こんにちは。
Restart producer の富樫です。
先日、義父が他界されました。
義父は義母のところにお婿さんに来られた方です。
とても苦労された方でした。
僕は幼少期から18歳まで喧嘩の絶えない家庭でしたので、家庭の温かみを
知らないで育ったせいか、いつも温かく迎えてくれる義父母が大好きです。
義父母のところはいつもお友達が訪ねてきていて、近所の溜まり場的な
家でした。
父の口癖は
『上がってお茶一杯飲んでいきなせや』 でした。
僕が家の手伝いに行っても、よしこれからやりましょうと外に出たらお友達が来て
。。。
それでも、上がってお茶一杯飲んでいきなせや。。。 笑
仕方ないので僕は外で待ってる。。。笑
義妹から聞いた話ですが、朝、まだ暗い時間に玄関に人が立ってるのが見えて
びっくり!!
鍵があくまで待ってたとか。。。お父さんの友達が家族と喧嘩して出てきたと。。。
全く迷惑な話ですが、嫌な顔せず上がれ上がれと、まだ部屋も温まってないし
お湯も沸いてないけどと言って、ずっと愚痴を聞いてた話
もう一つ、義妹から聞いた話ですが、
あまりにも朝から人が来るので、妹が父母に文句を言ったところ、
『そんな事、言うんならお前が出て行け!!』
と言われたそうです。笑
それぐらい、近所の人や友達を大事にされてきた人でした。
義父の兄弟は実家に行かず、義父の家に来るそうです。
それを嫌な顔せず受け入れてた義母もすごい!!
僕の子供も義父母が大好きで良く遊びに行ってました。
が、ある日 おばあちゃんのところ行っても友達ばかりきて遊んでくれない!!
と怒ってました。笑
こんな義父だったせいか
亡くなって家に連れて帰ってきたら沢山の方が顔を見にきてくれました。
82歳なのに沢山の方が泣かれてました。
出棺の時に近所の方々が庭に集まって見送ってくださるという風習があり沿道まで
沢山の方々が来てくださいました。
僕も沢山泣きました。
こんな父ですが大好きでしたし、誇りに思います。
決して派手な生活もせず、車は20年以上乗ってる軽トラ一台。
旅行や外食もあまり好きではなくて母の手料理ばかりでした。
コロナのせいでお見舞いにも行けず看取る事もできず。。。
本当に悔しい思いを沢山しました。
お通夜も親族だけでやってくださいと葬儀屋さんから言われ。。。
人って死んだ時にその人の生き様がでますね。
僕も父を見習って人を大事にしていきたいと思いました。
82歳でもこんなに惜しまれて逝く方も珍しいと思います。
こんな義父の生き方が大好きです。
そして自分もそうありたいと思いました。
お義父さん。今まで沢山ありがとうございました。


