昨年7月頃から読書記録を取っています。
年も変わった所で、昨年読んだ本の中でベスト5でも作ってみたいと思います。


5位!
"小さなチーム、大きな仕事-37シグナルズ成功の法則"
http://mediamarker.net/u/makotoyagi/?asin=4153200115

ちょうどシステム作りがある程度固まってきて、テスト環境を使用しての要望リストを作成していた頃に読んだ本。
タイミングも良かったですが、内容もシステム作りの心得といった所で、大変参考になりました。

4位!
QT
質問思考の技術


http://mediamarker.net/u/makotoyagi/?asin=4887593791

大概本はさっと立ち読みしてから買うのですが、新宿紀伊国屋、東京丸善も含めどこに行っても売っておらず、amazonの中古では2倍弱の値段が(届いてから気づいた)ついていた一冊。

要するに批判者になるな、学習者になれ、という事になるかなと思います。
ただそれが物語調で(ザ・ゴールなどのように)色んな形で書いているので、
二倍の値段付けるか、といったらそこまででもないかもしれないですが、一点集中の書き方といった所で言いたい事が入ってきます。


3位!
だから片づかない。なのに時間がない。「だらしない自分」を変える
7
つのステップ

http://mediamarker.net/u/makotoyagi/?asin=4478732868

これを読んで、部屋を片付けました。
それだけで買った価値があります。


2位!
アイデアのちから
http://mediamarker.net/u/makotoyagi/?asin=4822246884

行動経済学や行動分析学の本が沢山出版されていた中、
昨年出版された同著者の本は「スイッチ!」でそちらも面白いですが、あえてお勧めしたいのはこちら。
基本的にはプレゼンの手法について書いている本で、"Success"の文字数分だけ章があります。

文章が面白いです。読んでて面白い。
エピソードが多分に盛り込まれていて、まぁまとめを読めば何が書いてあるのかはすぐわかるのですが、
エピソードが面白いので読み飛ばせずついつい読んでしまいました。

1位!
ご冗談でしょう、ファインマンさん

(
困ります、ファインマンさん
)

http://mediamarker.net/u/makotoyagi/?stg=title&word=%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3&st=regdate



ご冗談でしょう、が上下巻、その後の困ります、が一冊の計三冊です。

エッセイ風の自伝になります。

ただ、もうほとんど一気に三冊読んでしまいました。面白い。

教訓的な物も得られる所が何か所もありましたし、理系の学者が書く文章が面白いってイメージはあまりないですが、(偏見)、

物理嫌いな私がちょっとこの人の物理の教科書買っちゃう?って思った位には面白いです。




次点

その科学が成功を決める

その数学が戦略を決める

http://mediamarker.net/u/makotoyagi/?stg=title&word=%E6%B1%BA%E3%82%81%E3%82%8B&st=regdate

全然違う本ですが、たまたまタイトルが似てます。
その科学、は自己啓発のアンチ本、その数学、は確率統計の本です。

自己啓発のアンチ本、とうたっていてそう書きましたが、実際は実験心理学の本といった所。
ストレスがたまった時は大声を出すのにカラオケへ行った方がいい、みたいな、
一般的に正解だと思われていそうな事をテーマにしている所がアンチ本たるゆえん。

実験心理学の世界は理学と工学の工学のようなもので、「なんとなく上手く行った」みたいなケースもあるので、
信頼性が高いのか、はなんとも言い難いが、これまでの通説をひっくり返す形で書かれているのは興味が惹かれ、読みやすい。

その数学、は超巨大データと確立統計の話で、
データさえあれば未来に醸造が完成するワインの味の予想も可能であるとか、
ヒットする映画の作り方とか、
そのようなものをひっくるめて絶対計算、と読んでる。
大量のデータと上手い仕組みがあると、これだけの威力があるのか、と楽しかった。


そんな感じで今年も本、読んでいきます。

二番目の公演は ロブ・ハンメル氏によって、「デジタシネマにおける3Dが及ぼす経済的影響」について。

タイトルだけだと、なんだかお堅い話っぽいですが・・かいつまんで。

・設備投資、眼鏡(20~30回使える)は初期投資として必要だが、3Dのチケットはプレミアがつけられる、
また前述の配給費用の低下などもあるため、得になるようになってくるはず

・現在の3D映画と呼ばれるものは、二つのカメラで撮っているもの、一つのカメラで撮っているものを加工しまくって3Dにする方法とあるが、今後は二台が主流になると思われる。

ここからは別スライドで、3D映画の技術的な話。基礎的な所からだったので、分かりやすかったです。

3D映画のための技術について
基本的にはどの技術も、偏光を用いて錯視を人工的に作っているだけ。
マジカルアイなどの立体視を眼鏡などを利用して容易に起きるように仕向けてるのです。
(目の焦点ずらすとなんか模様が浮かび上がってくるやつです)

一番原始的なのは、ご存じ?赤と青のフィルムの眼鏡で観るもの。これだと色の表現が非常に難しい。。
”/”と”\”の模様のそれぞれ入った眼鏡というのや、右巻きと左巻きの渦巻きをつけた眼鏡。。などもあるけど。。

今メジャーな3D錯視法は、映像は右目用画像と左目用画像を高速に交互に表示し、眼鏡側は右目レンズと左目レンズのOn Offを交互に高速にやる事によって、右目と左目に違う映像を同時に見えるように錯覚させるというもの。

ちなみに、赤と青のフィルムの進化系で、何百色の色を使って同様の技術を使った眼鏡もあるらしいです。


右目と左目で違う映像を見せて脳に補正させる事によって錯覚が起き、立体視となるのですが、
この時、例えば、フィルムが数ミリ単位でずれたとすると、脳に対して補正の負荷が大きくなります。
よって、物理的なフィルムを使用するとこのようなずれによる脳の疲労が増大する可能性がある、という事。
また、映像を調整して3D化するのですが、この微細な調整がどれだけ重要か、という事です。


次は、パネルディスカッション。
1にリンク貼りましたが、社長、取締役、経済産業省などそうそうたるメンバーによるディスカッションです。。
知的財産管理技能検定3級を取得したおかげで、関連するセミナーのお知らせがたびたび来ます。
大体は業務に非常に近そうなものが多いので行かないのですが、今回はタイトルから面白そうだと思ったため、参加してきました。
ちなみに今二級を勉強中です!

http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/ct/event/details/02.html

まず、北米デジタルシネマの進展と現況について、KITの教授、北谷賢司先生から。

映画は成熟産業で、売上や雇用も好転の気配が無い上に製作費が高騰してきていると。
また、他の娯楽産業が増えてきているのもこれに影響を与えてると。
なんか、ゲーム業界なんかも似たような感じになっている気がします。
コンテンツの種類が増えてきて、消費者が拡散傾向にあるのかもしれません。

そこで、本シンポジウムのタイトルにもあるデジタルシネマです。
利点 (フィルムと比べて)
記憶容量が多い、現像不要、画質の劣化がほぼない、複製費用の減少(1/30!)、配給が簡易に(HDDとしてもフィルムより軽い。ネットワークを使用すれば物理的に運ぶ必要すらない)、フィルムの傷、上映中のずれなどがない。

問題点

上映映画館側の設備投資費用(上映機材、眼鏡など)

複製費用が劇的に減少したため、これを利用して浮いた分を設備投資に回すような所で話が進んでいるようですが、なかなか難しい所のようです。
それでも、複数社共同で導入のためのチームを作り、様々な条件を策定、今後は爆発的に導入が進む事になりそうです。

欧米では様々な試みがあるようで、
試合の様子を3Dで流して、チアだけ本物がこっちにいるとか。
マルチプレーヤーのゲームを映画館でプレイさせ、その様子をリアルタイムに3Dでスクリーンに投影するとか、

色んな新たなビジネスの予感もあるけど、まずは導入が課題、といった所です。