つい先ほど、日本への一時帰国から帰ってきました。
一度アフリカに来たら1年、2年と長期に渡って帰ることができない方も多い中、半年という短い期間の勤務の後でこのような帰国の機会を頂けたことには本当に感謝しています。
そしてこの経験は、自分の中で一生に一度の経験でした。
というのは、まず長期にわたって海外で働くのは僕にとって初めての経験です。そして当然、長い期間海外勤務を経験した後に日本に帰ることも、初めての経験になります。同時に、次に日本に帰国する時には、もう既に一時帰国は経験済みで、「初めて」ではありません。更に、今後ルワンダ以外の海外勤務をすることになっても、そこから日本に休暇で一時帰国することも、「初めて」とは言えません。
つまり、一生のうちで一度しか経験することが許されない貴重な帰国だったのです。
12月22日の夜に日本に到着し、1月10日の夜に出発するまでの約3週間、それはまるで夢を見ているような日々でした。
(12月22日~24日 東京 25日~27日 宮古島 28日~30日 東京 31日~1月5日実家岐阜 6日~10日 東京)
具体的に言うと、
①友人と会って話す
②旅行
③競馬
④サイクリング
⑤家族団らん
⑥ポケモンGO
⑦食事
を楽しみました。
①友人
今回は、13人の友人と個別に食事、お茶、飲みのどれかをしました。全て一対一の個別です。僕の人間関係のつくり方は、グループではなく、特定の個人と深く付き合うやり方なので、この13人の中で同じ組織に属していた人はほとんどいません。二人だけでの会話の中でいくつもの素晴らしい考えに触れることができ、アドバイスも頂けました。面白いのは、ルワンダの話をしていても、相手によってかなり違ったことを自分が話していることに気付いたことです。
②旅行
一時帰国中にドライブも合わせると3回旅行に行きました。ルワンダでの仕事では、出張することはめったになく、事務所での仕事がほとんどであることに加え、休日もごく限られた場所にしか行かないため、「どこかに行きたい欲」が異常なまでに高まっており、友人、家族、恋人(今回で別れましたが・・・)と一緒に沖縄から伊勢まで遊び歩きました。それぞれの場所で異なった刺激を受け、日々飽きることなく過ごせました。
③競馬
「女より競馬が好き」と大学院の授業で宣言した通り、帰国中に4回競馬をしました。帰国2日目にいきなりウインズに直行し朝から夕方まで楽しむと、年末には親友と大井競馬場まで出向き、寒い中競馬新聞と格闘し、友人がOO万の大金をゲットしました!年始は実家のテレビにかじりつき、東京に戻った時には5000円の入場料が必要な特別フロアで大勝負を楽しみましたが、大負けしました。
④サイクリング
このブログでも「サイクリングを夢見て」という記事に書いたように、サイクリングは日本にいたころの最大の趣味(競馬といい勝負)でした。しかし、ルワンダではいろいろな事情によりサイクリングを楽しむことができずストレスは溜まっていました。自転車は実家に保管されていたので、手入れした後、滋賀県の琵琶湖まで片道3時間強の道のりを走破しました。向かい風や坂に悩まされながらの完走は感慨深いものです。本当はもう一回する予定でしたが、悪天候により中止しました。次回の休暇では北海道をサイクリングしたいです。
⑤家族団らん
やっぱり実家が一番落ち着く場所です。別に何をするわけでもなく、家族が周りに居るというだけで安らぎを感じます。特に普段は異国の地で孤独な生活をして寂しさが溜まっていただけに、家族のありがたみが身に沁みました。将来、自分も必ず家族を持ちたいと改めて思いました。親戚一同にもアフリカで無事にやっているという報告をすることができ、安心してもらえました。
⑥ポケモンGO
いわゆる「ポケモン世代」だったこともあり、ルワンダにいるときからポケモンGOはかなりやり込んでいました。しかし、ルワンダではジムもポケストップも多くなく、出るポケモンも限られているため、日本、特に東京の環境には驚きました。時間の合間を見つけてはひとりでお台場、浜離宮、芝公園、池袋西口公園などたくさんポケモンが出る場所を巡りました。ミニリュウやギャラドスをゲットできたことが収穫でした。しかし、もう今や若い世代はあまりやっておらず、おじさんおばさんの娯楽になりつつある?!
⑦食事
実は、帰国中に2、3キロくらい太りました。ルワンダでは意識的にセーブしていたものの、「短期間だから我慢せずに食べちゃえ」という気持ちで、ほぼ満腹に近くなるまで食べることが多かったです。東京にいた時の典型的な食事は、朝富士そばを大盛り食べて、昼に友人とバイキングの食事、そして夜は大量に酒を飲むというものでした・・・不健康極まりない!一番おいしかったのは、大手町の「かつ𠮷」です。でも、日本で食べるものはほぼ全て美味しく感じられました。
プライベートでは、恋人と別れるなどいろいろありましたが、総じてものすごく楽しい一時帰国でした。そしてやはり日本、そして東京は住みやすく、楽しく、世界に誇るべき場所だと再認識しました。今はいろいろな経験をしたいので海外で生活していますが、遠くない将来は日本に定住したいと思いました。
任期はまだ続きますが、とりあえず半年後の一時帰国を楽しみに仕事に励みます。