バイオリン型のオリジナルギター完成ヽ(^o^)丿 | HAWAII部長のマシンガン日記

バイオリン型のオリジナルギター完成ヽ(^o^)丿

最近、特に五十路入りしてからは、よりワガママになってきたというか、自分の残りの人生は大好きなことだけに集中して、つまらないことには極力時間も労力もお金もかけたくないという想いが強くなってきました(笑)

 

つまらないことをやっている余裕はもうないというか(笑)

 

ギターについてもそうで、10代の頃からこんなギターが欲しい!というイメージはあったものの、それに合致するモノがどこにも売ってなくて、仕方なく一番イメージに近く、その時々の経済力で買えるギターを手に入れて、もっと良さそうなのを見つけたらまた手に入れて・・・・を繰り返して、相当な時間・労力・お金を注ぎ込んできたわけですが、もうそろそろ終わりにしようかと(笑)

 

以下は19才の時に初めて手に入れたエピフォンのレスポールモデル♪

当時の経済力で買えて、最もイメージに近かったギター♪

 

元々、大ファンなギタリストがいるわけでもなく(ジミヘンやベック好きならストラト、ペイジやスラッシュ好きならレスポール、キース好きならテレキャスターとかあるじゃないですか)、そもそもブランドが好きではないので(自分で気がつかないうちに企業や商品の宣伝をさせられている気がする)ギブソンやフェンダーだから買うとかいうことはなく、ルックスや音に惹かれて(そして自分の理想からはやや妥協して)手に入れてきているわけですが、もう妥協している場合じゃないと(笑)

妥協したまま天国に行ってもいいのか?と(笑)

 

「よしっ!今までの鬱憤を晴らすぞ!徹底的に自分好みにデザインしたギターを作ろう!!」と思い立ったのが一年半前、50才の誕生日を迎える1ヶ月ぐらい前で、本当は自分で木を削って作りたかったのですが、人生の時間の節約ということで(笑)、デザインだけやって、製作は良さそうなギタービルダーにお願いすることにしました♪

 

以下は以前にギター製作の真似事をして作った、通称トイレットギター(笑)
全てのパーツを作ったわけではないけど、ピックアップのエスカッションとか金属部品も真鍮ブロックから削り出した自慢の一品♪
やっぱ自分で作ったモノって愛着沸くよね(^u^)

 

まず、基本コンセプトはハッキリしてて、ギターを手にした10代の頃からの夢、「バイオリンみたいなシェイプで、音はレスポールのようなロックギター」っていうものです♪

 

叔母がピアニストだったこともあり、幼少の頃からクラシック合奏のリサイタルを聴きに行っていたので、チェロの深い低音やバイオリンの伸びやかな高音に魅了されると同時に、あの独特なくびれ形状&fホールのある美しいデザインに心を奪われたのです(^u^)

 

その後、ロックに洗脳されてギターを弾くようになってもバイオリンのシェイプが忘れられず、楽器店でバイオリンに似たギターを見つけてGETしては、音が軽くてガッカリという繰り返し・・・(^_^;)

 

これはバイオリンシェイプに惹かれてGETしたものの、リビングの飾りになっているギターですね(笑)

 

ヘッドもちゃんとクルンとしてて、結構バイオリン感はあるんだけど、音がぺらっぺら・・・(^_^;)
 

これはもう手放してしまいましたが、ヤマハのチャゲ&飛鳥の飛鳥モデルです(笑)

 

ヘッド形状は普通ですが結構バイオリン感のあって、マテリアルは普通のギターだからグリグリ歪ませられるかも?と思ってGETしましたが、何故か音が軽くてバンドメンバーに酷評(^_^;)

 

一方、何故かベースはバイオリン感(大きさ的にはチェロ感?)も音も最高なのがあって、いつも歯軋りしていました(笑)

 

これはPee人君所有のアンペグのスクロールベースですが、fホールがあるだけでなく、ヘッドがクルンとなってて、弦巻きもクラシックギターと同じスロッテッドヘッドだし、バイオリン感がハンパ無いです(^u^)

 

スクロールベースのヘッド部分です♪

ややデフォルメされていますが、先端のクルンとした感じや、ヘッド全体がネックの握り部分より外側に飛び出してる感じなど、物凄いバイオリン感があります!

 

こちらが本物のバイオリンのヘッド部です♪

ね、似てるでしょう??

 

こちらも歯軋りするほどバイオリン感のあるデザイン&音も素晴らしいギブソンのEB-1♪

ベーシストでもないのにバイオリンに似てるってだけでGETしてしまったもの(^_^;)

 

実戦で使ったのはSheep Controller+ユタカで演った、スウェードのカバーバンドだけ(超レア笑)♪

 

これでヘッド部をアンペグみたいにすれば更に最高なんだけどな~、ギブソンは何でこのデザインのままギターを作らないのかな~!

(fホールは穴ではなく、黒くペイントしてあるだけだけど笑)

 

こちらもfホールが黒ペイントのグレッチ♪

 

カントリージェントルマンというモデル名の通りカントリー的な音なので、我々の音楽にはまったく合わないのですが、fホール付きというだけで欲しくなってしまうから困ったもの(^_^;)

 

このギターはピックアップを変えたり、0フレットを普通のナットにしたり、ビグスビーアームをネジでボディにガッチリ固定したりと、ロックギター化を色々試したのですがイマイチで、今では元に戻してます・・・

 

これはちゃんと穴が空いているfホール付きのオベーション♪

 

これが初めて手にしたfホール付きギターだったな~ もう20年以上前の話だけど(^_^;)

 

バイオリン的ギターが欲しかったわたくしにとっては大満足なギターで、ライブ&レコーディングで活躍しましたが、セミアコのようにピックアップ下にセンターブロックがないので、とにかく歪ませるとハウるハウる・・・

 

元はシングルコイルのピックアップが付いていて、コードストロークするとシャラ~ンという綺麗な音が出るギターだったのに、無理やり良く歪むハムバッカーピックアップを取り付けて、ハイゲインアンプでグリグリ歪ませてロックしていたのがいけないのですが(笑)

 

思い返せば、まずバイオリン的なギターを音も聴かずにルックスのみでGETし、それを好みのロックサウンドが出るように色々改造するという歴史を繰り返してきてますね(^_^;)

 

ようやくfホール付きで歪ませても殆どハウらないギブソンES-335を使い始めたのは、Sheep Controllerを始めた四十路入り前後だったけど、これはルックスも音も気に入って、ライブ&レコーディングに大活躍してくれました♪

 

ES-335は、メサブギーアンプを最大限に歪ませた時だけボリュームペダルでノイズカットしてあげれば、ゴリゴリのハードロックにも十分対応できる優等生でしたね♪

 

fホール付きってだけで、こんな妙なレスポールモデルもGETしたこともありましたが、散々改造したものの音がショボ過ぎて、やっぱり部屋の飾りになってますね(^_^;)

 

fホール付きギターは眺めているだけで癒されるので、部屋の飾りでも全然OKなんですけどね(笑)

 

この頃から、fホール付きギターを諦めて、ガッチリしたソリッドボディで気兼ねなく歪ませられるギターに転向していくことになります♪

 

それでも普通のデザインのギターは弾く気になれず、ファイヤーバードやフューチュラなどヘンなシェイプの変形ギターを弾くことで自分を無理やり納得させていましたが、現在メインで弾いているのがこれ、ドデカ・レスポールです♪

 

どのくらいデカいかというと、こんなにデカいです(笑)

 

レスポールシェイプですが、元フェンダーのマスタービルダーが作ったプロトタイプで、それはそれは甘くて太い素晴らしい音が出ます!

見た目も綺麗なトラ杢が出ててライブ映えバッチリなので、ここ何年間のライブはこのギターしか弾いてないぐらいお気に入り♪

 

このギターを弾いて勉強したことが2つあって、1つ目は、ギターはデカくて重たい程、ズッシリと深みのある音が出るっていうこと♪

 

2つ目は、量産品ではなくビルダーの試作品という、製品というより作品と呼んだ方が良いギターには独特の雰囲気があって、人の手の温もりとか作品に対する想いのようなものが伝わってきて、アート作品として見てるだけで楽しいってこと(^u^)

 

大体、あのストラトやテレキャスターみたいな工業製品的ギターを作っているフェンダー社のマスタービルダーが、ギブソン社のレスポールみたいなギターを作ったってだけで面白いのに、そのギターがハンパなくデカくて重たい(レスポールの2倍ぐらい)、しかもフラットトップ(フェンダー社のギターは殆どフラットトップ、レスポールはアーチドトップ)って、何か深い意味を感じちゃいますよね(笑)

 

そんなこともあり、自然と「ビルダーにギター作品を作ってもらおう」という気になったっていうのもありますね♪

 

さてそれからは、全国に星の数ほどあるギター工房の中から、どこに依頼しようかな~と、ネットで調査する毎日(^u^)

 

そして何気なく作品例を見ていて「おおっ!!」と思ったのがこれ!!

そう、知っている人は知っていて、知らない人は全く知らないという(笑)、ローリー氏率いる「すかんち」というロックバンドの女性ベーシスト、Shima-Changのベースじゃないですか~!!(このモコモコのフライングVはライブで見覚えが!)

 

ローリー氏はギターを顔で弾くから大好き(笑) フレーズも活き活きしてるし♪

 

そ、そしてこのお方は・・・・!!!まさかの人間椅子の和嶋氏&鈴木氏!!

和嶋氏のギターも作っているのか!!!

 

洋楽ばかりで邦楽は殆ど聴かなかったわたくしですが、好きな邦楽ロックバンドのトップ5に「すかんち」も「人間椅子」も入っているんですよ(笑)!

両バンドとも、売れセンとかそういうのとは無縁で、好き勝手にやっているスタンスがカッコ良くて大好きなんですよね♪

 

そして、この写真の左側に写っている2人が、このギター工房(アヴァンチュールギターズ)のビルダー、川越夫妻ですヽ(^o^)丿

 

さっそく連絡を取ってみてビックリ!!!

 

なんと、川越氏もギタリストで、愛器が激バイオリン感のあるファーストマン製リバプール67スペシャルだって~ヽ(^o^)丿

1967年製だから、わたくしと同い年のカッコいいギターです!

 

しかも、以前はヘフナー、カワイ、アライダイヤモンド、ヤマハ飛鳥モデルまで!持ってたらしい(゜o゜)

 

マジ?! わたくしとまったく同じ趣味じゃん!!

 

リバプール67スペシャルのヘッドは普通のギターと同じ巻き弦方式ですが、先端にちゃんとクルン形状があるんですよ~ヽ(^o^)丿

 

川越氏は北海道に(ライジングサンとか)人間椅子とかすかんちが出演する時はギターテックをやっているそうですが、函館でやっているご自身のバンド(カレンダーズという名前でGSをやっているらしい)も3ピースでドラマーが女性だって~(我々Sheep Controllerと同じ)!

 

これは超気が合いそうです(笑)!

 

始めに設計したのがコレ(左)ですヽ(^o^)丿

 

バイオリン形状をそのままES-335(右)と同じサイズ感にしてみたもので、その他はネック、ピックアップ、ブリッジ、テールピースの位置を同じにしておけば、とりあえず音階がズレたりすることはないだろうという安易な発想(笑)

 

もちろんヘッドはクルン形状+スロッテッドヘッド、fホールなどバイオリン感をバリバリに出しつつ、操作性はES-335なのでプレイヤビリティも良さそう♪

 

ヘッド形状のデザインには徹底的に拘りました(笑)

 

クルン形状は、アンペグやファーストマンは同心円状ですが、やはりバイオリン感を出すには渦巻き状にしたいですよね♪

 

ペグはヘッドの曲線に沿って一つ一つが微妙に曲がって取り付けるようにして、流れるような優雅なラインを強調しました♪

 

大きさは最近愛用しているドデカ・レスポールぐらいは欲しいので(わたくしがデカイので笑)、わたくしが持った時に違和感ないかもシミュレーション♪

 

こちらは従来のバランス♪

 

新設計のギターを持たせたところ(^u^)

 

なかなかバランスは良さそうです♪

ただ、この位置でストロークするとピックアップセレクターに手が当たってしまいそうです・・・・

 

そこで、考えたのがこちらのデザイン(^u^)

 

ピックアップセレクターをトグルスイッチではなく、ロータリースイッチにしてしまう作戦(笑)

 

左のギターはそのままトグルスイッチをロータリースイッチにしただけですが、これだと全体のバランスがイマイチなので、中央や右のギターのようにボリュームを上に持ってきて(トーンボリュームは思い切って削除し、替わりにボリュームポッドを引っ張るとシングルコイルになるように変更)、シンメトリーなデザインにしてみました(^u^)

 

うむむ、なんかヒゲの生えたオジサン顔に見えてきた(笑)

 

しかしオリジナルギターのデザインって何て楽しいんだろう♪

 

これでかなりバイオリン感とプレイヤビリティが両立したグッドデザインになったと思ったのですが、やはり何かが物足りない・・・・

 

そうなんです、やっぱりバイオリンには必ず付いている、黒くてデカいテールピースがポイントなんですよね!

鼻の横のヒゲに加えて、口ヒゲまで生えたオジサン顔にしか見えない(笑)

 

この黒いテールピースに機能を持たせるのか、あるいはイミテーションにするのか、相当悩んで辿り着いた最終デザインがこちら♪

 

黒いテールピース(木製)がイミテーションにもなり、テールピースにもなるという良い所取りな設計(笑)

イミテーションの時は、ES-335と同じようにチューンOマチック側のテールピースに弦を取り付けて、テールピースとして使う時は、チューンOマチック側のテールピースが弦押さえの役割になるっていう、我ながら素晴らしいアイディアヽ(^o^)丿

 

これならテールピースとして使った場合でも弦のテンションを稼げるので、サステイン命のロックギターにはバッチリだからね!

 

この後、製作途中で多少の変更はありましたが、一先ずこれでデザイン完成♪

 

こちらがギターに使われた木材ヽ(^o^)丿

 

トップ材(中央)はまさかのスプルース(松)!

アコギのトップ材にはよく使われていますが、エレキは見たことなし(笑)!

でも本物のバイオリンのトップ材はスプルースなので、やはり妥協せずにチョイス♪

 

ボディはトップがスプルース、中央がマホガニー(左)、バックがメイプル(右)というサンドイッチ構造になってて、これはバイオリン感を出すボディ側面の形状(中央部が凹んでいる)を製作するのに好都合で、マホガニー部分をちょっと小さく作ればOKなんですよねヽ(^o^)丿

 

ご存知のようにマホガニーはギブソン系の甘くて太い音、メイプルはフェンダー系のシャープでクリアな音なので、3枚張り合わせてどんな音になるのか興味津々~

 

因みに指板は当然エボニー(真っ黒な材でバイオリン感には必須)ですよ♪

わたくしは定番のローズウッド指板ばかりでエボニー指板のギターなんて弾いたことないな~

 

わたくしのやりたい放題のデザインからキッチリした図面に起こして、それを材料の木材に転写しているところ(^u^)

 

いや~ご苦労様です!デカくてすいません(笑)!

 

隣のレスポールと比べると、ハンパなくデカイことがよくお分かりかと(笑)

 

しかしアヴァンチュールギターズの素晴らしいところは、こちらの要望を一切否定せず、それを実現するためのアイディアをどんどん出してくれるところですね(^u^)

 

普通、「それは技術的に大変だから~」とか言われそうな内容も、「その形状を加工するのに必要な工具を取り寄せました~」とか、サラッと対応してくれるのがカッコいいです♪

 

だから「こういうギターを作りたい!」というしっかりしたビジョンがある依頼主なら、本当にイメージ通りのギターを手に出来ると思いますよ!

 

ボール盤を使って、マホガニー材に音響特製&軽量化のためのチェンバー部を荒加工をしているところ♪

 

デカくてボール盤のテーブルからはみ出してますね(汗)

 

このチェンバー部は立って弾いた時のバランス(ネック落ちとか)や音の響きが変わるので重要工程ですね♪

 

因みにチェンバー形状についてはノータッチで、熟練ビルダーの川越氏のご経験とカンにお任せ♪

 

ハンディルータでトップ部の曲面の荒加工をした後、写真上部に写っているカンナ(6種類)を使って人手作業で削り出していきます♪

いや~ご苦労様です!!

 

川越氏は長年ギター製作をされていて手に血豆が出来たのは初めてだそうです(汗)

 

これはトップ部を接着する工程ですね♪

 

3つの材を張り合わせたボディ構造が良く分かりますね!

でもバイオリン感を出すならこの構造がベストじゃないかな~、ご覧のようにボディ側面の中央部が凹んでますからね・・・これを1枚板から削り出すのは至難の技(^_^;)

 

因みにこの側面の凹凸は、後で凄いメリットがあることが判明!!

写真右下の穴がシールドジャックなのですが、ジャック部が凹んだ位置になるので、ギターを床に置いてもジャック部を痛めることがないんですよ!! デザイン時は深く考えてなかったけど(笑)

 

まるでアコギの接着のような、凄い数の止め具です!!

 

なんかドラムのビーターみたいですね♪

 

これはヘッド部の穴開けをしているところで、挟まっているのは専用に作られた当て木です♪

 

当て木をしないで穴を空けると、出口が割れちゃったりするんですよ!

 

川越氏のアイディアで、ペグが収まる溝は貫通ではなく、落とし込み(加工難易度UP)にしていただきました♪

 

これで、バイオリン感が更にUPしたと思います(特に裏からの見栄え)♪

 

最大問題?のクルクル部分・・・(笑)

完全に手作業じゃないと加工できないですね(汗)

 

完成!!!素晴らしい!!!優雅で気品のある造形ですヽ(^o^)丿

見てるだけでウットリ・・・

 

7月に北海道に遊びに行ったついでに函館まで足を伸ばして、アヴァンチュールギターズさんを訪問~♪

お店のHPはこちら(https://www.aventure-guitars.com/shop/index.html

 

本当は完成したギターを受け取る予定だったのですが、デカい上に複雑形状が災いして度重なる苦難の連続が川越氏を襲い(笑)、納期に間に合わなかったので、製作途中の様子とネックのグリップ確認のために(^u^)

 

訪問時はちょうど改修工事をしてました♪

直前に北海道を襲った台風の影響で塗装ブースが水浸しになっちゃったらしい・・・(^_^;)

 

やっぱり、バーンと一番目立つ場所にファーストマンが飾ってありました(笑)!

 

グレッチが好きなのも、きっとわたくしと一緒の理由でしょう(fホールとかビグズビートレモロとか笑)♪

 

おおっ!!!すかんちのローリーとshima-chang!!

 

このギター&ベースを川越氏が作ったのですね~♪♪

すかんちファンとしては超~羨ましい!!

 

さっそく見せてもらうと・・・・おお~!!!

ほんと、デザイン通り!!!素晴らしい出来!!!

 

ネックの握り具合(太め好き)もバッチリ♪

 

ネック材は、マホガニーかメイプルかで最後の最後まで悩みまくりましたが、最終的にはバイオリン感を大事にしてメイプルにしました(^u^)

 

ギブソン系ギター(マホガニーネック)ばかり弾いてきてて、メイプルネックって全然馴染みがないので、シャープで硬い音にならないかな~とちょっと心配だったんですよね・・・

 

でも万一、この優雅なデザインのネックを折ったりしたら大変だし(私はないけど、マホガニーネックは倒すと簡単に折れるらしい)、本物のバイオリンはメイプルネックなので、どんな音がするんだろう?っていう興味もあったので♪

 

引き続き、めげずに頑張ってくださいね~♪

 

ついでに川越氏にSheep Controllerの新譜「melt town bazaar」をプレゼントしました(笑)!

 

川越氏のカレンダーズと函館で対バンしたいですね~♪

もちろんこのギターで演奏しますよヽ(^o^)丿

イベント名は「ロックフェス with バイオリンギター」で(笑)!

 

インコのピートくんもご来店~(笑)

 

我々がいる間も、ひっきりなしにお客さんが来店してて、川越氏も我々と会話しながらササッとギターの調整したりとかしてて、人気店みたいでしたよ(^u^)

 

ギタービルダーのお店って、しかめっ面してギター各部への拘り・ウンチクの多い職人気質な店長がいて(笑)、ドアを開けるのに勇気が必要っていうイメージがあるけど、ここは全然気軽に「遊びに行く」って感じでした♪

 

こういうお店が山梨にもあればいいのにな~

 

それにしても、この旅行から帰った後、まさかあの大地震が北海道を直撃するとは・・・・

震源の苫小牧からフェリーに乗ったし・・・・(゜o゜)

 

ちょうどその大地震の時、川越氏はこのギターを製作中だったそうですが(夜中の3時にギター製作!お疲れ様です!)、真っ先にこのギターを保護していただいたそうです(笑)

ほんと、苦難が続くギターだな~(^_^;)

 

そしていよいよ木工完成です!!

ブログで書くとあっという間ですが、きっと相当ご苦労されたものと思われます・・・

 

バイオリン型ギターが好きなビルダーじゃなかったら放り出していると思います(笑)

 

塗装すると、ぐっとバイオリン感が出てきますね~♪

色はバイオリンによくあるエビ茶色♪

 

バイオリン感を出す特徴の一つ、トップ面の外周に沿って刻まれた彫りラインがクールですね♪

わざわざこれを彫刻する工具を導入されたそうです(゜o゜)

 

これはギブソンEB-1の外周ラインとfホールですが、ご覧のように黒く描いてあるだけです(笑)

 

古いバイオリン感を演出するために、トップ材にちょっと縦キズを入れて頂きました♪

 

全て手作業でカッターを使って一つ一つスジを入れたそうです(゜o゜)

気が遠くなる作業・・・

 

こちらは裏側♪

メイプル特有のトラ杢がオシャレです(^u^)

 

これはトップコートを吹いたところ♪

スプレーガンで塗れない凹凸部は手塗りだそうです・・・

 

木製テールピースは3本のビスでシッカリボディに固定されてます♪

これならサステインも問題なさそう♪

 

・・・・そして、いよいよ各部品を取り付けて完成~ヽ(^o^)丿

 

うわっ!!イメージ通りだけどイメージ以上!!

 

このまま抱いて一緒にベッドインしたいぐらい最高です(笑)

 

函館から河口湖まではるばるやってきたバイオリンギター♪

 

現在、名前を考えているところ(笑)

 

一緒に並べるとEB-1がオモチャに見えます・・・

 

さっそくお馴染みの庭で撮影♪ Cool!!

 

わたくしが抱えるとこんな感じ♪

 

ヘッド落ちもなくてバランスも良い感じです♪

 

Pee人君が持つと、パンクロッカーになってしまいます(笑)

 

こんなギター持ったパンクロッカーがいたら超カッコいいけど!

 

デザインだけじゃなく、機能も素晴らしいんですよ~♪

 

例えばネックのドットポジション♪

 

暗くするとアラ不思議!!光るんですよ~♪

 

これで暗いステージでもストレスなく演奏できちゃうわけ♪

 

そして自分でも気が付かなかったのが、チューニングのしやすさ!!

 

ペグが横向きについているので、ネックをグリップする手の形のままチューニングできちゃうんですよ♪

 

これは眼からウロコな発見でした!

 

ピックアップのセレクタスイッチをロータリースイッチにしたので操作性が心配でしたが、こんな感じで手の甲を使ってスイッチを回すテクを使うと、結構簡単にスイッチング出来るってっことが判明♪ まったく問題ナシ!

 

唯一のマイナスポイントは、座って弾くと側面の尖った部分が膝に食い込んで痛いってことですね(笑)

 

そして気になる音の方ですが・・・もうこれは文章では言い表せません(笑)

一つ言えるのは、今まで聴いたことがない音ってことです(笑)

そして外見と裏腹に?かなりロックなギターです!

激しい曲を作りたくなりますね~!

 

11月25日のひつじ祭りでライブデビュー予定なので、気になる人は聴きに来てください(笑)!

 

果たしてこのギターがどんな音を奏でるのか?? ぜひ目撃しましょう♪

 

Sheep Controllerの活動詳細はHPご参照(http://www7b.biglobe.ne.jp/~sheepcontroller/

 

最後に、長年の夢だったバイオリンギターを、幾度の苦難にもめげずに実現してくれたアヴァンチュールギターズの川越氏に最大限の感謝を申し上げます!!

 

このギターは家宝にして代々受け継ぎたいと思います!

幸い、息子もギタリストだし(笑)

 

・・・・そして・・・・スペアのバイオリンギターをもう一本作ってください(爆)!

嫌がられそ~(笑)

 

ではでは~♪