どうも、シェルボーイです!

 

早いもので、今日でルワンダに赴任してから丸一年が経ちました。マラソンで言うと、21キロ地点を過ぎたあたりでしょうか。1年後、というゴールが見えたことで少し気持ちが楽になりました。

 

2016年6月27日、不安いっぱいで降り立ったキガリ。

 

今までフルタイムで働いた経験が少なく、一体どんな生活が待っているのかと、ビクビクしながらやってきました。

 

そして今日、2017年6月26日。3連休の最終日は、ルワンダでほぼ一日おきに行っているランニングをテーマにルワンダという国について書いてみたいと思います。

 

「アフリカで、夜ひとりで出歩ける国など、ほとんどない」

 

このことを知ったのは、赴任後しばらくしてからでした。

 

そのころには、ランニングが習慣化されており、もしこのランニングが全くできなくなってしまえば、相当ストレスになるだろうなあと思いました。

 

日本では何の気なしにランニングに出ていますが、アフリカでは夜ランニングに出られるということはかなり貴重なようで、ある国では、100メートルほど離れた場所に行くのにも、タクシーを使わなければ危険ということでした。

 

でもルワンダでは、走っている人も多いですし、今まで走っていて危険だと感じた事も、交通事故に遭いかけたこともありません。

 

そんな中で、最近やっているのが、「ピース・ラン」です。

 

これは、その名のとおり、走っている途中ですれ違った人、もしくは追い越した人に対して、笑顔でピースサインをする、というものです。

 

別にはじめからこれをやっていたわけではありませんが、ランニングをしている中で、「エスプリエスプリ!(走れ、という意味らしい)」と拍手をしながら応援してくれる人がけっこういて、その人たちにピースを返している中で身に着けた習慣です。

 

はじめは拍手をしてくれる人だけにピースをしていたのですが、最近では、気でもおかしくなったのか、ほぼ全員に対してやっています。

 

するとどうでしょう、みな笑顔で拍手してくれたり、ピースサインを返してくれたりするのです!

 

これで嬉しくなって、子供、老人、こわもての男性、一見不良と見えるような若者グループ、若いギャルと、ほぼ全ての人にやるようになりました。

 

すると、「陽気な中国人がいる」と思われているようで、大袈裟に拍手されたり、「ニーハオ」と挨拶されたりします。

 

表面上ではありますが、ルワンダは、改めて優しい人が多い国なのだなあと思えます。

 

中には僕のことを覚えてくれる人もいるみたいで、同じ時間にすれ違う人などは、こちらが走って来るのを見ると、向こうからピースサインをしてくれることもあります。

 

最近、これは自分の中ではかなりのストレス解消になりますし(別にストレスが多いわけではありませんが)、ランニングが楽しくなります。

 

ただ、これを日本でやっても、おそらくピースサインに応えてくれる人はかなり少ないだろうと思います(日本だと恥ずかしくてできませんが・・・)。

 

仕事のほうも、かなり慣れてきました。専門調査員は国にもよるとは思いますが、大使館員が少ない公館の場合は、「ブルペン・キャッチャー」のような存在です。

 

普段は、割と地味な書類作成や調べる仕事、翻訳なども多いですが、休暇に出ている人がいる時などは、グラウンドという表舞台に立って「正捕手」となります(ピッチャーではありません)。大事なのは、いつ試合に出ても大丈夫なように、常に準備をしておくことだと思います。

 

今後1年の目標は、「専門調査員」というからには、調査や研究にも本腰を入れ、経済や投資系などの調査を行うことです。今までは慣れるのに精いっぱいだったためあまりやれませんでしたが、将来のキャリアのことなども考え、頑張りたいと思います。

 

さて、そろそろ「ピース・ラン」にでも行ってきます!