実は小学生の頃、漫画家になりたいと思っていました。
漫画を見るのも描くのも大好きだったから、将来は絶対漫画家になると決めていました。
小学校四年生の頃、漫画を書くのが大好きな友達が二人いました。
名前はやっくんとかっちゃです。
●やっくん
サッカーが得意な運動少年で小学校の頃から筋肉ムキムキ。なのに漫画を描くのが一番上手かった。
●かっちゃ
頭がメチャ良くて、かなり太っていた。かっちゃの描く漫画は素人には解読不能。
当時、ドラゴンボールが全盛期だったので、みんなで鳥山明の絵を真似しまくっていた。
鳥山明は雑誌のインタビューなんかで
「ボツという言葉が大嫌い」
「締め切りがキツイ」
という事をよくぼやいていた。
小学生だった僕らは、神様のような存在である鳥山明に少しでも近づきたくて
やっくん「俺も編集者からボツって言われてぇーー!!」
かっちゃ「僕も締め切りに追われてみたいッ!!」
などという事を日々口にしていた。どう見てもアホです。
しかし、小学生に編集者が付くわけないし、ましてや連載なんてできるわけなかった。
じゃあ、どうする?
俺達は考えた。
そうだ!俺達だけで雑誌を作ればいいんだ!
俺達が漫画を連載して同時に互いの担当者になるんだ!
「じゃあさ、毎週火曜日にはみんなの原稿を学校に持ってきてホッチキスでつなげようぜ」
「ちゃんと締め切り守って持って来いよ!持ってこないと家の玄関でまっとるからな!」
「ぜってーボツって言ってやる!」
こうして漫画家がたった三人しかいない雑誌が誕生しました。
当時のラインナップは以下の通りです。
①やっくん先生
「ストロベリーシェイク」
ストロベリーシェイクという天才発明家がいろんな発明をしていくお話。
②かっちゃ先生
「ゴチンコの冒険」
チンコ・・・・じゃなっかたゴチンコ(元ネタはグルグル)が主人公のお話。
③俺
「アンラッキーマン」
文字どうりアンラッキーマンがひたすらアンラッキーな出来事に翻弄されていくお話。
・・・・あ、アンタ、今これを見て、
「アンラッキーマンって、ガモウのパクリやん!」
と思っただろ!ディスプレイ越しに貴様の心の声が伝わってきたぞ!
違うんだ!
全然違うんだッ!!
当時、ジャンプのラッキーマンを見て俺は思ったわけですよ。
こんないいことばっかり起こるわけねー!現実はもっと厳しいんだ!
しかし、みんなはこのウソだらけの漫画が面白いと騒いでいた。
このままじゃいけない。俺がこの流れを止めなければ!
小学生ながら危機感を覚えた俺は自らペンを取り、
人柱となるべく泣く泣く「アンラッキーマン」を執筆し始めた・・・・
ま、嘘ですけどw
単にネタが思いつかなかっただけヾ( ´ー`)
そんなこんなで、僕らのプチ漫画家生活が始まりました。
こうゆうときの小学生の行動力は凄まじいものがあります。
俺は寝る間を惜しんで漫画を描きまくりました。
Gペンでペン入れをして、ベタもぬって、所々トーンも貼りました。
学校でも描きました。
席が教卓のまん前なのにもかかわらず、ずーっと漫画を描いていました。
・・・・先生が親にチクってメチャクチャ怒られました。
とうとう問題の火曜日になりました。
何とか完成した漫画を持って俺は浮き足立って学校に行きました。
教室にはかっちゃとやっくんがいました。
俺「ほらほら!持ってきたよ!かっちゃは漫画持ってきた??」
かっちゃ「あ、忘れてた」
( ゚Д゚)エッ・・・・・?
このデブがぁぁ!
俺がどれだけ苦労して書いたかも知らんくせに!
かっちゃ「だって塾で忙しかったんだもん」
・・・これだから頭がいいヤツは困る。
俺の中での優先順位はこうだ!
毎週水曜日のドラゴンボール>漫画>>>>>>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>勉強
しょうがないのでやっくんと二人で漫画をホチキスでくっつける事に。
二人で、束になった漫画を満足そうに眺める。
やっくんはやっぱり漫画がうまいなぁ。
あ、そうだ!
やっくんは確かボツって言われたかったって言ってたな。
俺「やっくんの漫画、つまんねー!こりゃボツだわ!」
やっくん「あ?(怒)」
・・・・・えっ?∑(゚Д゚)
「なんでだよ!!
どこがつまんないんだよ!」←マジギレ
・・・・・オイ!
お前、ボツって言って欲しかったんじゃねーのかよ!?
やっくん「実際いわれるとスゲームカつく!(`ε´)」
なるほど、やはり我等が神鳥山先生の言った事は本当でした。
一生懸命描いた漫画を否定されることは自分自身を否定されているみたいで辛いですね。
小学生は勢いがあって行動力もありますが、いかんせん持続力がありません。
まぁぶっちゃけて言うと、つまり飽きっぽいってこと。
この皆で共同して雑誌を作るという企画は毎週死ぬほどキツイからムリという
大体初めからわかりきっていた理由により終了しました。
なんで、いまさらこんなことを記事にしたかというと、
当時、僕が描いた漫画の原稿が、偶然にも掃除をしていたら発見してしまったんです。
それを見たら急に昔のこの記憶が蘇ったんで、勢いで記事にしてみました。
で、ここまで長い文章を読んでくれた読者に感謝して、
恥を承知で、特別に当時の漫画を載せます!!
…
…
ま…
ま…ま…
マンモスむりぽぉぉっ!!!
ダメだ!コレは載せられねぇ!
恥ずかしすぎる(/ω\)!
みんなの前でオ○ニーしろって言われるのと同じくらいムリ!
それくらいハズイ(///∇//)
それでもどーしても俺の漫画が見たいっていう奇特なマニアがいらしたら
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