こんにちは
関東地方もやっと梅雨明けして良いお天気になりましたね
最近またコロナの感染が拡大していますね
お家で過ごすことが多くなっている方も多いかと思いますが、、みなさまいかがお過ごしでしょうか
おうち時間の過ごし方として、私は読書をお勧めしたいと思います
ということで今回は、最近読んだ本をご紹介します
『コーヒーが冷めないうちに』 川口俊和(著)サンマーク出版
今回読んだのは、2015年に出版された小説『コーヒーが冷めないうちに』です
著者の川口俊和氏は劇団音速かたつむりの脚本家です。
『コーヒーが冷めないうちに』も元々は舞台作品で、
舞台を見た編集者の方の働きかけによりノベライズされたそうです。
2018年には有村架純さん主演で映画化もされています。
舞台や映画も気になりますが、今日は小説の方のお話を。
私がこの作品を知ったきっかけは、2017年の本屋大賞にノミネートされたことです
「4回泣ける」と話題のベストセラー小説として紹介されていました
本屋大賞ってなに?
「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。
過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。
第1回本屋大賞(2004年)は『博士の愛した数式』小川洋子著(新潮社刊)です
『コーヒーが冷めないうちに』は2017年の10位で、
同年の大賞受賞作品は『蜜蜂と遠雷』恩田陸著(幻冬舎)です
書店員さんが選ぶ作品ということで読みやすいものが多く、
本を選ぶ際にはいつも参考にしています
2017年の大賞『蜜蜂と遠雷』、2016年の大賞『羊と鋼の森』、2010年2位の「神様のカルテ」もおすすめです
2020年は『流浪の月』凪良ゆう(東京創元社)が大賞を受賞しました
本屋大賞についてはこちら
https://www.hontai.or.jp/history/index.html
作品について
それでは『コーヒーが冷めないうちに』についてネタバレしない程度にご紹介します
この作品は、4話からなるオムニバス形式の物語です。
それぞれの物語がリンクしてはいますが一話完結なので、
一話ずつ区切って読んでも良いですね
そのため、活字を読むのが久しぶりという方にも読みやすいと思います
物語の構成はこちら
第一話「恋人」
第二話「夫婦」
第三話「姉妹」
第四話「親子」
物語の舞台は喫茶店「フニクリフニクラ」。
この喫茶店のある席に座るとタイムトラベルができるということで、
それぞれの物語の主人公たちがタイムトラベルをします
ただし、
タイムトラベルするためにはクリアしなければならない条件がいくつもあり、
制限時間を守らなければ現在に戻れないリスクもあります
そして、過去に戻っても既に起こった事実を変えることはできません。
それでも過去へ行った主人公たちは、
目を背けていた、または見逃していた事実を知り、
「現在」に戻ってからの行動を変えていくことで未来を変えて行こうとします
過去を変えるのではなく、これからの自分の行動を変えていく。
この未来志向なところがとても好きです
事実を正しく知ることで行動を変えること、
自分の行動により未来を作っていくことは、とても大切ですよね
この作品を読んで私は前向きな気持ちになることが出来ました
おうち時間に読書を、と思われた方はぜひ読んでみてください