みなさんはよく、石の上にも3年 だとか、「まずは3年頑張ってみろよ」

とかいう言葉を一度は聞いたことがあるだろう。


それはもともと何事も3年やってみればだんだん慣れてきたりして多くのことが見られるようになり、適応するから、3年我慢しないで辞めてしまうのはもったいないよ~

という意味である。


たしかに、この言葉自体を否定するつもりはない。


おそらく今、見えていなくても2年目、3年目となれば見えることもいろいろとあるのだろう。


しかし、この言葉、実は他にも意図があるということに昨日気付いてしまった!!


それは外国人の人が「日本人はよく3年頑張れとかいうよねえ~、あれって何か根拠あるの?

だいたい自分に合ってるかなんか、6か月もいればわかるし、将来の自分の姿なんて、5年目の人

とか10年目の人見ればわかるよね??」 と聞いてきたことに端を発する。


たしかに!


毎日 as long as 10時間以上同じ空間にいればだいたいどんな思いを持ってどんな仕事をして

いるのか、そして生活状況などもわかってくる。


別に3年いらないじゃんww



たしかに、スキル不足で先輩たちがみなすごく見えて憧れる~! とかだったら別かもしれない

が、自分にその仕事が合っていて「好きだ!、なにくそもっと頑張る!」と思えるか「将来に希望を見いだせない、他にやりたいことがある」


と思うのかは、6か月、少なくとも1年いれば確実にわかるのだ。





では、何故日本では3年3年と声高に叫ばれるのだろう。


そこには、会社側、経営者側の意図がたっぷり見て取れる。


たとえば、企業や役所に入ってからの3年を考えてみよう。



大学、大学院を卒業すると年齢は23~25歳からスタートし、3年たつころには

26~28歳になる。

それくらいの年になるとどうなっているだろうか、


おおよそ半分くらいの人は結婚している、そしてそうでなくとも結婚しようと思っている恋人が

いるかもしれない。


恋人だけでなく、身の回りには借金をして買った車、(一部は)マンション、家具などがあるだろう。

そして、仕事の面で見ても、入社して1年目とかよりも責任感が重く、他になかなか代わりがき

かない仕事がまわってくる可能性が高まるのだ。


そう、3年たつと、いくら自分に合わないとわかったところで、そして他に夢があったところで


かなり身動きがしにくくなってしまうのだ。




だから、「まずは3年やってみて、それから考えろよ」という言葉の裏には


「3年したらいろいろと身動きができなくなりやめられなくなる(一生会社に残ってくれる)

からなんとか3年居てくれ」


という思いが隠されている。


よってこの言葉は新人などを辞めさせたくない会社側、そして保守的な日本の世間が作りだした

言葉なのだと気付くに至った。



実際に会社に入ってわかったのだが、だいたいのこと(70%くらい)は6か月もするとわかるようになる。


だから、「まずはとりあえず1年やってみろよ」


俺は、本当に思っている人には代わりにそう言いたい。