最近英語のスピーキングの研究を行ったり、英会話教室で教えたりしてふと思っていることがあります。

それは、「どんな人が英語をよりしゃべれるようになるんだろう?」ということです。


もちろん言語習得は複雑な要素が絡み合う現象ですから、簡単には答えを出すことができません。


音感があることも大事かもしれませんし、処理速度が速いことも重要かもしれません。


しかし、案外忘れられていることがあると思います。

それは、「話したいことがある!」ということです。

つまり、自分の中に「英語にしたい考えや意見」などが既に用意されており、それを表現したい!と思うことが重要だと思うのです。


だから、逆に言うと、いくらセンスがあっても、何も言うことがない頭の中がすっからかんの人は英語ができるようにはならないと思います。


その中で重要になってくるのが、母語でもいいので「しっかりと物事について考えたり、自分なりの考えを持つこと」だと思えてならないのです。

自分が普段から身の回りのことや自分のこと、ニュースなどについて真剣にかつ感情的に考えているからこそ、「私はこのことが言いたいんだ!」と思えることが出てくるのだと思います。


そのように自分が伝えたいこと、言いたいことがあるとそれを何とか英語で表現しようとして、必死で勉強するなどの行動に結びつくと思うのです。


また、伝えたいと思う人がいることも大事です。

私は大学の授業や英会話などで、友人や先生に自分の考えを知ってもらいたい、またプレゼンなどで自分の主張を通したいなどという思いから必死で英語を練習しました。


これらの背景にはやはり自分の頭を使って真剣に考えた「伝えたいこと」があったからだと思います。



だから、とりあえず言語習得の秘訣はまず、伝えたいことや伝えたい人がある、いることだと思います。



(同じ大学院のO君にバカにされないようにたまには真面目なトピックで書きました)


それにしても、秋学期が鬱でしょうがない!

モヤモヤ・・・