国際交流にも地道な努力は必要だ。


最近はそれをつくづく感じる。



楽しくしゃべったり日本の文化を紹介するだけではないのだ。



最近は新しく入寮する人が多くて毎日誰かしら入ってくる。



そのたびに俺は館内を案内したり質問を受けたりする。



最初のほうこそ楽しくやっていられるが



だんだんと繰り返しになるにつれて面倒くさくなってくるのも事実だ。



あんなにやろうと思っていた語学エクスチェンジの計画実行も



最近ではいろいろ忙しくて後手後手に回っている。





今日もベトナム人の3人が入ってきた。



今日は引率のバイトも含めて上野まで迎えに行った。



朝7時20分起き、俺にしては早い。



そして電車の中ではいろいろと説明したり質問を受けたり



寮に着いたら館内の説明やら・・・



今日も相当暑くて疲れていた。



そこに更に細かいことを色々質問されるとさすがにまいってくる。



しかもなまった分かりにくい英語で。





そこで若干いらついたまではいかないけど少し不機嫌な態度を取ってしまった。



それを見て向こうも申し訳なく思ったらしくちょっと静かになってしまった。



しまったと思った



俺には当たり前でも彼らはベトナムという途上国から来て


しかも日本は初めてなのだ。分からないことだらけなのだ。



俺が初めてアメリカにホームステイした時のこと、イギリスへ行ったときを思い出した。



そうだ、分からないことだらけだった。



こういうことを教えてくれる人がいて、現地の人と友達になれたらどんなにいいだろう・・・



そう思っていた。



自分は日本でそのような人になりたいと思って



寮長にサポート役を申し出た。



自分、まだまだだと思った。






目の前の目標がいかに困難で大きくとも



ひとつひとつやっていこう



地道な努力の積み重ねが



大きな成果に結び付く。