やっぱり東野圭吾の小説はおもしろい。


今回の「夜明けの街で」はハードカバーが出ていたことは知っていたが


帰国したら文庫本化されていたので即購入!^O^


今回は不倫がテーマだった。


よって結婚もしていない自分が不倫について理解するのはちょっと難しい


でも黒木瞳主演のドラマ「同窓会~ラブアゲイン症候群~」を見たので


多少の予備知識はある 笑



恋愛小説プラスミステリーといった内容で


標準的は生活に飽き、「男」として見られなくなった人物が主人公だ。


確かに文章や表現、ストーリーもおもしろいのだが


いつものキレがないと思った。


「さまよう刃」、「赤い指」、「手紙」などでは


それぞれ少年犯罪、介護問題、殺人犯の家族といった


社会問題が背景となっていて


「悪意」、「容疑者Xの検診」、「殺人の門」


などでは人間の奥に潜む深い感情が描かれていて


どれも読みごたえがある。


しかし、この「夜明けの街で」


は一貫して流れるテーマ、またその伏線などが他の作品ほどは感じられなかった。


確かに最後30ページでは彼独特の読者をあっと言わせる逆転マジックを見せてくれて


身震いするような感動があったのは事実だが




そんな点を考慮してでも彼の小説は他の作家のより何倍も面白いと思う。


どうかインターン受かりますように!!