどんな仕事をしていたかというとですね・・・


大手スーパー(イトーヨカドーやイオン)って、化粧品売り場にメーカーさんが4つくらい入っていますよね。

その化粧品売り場の売上管理や在庫管理などもろもろの事務方のようなことをやっていました。


メーカーさんそれぞれで予算はあるのですが、スーパーの方としても「今月の化粧品売り場は1千万円の予算ね」って店長から言われるわけです。


その1千万円の予算を、「では、資生堂さんは300万円でコーセーさんは200万円で・・・」と割り振っていくのが私の仕事でした。

さらにその予算を1日単位で落とし込みます。


で、1日、1週間単位で売上をチェックして、予算から乖離しているようならばお店に入ってくれている美容部員さんや担当のセールスさんと話し合って、売上をアップする施策を行います。


美容部員さんが研修やお休みの時は、ご来店してくださったお客様の接客をすることもありますし、スーパーという場所柄、食品レジが混雑している時は食品レジのヘルプに入ったり。


隣が衣料品売り場だったので、タイムセール時には衣料品のお会計を請け負ったり。


スーパーの化粧品売り場って、いわゆる「化粧品」だけではないんです。


H&BCといいまして、ヘルス&ビューティケア。

ヘルスとあるように、介護用品や栄養ドリンク、健康食品、サプリメント。

それから日用雑貨品(台所消耗品や洗剤、テッィシュ)も管轄です。


かなりざっくりした感覚ですが、ドラッグストア1店舗持っているようなものでしょうか。


化粧品メーカーさんの中には、売り場担当者向けの研修を行っている所もありまして、メーカーさん直の研修にも出かけました。

一番遠かったのは大宮かな…


あと、血圧計や体温計を販売するのに、高度管理医療機器取扱責任者がいないといけなくて(ドラッグストアは薬剤師さんがいるので個別には必要ナシ)、講習を受けに行きましたねぇ。


この時は都内での講習だったのですが、朝が早いので前泊許可が店から下りたくらい。

いや、でも私は朝一の普通電車を乗り継いでいきましたけどね。


主な仕事は売り場管理ですが、その売り場管理という言葉の中身はとても広くて深い。


だから今でも、化粧品の商品、というよりはメーカーの施策とかマーケティング的な所に興味がいってしまいます。


今年はヅカ話だけでなく、こうした化粧品売り場のちょっとしたネタも出していきますね。