愛読書リスト☆まりこのブログ

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愛読書や読んでおすすめだった本などについてを綴っています。

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『星を継ぐもの』ージェイムズ・P・ホーガン

みなさんこんにちは。まりこです。
3連休ですね。
いかがお過ごしですか。

最近になってブログを始めたばかり
なのですが、読書登録してくださる方や
私の愛読書が取り上げられていて
嬉しいですなんて嬉しいコメントや
メッセージをくださっているみなさま
本当にありがとうございます!!
ネットの世界にもほっこりすることが
あるなんて今さらながら知る私です。

これからも読んでおすすめできる
愛読書リストを発信していきたいと思っています。

さて、今日の愛読書リストの1冊は
ジェイムズ・P・ホーガンさんの
『星を継ぐもの』です。

今まで、SFは避けてきた
SFは苦手と言う人にも自信をもって
おすすめできる一冊です。

本書はハードSFとして紹介されているため
苦手な人は敬遠しているかもしれません。
実は、私もそうでした。

2010年に著者であるイギリス人作家の
ジェイムズ・P・ホーガンさんがなくなったのを知り
それがきっかけとなり読んでみることにしたのですが、
引き込まれるように一気に読みすすめていきました。
それ以来、愛読書リストに加わりました。

人類の起源について想像を絶するような
仮定を本格ミステリも交えた
謎が謎を呼ぶ推理小説的な
楽しみ方ができるハードSFです。

人間というのは果てしない想像力を
持っているのだと感じさせられます。

2028年、宇宙服を着込んだ死体が
月面で発見されます。
綿密な検査の結果、
それは5万年前のものであることが分かり
ほとんど現代人と同じ生物で
しかもはるかに進んだ科学技術を持っていたと判明・・・

科学者たちによっていくつもの推論がされ
そのたびに多くの反証が見つかります。

様々な矛盾は一向に解消されず
謎は深まるばかり・・・

遺留品の調査結果と仮説により
次第にこの人物の正体が明らかになっていく過程に
どんどん物語の中へと引き込まれ
読んでいると、自分のその研究チームの一員に
なったような気さえしてくるほどです。

また、続編がありながらもこの1冊だけでも
十分楽しめるようになっているのが良いところです。

SFなのですが、派手なアクションも
ヒーローも出てきませんし、
宇宙からの侵略者も出てこないので
そのようなものが好きの人には
物足りないかもしれません。

そしてラスト1行が見事なんです。
この1行のために
読み進めても損はありません!

通常、翻訳された作品はところどころに、
ひっかかる表現がされてしまい
違和感を感じながら
読み進めることがよくあるのですが
この訳文はそのようなことも少なく
翻訳文だと感じさせないほどのなめらかで、
洗練された文学となっていました。

こういった類いの話は苦手という方でも、
読むのに苦痛を感じる
ということはないと思いますよ。

ということで
今日の愛読書リストの1冊は
ジェイムズ・P・ホーガンさんの
『星を継ぐもの』でした。

みなさま、引き続き良い連休を☆