今回の爆弾低気圧で改めて、自然の怖さを感じた。北日本大震災でも人間は何もすることができなかった。自然は食料をはじめ、人間にたくさんの贈り物をくれる素敵な存在だが、ひとたび牙をむけば、人間がコントロールなんかできないほどの力で色々なものを破壊していく。
日本は、古来からそんな自然への敬意もあってからなのか、自然を征服、コントロールなんかしようとして来なかった。日本庭園がその典型であり、自然を利用、再現することから始まっている。一方、西洋は幾何学模様に植物を配置するなど、あくまでも自然は道具の一部であり、征服しようとする考えである。ヨーロッパは地震もないし、海流の影響もあり温暖な地域であることなど、土台から全く条件がことなっているのだが。

そのように西洋のようにコントロールすることでなく、寄り添いあるものを生かし、より良いものを創造していく力のある日本ではあるが、昨日の原発の事故を見るとウンザリする。私はある意味日本人らしく無党派で無宗教(八百万の神は信じている。)ではあるが、今の政治には呆れる。全くコントロールなんか出来ていないじゃないか。福島の事故に対しても未だにコントロールなんかできない中、再稼働した上に事故。ありえない。先祖代々受け継いできた土地に戻れない人もたくさんいる、ましてや、5年も経過しているのに未だ仮設住宅に住んでいる方もたくさんいるのにである。大震災の復興にはたくさんいいたいことはあるが、ここではここまでにしておく。少なくとも言えることはまだまだ復興は終わっていない。

コントロールできないものなんかに力を入れることが果たしていいのか。確かに雇用や地域の活性化、資源不足もあることはよくわかっている。しかし、福島の事故のようなことが起これば日本を失うことになることが分かっているのに。

これからは、益々世界基準で考え、行動していくことが大切ではあり、論理的に成り立った自己表現力は身に付けていくことは急務の課題であり、力を付けていかないといけないことには変わりない。しかしながら、古来から続いている自然へ敬意をもち、奥ゆかしきなどの言葉があるように謙虚に生きていくなど、日本の文化は忘れてはいけないものと思っている。