我がまちの公立小中学校の不登校の子ども達が通える学校や、公立中学校の中にある不登校生徒が通うクラスがある。


それらの学校やクラスには先生と相談員(ソーシャルワーカー)がいる。


クラスの先生は再任用のおじさん先生で、ソーシャルワーカーはおばさんだ。


その方々がどれほどのスキルがあるのかは分からないが、少なくとも教員経験しかないため、社会人になった後、相手してきたのが教員と児童生徒とその保護者という、絶望的に狭い社会しか経験のない人達なのだ。


正直、大切な子どもがピンチの時に、再任用やスクールソーシャルワーカーに頼っていては社会に戻るのはかなり難しいと感じる。


この人達と会話をしていても、人としては悪くないが、視野狭っ!!と感じてしまう。


しかも、


高齢だから、共感も難しい。


再任用と現役小中学生では、使う言葉も価値観も文化も違うのだ。


特に、言葉の違いは致命的だ。


言葉は相手の心であり、相手の想いである。


10代の想いを10代の言葉に乗せて伝えるわけだが、そんなものが60代に届くはずがない。


60代には分からないのだ。


小学生の娘がおじいちゃんに一生懸命話をするが、半分程度しか伝わってないというのがあるだろう。


血縁者ですらそんな状態なのに、赤の他人で、かつ高齢者に理解してもらえるわけがないのだ。


スクールソーシャルワーカーも然り。


学校現場で、本気で不登校と向き合う気があるなら、再任用はやめるべきだと思う。


また、教員もよくない。


もっと広い世界を知っている、優秀な若い子に再任用と同じだけの(高い)給料払って頼んだ方が何倍も効果が高いだろう。


学校と子どもと保護者だけの狭い世界の住人は、情報も少なく、行う業務の幅も狭い。


公会計や営業、企画経営や法律などは縁がなく、子どもの特技や興味がどこにあるかを見つけることすらできないだろう。


先生は素晴らしいし、仕事も大変だとは思うが、不登校の子ども達の言葉を受け止め、また広い世界を見せてあげられる人を配置してあげてほしい。