p. 165 から引用
「夢を見るのは、無条件に正しさを信じることができる者だけに許された特権だ。疑いなく、正しさを信じること。その正しさを自分に強いることだ。」
→ このフレーズには激しく共感。誰もが夢をみることを続けられるわけではない。「夢」は響きとしては美しいが、いくつもの矛盾や困難、現実世界にはそぐわないなどの負の面も持ち合わせている。
大抵の者は夢がもともとはあったとしても、日常生活の中で直面するいろいろは理由からそれを諦めて現実との折り合いをつけた生き方に専念する。しかし、中には主人公の恋人の雄大のように自分の夢が正しいと思い、それを実現できると信じて止まない人もいる。そのためには日々を過ごすにしたがって降りかかっているいくつもの矛盾に目をつぶったり、それらを無視できる精神の強靭さ、時には狂気が必要になってくる。
それはもともと生まれて持った特権だということを著者は言いたいのだと思う。例えば私の「夢」は博士号を取って大学教授になることだが、実際に研究をした後に教育現場に入ってみて、いったい自分の研究やこれからやろうとしている研究がどれほど生徒や現場の教師たちの実際の役に立てるのだろうか・・・と思ってしまっている。でもそうじゃないんだと思う、夢をひたすらに信じて成し遂げようとすることは、実際の役に立つのかどうとかそういうことを考えるのではなく、博士号を取ることが正しいと信じて、自分を騙すことさえもできる精神力だと思うんだ。でも、これは難しい、果たして俺にできるのか、って今思う。
「夢を見るのは、無条件に正しさを信じることができる者だけに許された特権だ。疑いなく、正しさを信じること。その正しさを自分に強いることだ。」
→ このフレーズには激しく共感。誰もが夢をみることを続けられるわけではない。「夢」は響きとしては美しいが、いくつもの矛盾や困難、現実世界にはそぐわないなどの負の面も持ち合わせている。
大抵の者は夢がもともとはあったとしても、日常生活の中で直面するいろいろは理由からそれを諦めて現実との折り合いをつけた生き方に専念する。しかし、中には主人公の恋人の雄大のように自分の夢が正しいと思い、それを実現できると信じて止まない人もいる。そのためには日々を過ごすにしたがって降りかかっているいくつもの矛盾に目をつぶったり、それらを無視できる精神の強靭さ、時には狂気が必要になってくる。
それはもともと生まれて持った特権だということを著者は言いたいのだと思う。例えば私の「夢」は博士号を取って大学教授になることだが、実際に研究をした後に教育現場に入ってみて、いったい自分の研究やこれからやろうとしている研究がどれほど生徒や現場の教師たちの実際の役に立てるのだろうか・・・と思ってしまっている。でもそうじゃないんだと思う、夢をひたすらに信じて成し遂げようとすることは、実際の役に立つのかどうとかそういうことを考えるのではなく、博士号を取ることが正しいと信じて、自分を騙すことさえもできる精神力だと思うんだ。でも、これは難しい、果たして俺にできるのか、って今思う。