【エヴァQ】これはすでに、感想の形を失っている【完全ネタバレ】 | SHARPNELSOUND Official Blog in ameba

【エヴァQ】これはすでに、感想の形を失っている【完全ネタバレ】

注意事項です。

ここから先はネタバレ濃度の非常に高いというか、ネタバレそのものを含みます。
劇場で新劇場版ヱヴァンゲリヲン:Qを未見の人はこのあたりでジェット・ソン。

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さて、新劇場版ヱヴァンゲリヲン:Qがついに公開を迎えました。
お忙しい方のために結論から言っておきますと、今回のQ、超絶大傑作です。



過去に思い描いたエヴァの世界をクリアなビジュアルで世界に甦らせた「序」。
過去の再構築に留まらないまさにRe-Buildに相応しい破壊とカタルシスを見せつけた「破」。
そしてその後の予測不明な世界に対しての回答として用意されたはずの「Q」。

3年。

我々は3年という月日を、放心と歓喜の中で浴びせられた15秒の予告だけを頼りに思考し、論じ、時には殴り合い、時にはアスカ派か眼帯アスカ派か、ぽか波派かマリ派か、ループ派か分岐派かで宗教戦争にも似た原典の読み説きを行い仲間を失った日々。いったいどれだけの人間が、エヴァを通じて出会い、論じ、そして「僕の中のエヴァ」のすれ違いが小さな亀裂となり、破局にいたったのでしょうか。
破によって開かれた新劇ヱヴァに対しての妄想の数々。
すべての設定が洗いなおされ、新たな原典となってエヴァの世界を再構築しはじめた破の世界は、それまで同じところ(原作)と近しくも異なる次元(商品展開・外伝・SS)をグルグルと回っていたエヴァという世界を異なるステージへ明確に逸脱し、拡張されたエヴァが語りだされ、我々エヴァに生きる民の新たな安住の地とし、その主であるシンジ君をさん付してシンジさんと呼び囃したて来るべきQの世界を待ち望んでいたのです。

少なくとも、西暦2012年11月16日までは。

そして我々は見てしまったのです。
いや、これは見てはいけなかったのかもしれません。
しかし、もう見てしまった。

後戻りはできません。これからはこの…破によって破壊されたエヴァの世界が後戻りできなくなったどころか、とんでもない所に行ってしまったエヴァの世界に連れて行かれてしまったのです。
Qはそれまでエヴァの民が拠り所としてきた聖典の続き、つまり破の予告編を眼帯アスカ以外すべてすっとばし、おそらく人類の誰もが見たことのない領域に突入してしまいました。


「幽閉されるネルフ関係者」
「ドグマへと投下されるエヴァ6号機」
「胎動するエヴァ8号機とそのパイロット」
「ついに集う運命を仕組まれた子供達」

…。全然ないし…。しかも14年て…。サービスしすぎだよミサトさん…。

連続2回の初日鑑賞から数日たって大分心が落ち着いてきましたので思い出せる範囲で回想しつつ、いつものように妄想していきたいと思います。

破の予告?忘れた忘れた。もうQですよ時代は!







■大枠の流れと感想

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バルト9世界最速上映。ネタバレを絶対回避するためにはそれしかなった。。諸君、許してくれ賜れよ。

ロケットオペレーションで始まる展開は破の5号機起動シーンを思い出しつつも、舞台は宇宙ということでテンション上げるなという方が無理。
初っ端の宇宙戦闘はアスカ・マリの前衛・後衛によるツーマンセルと開始30秒ほどでもう熱い展開。最初のBGMからデーンデーンデンデン(お馴染みのアレ)が高らかに鳴り響き、こりゃあ戦闘たっぷりで今宵のエヴァは楽しませてくれるわい、とワクワク感も伴っていたものです。
今思えば微笑ましいですね。
宇宙を暴れまわる2号機(改2号機β)は日テレ予告・バルト9予告でも既に登場していたものの、やはり劇場のスクリーンでロケット振り回しながら戦闘する眼帯アスカにテンション上がりすぎて既に死ぬ寸前。(この瞬間死んだら日テレエヴァ破組が見た所ぐらい終わっちゃう!)と必死に心を落ち着けながら見ていたところに突然聞き覚えのある、というかDNAレベルで精神に刻まれたBGMが!
レッドノアとNノーチラスによるパリ上空戦闘でお馴染みふしぎの海のナディアOSTバベルの光。いきなりエヴァの世界にナディアが入り込んで来て周囲の年季の入った方のエヴァヲタ同志と「おおぉ」とため息をそろって漏らす始末。ため息を漏らさずキャッチするおむつが売ってたら良く売れたかもしれません。
バベルの光BGMをバックにアスカさんの「逃げんなゴルァ」に萌え転がりつつ、十字架に閉じ込められた初号機が覚醒し目からビームを発射して使徒らしきものを殲滅する頃には、開始早々ながら正直もう何が起こってるのか既に理解不能な状態。

そう、この程度で理解不能になってる場合ではなかったのです。

無事強奪しシンジさんが目を覚ましたあたりでは、もしや夢オチ?と勘繰りつつもその後の殺伐ムードかつ見たことないようなブリッジにいきなり萌えつつ、変わってしまったミサト艦長、リツコ副長の姿に?マークを通り越して新しいエヴァの世界が開けていく快感に飲み込まれながら、事態が飲み込めないシンジさんと同じ気持ちを共有。
動力源化した初号機、神殺しの力、クルーまるごとエントリーする艦橋、LCLガス、使徒を思わせる形状の戦艦ヴンダー、OPからAAAヴンダー使徒戦完了までの30分程は、生きててランキングトップ3にランクイン致しました。戦闘配置からの戦艦発進シーケンスでNノーチラスのテーマとか何回燃え死ねばいいのか全く分かりませんね。
ネモ船長を思い起こさせる高雄コウジに、艦長命令を下す葛城艦長。20年前に終わったはずのナディアに夢みた世界が思いがけず21世紀に召喚され、まさに僕得。

熱い戦闘と反対にやたらと冷たい皆さんに涙目のシンジさん。

アスカに殴りこまれたり、あれから14年たってたり、初号機がエンジンになっちゃってたり、ネルフのエヴァを壊滅するための組織ヴィレができてたりとシンジさんと同じく我々もわけがわからないよ状態に突入する中、破の終盤でイケイケモードだったシンジさんも冷たいミサトさんたちに逆切れしつつ、助けに来たレイに連れられて廃墟ネルフ本部へ。
シンジさんが綾波に「みんなどうしちゃったんだよ!?」と問いかけたシーンでは「よくぞ聞いた!」とその場にいた全員が身を乗り出したものの、綾波の「知らない」にシンジさんがひよって「そうだよね」って答えた瞬間観客席から出たはぁというため息がかたまりになってスクリーンをゆらしてました。
この時点で我々のなかのシンジさんがいつものシンジ君に戻ったのを覚えています。

荒廃したネルフ本部での延々濃厚なLKSを散々見せつけられた我々。なんかクレヨンで書いた白い馬が二頭走ってるシーンとかあったような気がしましたけど、気のせい?さっきまで見てたアニメと一緒かどうか疑わしい程のふり幅に「庵野サン、コレすごすぎて危うくついて行けなくなりますヨ!」とシンジさんばりの逆切れを鑑賞中にしようとしてた人が何人かいましたよ。(僕もその一人)

あの一連の流れは、緩急の緩が効きすぎてて他の部分の情報密度との差で脳が溶ける勢い。


トウジのシャツを見つけてBL世界から復帰して我々を安心させるシンジ君。真実を知ろうとカヲル君に見せてもらったものの、初号機と同化している間に起っていたサードインパクト。
リリンは自分を変えずに世界を変える。


自ら人工的に深化させるための儀式。
いにしえの生命体を贄として、生命の実をあたえて新たな生命体を作り出す。
プログラムされていた絶滅行動=人類補完計画。
覚醒してガフの扉を開いた初号機、きっかけはシンジ。

シンジ「僕は関係ないよ」カヲル「君は無くても他人からはある」

などなど破とQの間の出来事がさらりと。

破の予告にも登場したNEAR THIRD IMPACTで初号機がトリガーとなり、人々がインフィニティ化(エヴァ化?)してえらいことになったという事はわかるものの、映像とセリフの情報が膨大すぎてついていけず。

さらには冬月先生とシンジ君の会話ではTVシリーズで碇ユイ・六分儀ゲンドウとなっていた過去が、綾波ユイ・碇ゲンドウと変化しており、ループとはまた異なる世界であることが明確に。
冬月「世界を壊すのは簡単。でも作り直すのは難しい。世界に可逆性はない」このあたり、エヴァそのものの破壊と再構築へのつぶやきのような気も。

槍を使えばやり直せるというパンチの利いたダジャレを実行するために13号機に乗るものの、第1使徒だったカヲル君が第13使徒になったり、首だけのリリスとゲンドウ、首のないリリス、貫かれた6号機、長考するカヲル君、槍違い、リリンの王ゲンドウなど等など1分に数回の割合で新しい謎のモチーフがわんさか出てきて謎エヴァ盛りだくさん状態に。そのままエヴァ同士の戦闘にもつれ込み、ファンネルを扱う13号機とビーストモードの2号機の戦闘もかなり熱いものがあったと思いますが、正直謎の記憶と処理でいっぱいになって目の前の映像に頭が追い付かない状態。

最後はアスカがシンジ君を助けに来るというエヴァ王道の救い展開で桜流しへ。

砂漠を徒歩で旅するアスカ、シンジ、レイというのもコンテンツとして3人組が95年から10数年の長きに渡って変わらず歩き続けてきたような、そんな感じを受けました。

予告はもう何言ってたか全然思い出せませんが、パンフに書いてあって助かった。8+2号機て。
:||がループなのか終止符なのか気になるところでもあります。




思い出して書いてるので前後してたり、セリフもあってないとは思いますがご容赦を。
上映が終了し、パンフレット列で並んでいたのですが、やはりそこは濃いエヴァヲタの集まりであるからして、全員がもう放心状態。
「うわー…」「やられた…」「はぁぁ…」「庵野の野郎…」という真っ白に燃え尽きたMark6バリの感想をもらしながら豪華版パンフを買うマシーンと化してました。
全作、破が上映終了後「すげー!」と感激感嘆の嵐で全員が希望に満ちた表情で、次の回の人たちに満面の笑みを隠し切れなかったのとは対照的に、今回我々はぐったりとした姿を次の回の人たちに見せる事となりました。おそらく次の回の人たちもぐったりして出てきたことでしょう。

いま、これが日本中で繰り返されてるとすれば胸熱ですね。

大きな流れとしてはこんなところで、とにかくナディアをはじめ歴代ガイナ作品をふんだんにセルフサンプリングしてエヴァ化した映像はまさに俺歓喜。ロケットカッコイイし、AAAヴンダーカッコイイし、ネルフに対してのレジスタンス・ヴィレ、葛城艦長、二人乗りエヴァと多分誰も想像してなかったエヴァが展開され超絶大満足のQでした。

失われた14年。

それはもう予告が以上と言われてしまえばそれでいいとしても、気になるのはここまで行き切って壊れ尽くしてボロボロになった世界のエヴァとシンジ達がどうなるのか。作成中にもほどがある予告を劇場公開するあたり、エヴァのライブ感が戻ってきました。

そうだよ!
これが、これがエヴァンゲリオンなんだよ!
合言葉は「全然分からないよ!」だよ!


■キャラごとの感想

・葛城ミサト艦長
今回一番のインパクトはミサト艦長。
破で「行きなさいシンジ君」と言い放ってから14年。
セカンドインパクト時で南極で父親を亡くし、14年後に使徒殲滅を開始したミサト。
行きなさいとはいいつつも、暴走してサードインパクトのトリガーとなったシンジに対しての複雑な想いは、冒頭の出会いのシーンから最後DSSチョーカーを発動できなかったに至るに当たり、シンジ君への呼び方の変化に見て取れますが、部下の手前14年ぶりの再会となったシンジ君に冷たくせざるを得ないというところも、セリフから来るニュアンスに感じ取れそう。
サード直後にゲンドウ率いるネルフの目的を知りレジスタンスと化した経緯は非常に気になるところで、このあたり破の予告で書かれた「幽閉されるネルフ関係者」と山登りのシーンにかかわって来るんでしょうか。
大人になったミサトさん格好よすぎてより上司らしく、また自分よりも年上になってしまった。
常にそばにいるだけだった旧劇・新劇序破よりも、物語の大きな軸の一つとしてフィーチャーされてうれしいかぎり。


・赤木リツコ副長
ミサトの暴走を諌める装置としての副長は、ゲンドウと冬月のような関係に。
髪型も短くなって、その過去との決別は旧劇のラストと異なる希望の持てる未来、強い女性の時代ですな。ヴィレ、ヴンダー、新クルーとこれまでエヴァで繰り返されてきた世界観と異なる設定の中で、ミサト・リツココンビの持つ安定感は、一通り見終えた後でリツコさん生きててよかったなーと安心感。

・式波アスカラングレー
旧劇眼帯アスカからのループを思わせぶりに見せつけてきた眼帯アスカは結局の所、眼帯の理由は不明なものの新劇式波アスカの登場となり、ループ説に一定の距離感が生まれたかもしれません。
ビーストモードで眼帯奥の目が青く光るなど、六花ちゃん的な設定が完全に中二病なので最高ですね。
精神的には28ということもあって、心は成長したのに体が伴わないアンバランスさを兼ね備えた危うさが眼帯アスカ(特にジャージに猫耳帽子のやさぐれてる感)の魅力に。
相当救われない涙目展開の中で、最後唇持ち上げてシンジを立ち上がらせるアスカ、手を引くアスカに次のエヴァへの希望を見出した人は数多いはず。
エヴァの呪縛、怒りと悲しみの累積、眼帯、青い目等などまた14年分深掘りが必要そう。


・綾波レイ
変わらず重要な立ち位置ながらも存在感が非常に希薄な綾波レイ。この希薄さもものすごいですな。
アスカに「自分がどうしたいのよ!?」と問われて脱出するあたり、ただ破滅的な終局に向かっているわけではなく、あたらしい世界への萌芽としての役割がレイに持たされているような気も。

・碇シンジ
破で男を上げたシンジ君、14年後の世界でここまで落とされるとは。
本作で我々がよく見知った碇シンジ君に戻ったので、ある意味エヴァループ説はここに完結すると言える。(言えない)

・渚カヲル
一番テレビシリーズとのイメージの乖離が少ないキャラ。
これまで序、破と最後に意味深な事を呟くキャラだったが、本作では濃厚なLKSで劇場内が特殊なホルモンで包まれた。死にっぷりがTV版よりもえげつない感じに。

・真希波マリイラストリアス
破を見尽くしたせいか、もしくはヴンダー・ヴィレのクルーに全くの新人が多いせいか、マリのエヴァ世界への溶け込み感と違和感のなさ。レイに対してあんたのオリジナルはもっと愛想が良かった等、ミサト・リツコ以上に色々知ってそうな所と、ユイの写真に似たような女性が映っている所が気になるものの、そこまで物語への関与も少なく、エヴァとしての楽しい要素でありながらシリアスで破天荒な世界を茶化さないところのバランス感がガイナ的(カラー的)でグー。

他は鈴原妹や高雄さんやゲンドウ、冬月、ゼーレ諸氏、若い男は嫌いなマヤちゃん等など新キャラ旧キャラ皆新しい世界に突入していて、置いてけぼりながらもめちゃめちゃディープな後日談を見ているようで
そのあたりは楽しく見れました。



■そして妄想は続く
まず、破からQの14年。劇場時間の順序などで諸説あるようですが、シンプルに破で起こったニアサー時から14年たったと考えて、あの時のNERV職員がどのようにして生き残り、幽閉され、分裂し、レジスタンスを組織し、人民を調達し、あれだけの戦艦を持つにいたったのか。(しかもエヴァの運用も行っている)
カヲル君が語る中でエヴァが町中に大量発生しているが、仕組まれた人工進化とサードインパクト、ゼーレの願いとの関係とは。
そしてまだ明かされないゲンドウの描く人類補完計画とは結局なんなのか。

あれはなんなのか。
これは?
あの棺は?
Mark.6はどうなった?
冬月が橋本八段と対戦したらどっちが強い?
ミサトさん達ヴンダークルーがインフィニティ化しなかった要因とは?
マリはなぜヴンダーに合流?
パイロット使徒化?
ゼーレはなぜこれでいいのか?

など、設定をこねくりまわして、ルーツを漁って、無理やり紐付けて妄想するのがエヴァの流儀だったのですが、本作ではそれにプラスして、「点と点をつなげる遊び」がプラスされました。
点は、破のENDから、Qの予告、そして今回のQ本編。

いかにして、飛んできたロンギヌスの槍に貫かれた初号機が、宇宙空間に放流されたのか。
朽ちたNERVで何が行われたのか。
あのちっちゃいレイは?
裸のマリは?
山を登ってたのはだれ?

などなど、間をつなぐストーリーを妄想することが、次回作:||でおこる惨劇もしくは大団円に向けて妄想を高めていくための第一歩と言えるでしょう。
表記もエヴァンゲリオンに戻ったシン・エヴァンゲリオン:||。

相変わらずのマルチミーニングなタイトルも妄想誘因濃度高めで最後までサービスサービスされちゃう!


■結局どうなのか
TV版、EOE、そして今回のQと終局を描いたエヴァが3作そろったわけですが、人類補完のプロセスを個に焦点をしぼって描いたTV版は視聴者置いてけぼりと非難轟々、超絶ロボットアクションと白兵戦に心理描写と庵野監督の個人的な内情が補完のプロセスとともに曝露されたEOEは途中突然登場する実写や不可解なセリフに非難轟々、そして今作Qでは予告完全無視で14年後にいきなりジャンプとこれまでの謎解きに答えを出すどころかTV版が原典と思われていた過去までも書き換えてつじつまさえも放棄して非難轟々と、エヴァの歴史は常々非難轟々が繰り返す歴史でもあったと言えます。

本作Qでは冒頭のアクションではお馴染みの2号機が大活躍した後は、新戦艦・新エヴァ・新使徒のオンパレードで途中のカヲル・シンジのくだり以外は誰も見たことがない領域で埋め尽くされていました。破で行われた物語の分岐はあくまでも時間軸・世界はそのままの分岐であり、我々がよく見知ったエヴァの世界の中で行われた新たな変化であったのに対し、今回のエヴァQではこれまでのエヴァをすべて超越した次元に位置するエヴァ世界と言えます。
2014年を目前に、2028年まで時間軸を拡張したエヴァンゲリオン。
来年放送されるテレビシリーズ、新世記エヴァンゲリオン:希望のヴィレでは、ニアサードを引き起こしたあの事件から、Qに至る14年間を描くと言われています。

新番組・新世記ヱヴァンゲリヲン:希望のヴィレ~番組のご紹介~
碇シンジの暴走と初号機の覚醒によって引き起こされたサードインパクトは、天空より飛来したカシウスの槍によって凍結され、生命の滅亡は辛うじて免れた。
しかし、進化を遂げた神の光によって地表は荒廃し、巨人と化した人々の混乱と破壊により人類の希望は失われたかのように見えた。
人類の生命を人工的に還元させる人類補完計画。その真の目的に気づいた葛城ミサトは、生き残った者たちとともにネルフ、そして碇ゲンドウへの復讐を誓う。
新世記ヱヴァンゲリヲン:希望のヴィレ、2014年4月より放送開始。
たとえ神を殺しても、私たちは生きる。
~番組のご紹介ここまで~

葛城ミサトは過去のレジスタンスの英雄に並んで大佐を自称、反ネルフ組織ヴィレ(WILL-E)を組織する。ネルフ本部よりエヴァ2号機を接収、使徒の浸食により封印されていた式波アスカラングレー、負傷した真希波マリイラストリアス、そして生き残ったクルー達とともに旅立つヴィレ。
わずかながら存在する国家によって辛うじて維持された国連からの支援を背景に、半ば廃墟と化したネルフ旧ベタニアベースに拠点を移す。
ミサトはリツコとともに、ネルフ打倒、そしてフォースインパクト阻止の要として、封印された第三使徒を再構成した戦艦ヴンダーを建造。使徒のコアの欠片を復元したS2リアクターによる航行は、戦艦としての航海には十分であったが、来るべきネルフのエヴァシリーズとの戦闘に耐えうるものではなかった。
そのころ、ニアサードインパクトを引き起こし、槍によって活動を止められた初号機は、綾波レイを救出した碇シンジをコアに取り込んだままゼーレの手により封印され宇宙空間で凍結されていた。
葛城大佐は初号機奪還作戦を決意、作戦名US作戦を発動する。
改装されるエヴァ2号機、そして、新たに建造されたエヴァ8号機が初号機の奪還に向けて胎動する。

:||公開まで妄想は続く!