というわけで(2)です。
「右翼について疑問点(1)~論叫警鐘の会さんとのやりとり~ 」をまだ読んでない方はこちらを先にどうぞ。
ここからは論叫警鐘の会さんへ宛てた私信の形とします。
ちなみに、この文章はここで初めてアップするもので、論叫警鐘の会さんも初めて見るものとなります。
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ありがとうございました。
論叫警鐘の会さんからもらった返信を要約すると、こんな感じでしょうか。
1.右翼といっても様々。
似非右翼もいるが、ホンモノの行動右翼(反共)、新右翼(反米)は日本に危機感を持って活動している。
金のためにやっているわけじゃない。
2.右翼=在日朝鮮人とする見方は短絡的すぎ。
所属隊員は他に職業を持っている普通の日本人。
一部に暴力団とのつながりはある団体はあるが隊員がすべてヤクザではない。
3.すべての団体ではないが、韓国への抗議はやっている。
しかし韓国への抗議は公安のマークが厳しく、大使館前では街宣車を使えない。
なので抗議文投函や地声での抗議という方法をとっている。
4.国民が右翼団体に嫌悪感を持つのは仕方ないが右翼のターゲットは反日勢力。
正攻法(抗議文、質問状)では無視されてしまうのでやむを得ない。
では僕の右翼に関する僕の疑問と意見を述べます。
右翼の定義については、論叫警鐘の会さんの分類で言うところの「行動右翼(反共)」、「新右翼(反米)」をまとめて「右翼」とさせていただきます。
多くの日本人は右翼=怖いというイメージを持っています。
これはもちろん右翼が意図的にそういうイメージ作りをしてきたからです。
「街宣車で乗り付けるぞ」というのは今でも効果のある脅しですし、実際に特攻服を着た怖いお兄さんたちが街宣車でやってきて大音響でがなり立てたら大変な効果があると思います。
(街宣禁止の仮処分を取るとか法律に則った対抗手段もありますが・・・)
そして殆どの人は右翼団体が暴力団とつながっていることを知っています。
"右翼の構成員が皆ヤクザではありません"ということでしたが、それは分かってます。
僕が言っているのは、構成員ではなく組織のことです。
殆どの右翼団体が暴力団と組織的なつながりを持っている。
これはいくらでも実例を挙げることができます。
というより、暴力団と全くつながりのない右翼団体のほうが稀有な存在ではないでしょうか。
戦後、暴力団、右翼、総会屋といったいわゆる「闇勢力」は政治家や財界と結びつき、互いに利用しあいながらそれぞれ棲み分けがされてきたというのが僕の基本認識です。
それはともかく。
論叫警鐘の会さんによると、右翼にも今の日本に危機感を持っている真面目な右翼もいるとのことでした。
では右翼はなぜ一般の日本国民を味方につけようとしないのでしょう。
自分たちの主張を大音量でがなり立てるのではなく、
拡声器を使ってもいいから、自分たちの主義・主張を一人でも多くの人に分かってもらうことが大事なのではないでしょうか。
日本は民主主義国家ですから、結局は数の力がモノを言います。
いくら正しいことを言っても、数が集まらなければ政治は動かないというのが現実だと思います。
殆どの人は別に危機感など持ってない普通の人です。
その人たちに、いかに危機感を持ってもらうかという事はどうでもいいような些細な事ですか?
それとも大事なことですか?
もしそれが大事な事と思うなら、街宣車を使うべき時、言葉づかい、服装や態度。
こういったことを改め、一般人を味方につけることを目指すべきと思います。
いかがでしょうか。
*続いて僕は右翼のイデオロギーについて触れたいと思っておりますが、
とりあえずこの(2)について返信をお待ちしています。
よろしくお願いします。