はじめに言った通り
彼は
アスペルガー症候群
そして
ギャンブル依存症
だった。
そんな彼とどこで出会ったのか。
どうして結婚することになったのか。
今思えば…と思う部分はたくさんあるけど
その時見えていなかった私を反省しつつ
綴って行きたいと思う。
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飲食関係の仕事に就いていた。
20代前半と未熟ながら
人と人との繋がりの中できっかけがあって
東京のある繁華街で自分の店を持たせてもらったこともあった。
結局オーナーと方向性が一致せず
過労で倒れ、店は離れることに。
でもその時のお客さまから
「俺の会社に来ない？」
と、誘いがあって
中小企業で事務や広告関連の仕事をすることになった。
彼は、その会社の営業部にいた。
会社の立ち上げから務めていて
営業成績もトップ
ルックスもよく、清潔感があって
スーツ姿もとてもきまっていた。
関ジャニ∞の錦戸くんによく似ていた。
言葉数が少なく不思議な人だった。
入社当時、彼には奥さんがいた。
私が入社してすぐに離婚したと聞き
彼をみるととても落ち込んでいる様子だった。
会社ではあまり喋らず
いつもカタカタ貧乏ゆすりをしていて
営業部隊が全員で現場に出る時も
1人先に現場に足を運び、仕事をしていた。
今思えば団体行動が苦痛だったんだと思う。
普段は言葉数が少ない彼だが
部下に対しては厳しかった。
違う部署にいた私でも思うほど。
当時の私は
｢仕事に対してストイックなんだなぁ」
と、思っていたけど
後に部下からの話を聞くと
理由もなくただ八つ当たりしていただけだったそう。
後にこのことも綴っていこうと思う。
変わった人だと思っていたからこそ
知れば知るほど
当時はいい風に見えていたのかも知れない。
今思えば
良くある行動だと思うことも
彼へのイメージがそれをプラスにさせてた。
だからマイナスな部分がみえてなかった。
そして正直顔がタイプだったのは間違いなかった(笑)
結婚した後に
同僚や会社の人達から
散々彼の話を聞かされたので
そのエピソードもちょこちょこ紹介していこうと思う。