●斎山稲荷社へ。古代の祈りの氣を感じて⑤【東海地方・パワースポット】
さて、玉根神社のあと、近くの斎山稲荷社（いつきやまいなりしや）へと訪れました。
こちらもなかなか車だと行きづらいところ。
なんとか探して、境内前まで車を進めました。
鳥居そば、境内に入ろうとすると、とても好きな雰囲気。
先ほどの火上山と続くような、不思議な感覚を得ました。古代のもの。そんなところでしょうか。
☆斎山稲荷社（いつきやまいなりしゃ）☆
【ご祭神】
倉稲魂命（うかのみたまのみこと）
日本武尊（やまとたけるのみこと）
宮簀姫命（みやずひめのみこと）
【ご神徳】
五穀豊穣、生涯の愛を誓い契りを交わす
美しい光の中という感じ。こんな濃いところがここにあったのかと、ちょっとびっくりするようなところです。
私は、とにかく好きな感じ。
これは想像にすぎないのですが、こちらには、宮簀媛命と日本武尊が一緒にいらっしゃいます。もちろん、倉稲魂命様もいらっしゃるわけなのですが、お二人の秘密の場所。お二人が一緒におられるところは、他にあまり見ないですし、東征に出られたり、日本武尊は、他の姫君とも御子を授かっていますが、
宮簀媛命とは子を授かっていないのですよね。
このお二人の空気感をそのままあらわすような、とてもとにかく私にとっては好きな空間でした。
こちらに訪れて感じたのは、もう、なんというか、喜び。こういう感じ、好きなんだよね〜とずっといたくなる感じ。
ジブリや、アニメ、新海監督の映画にも出てきそうな感じなのですよね。
桜の木も、ちょっと他とは違う感じで、とても美しかったです。
お社の前に少しの駐車スペースがあります。
全国の神社を訪れる時に、Tomiさんには「ここに行きたい〜」と地図を見せて、「行けそう？」と聞くのですが、大概はOKで、どんどん山道を進みます。昨年までは、特に雪道は４輪駆動の車は滑るし動かなくなるので、そこはあまり行こうとはせず。雪道以外はどんなところも行きました。そして、私もそれほど不味いところはなかったのですが、
今年に入り、さらに人の氣のない山にも行くようになり、流石に私の方が「もう戻ったら良いかも」と思うようなところも多くて。そんな時は、Tomiさんは全然大丈夫なので、上手く出来てますよね。
鳥居はかなりあとに、新しく作り直されていますよね。本殿は本当に歴史ある感じ。
先ほどまでのお山の感じとは違いますが、昔は続いて来れたみたいですね。
まさに古代の聖域といった場所なのですよね。なので、先ほどまでと違い、行きやすくもなく、しっかりと狙わないとこれない感じ。伝説として、日本武尊と宮簀媛命が契りを交わしたところと言われたりもしているようですが、納得。
事実は分かりませんが、私にとっても何かを感じる場所だったのは間違いがなく、おそらく、祈りや祭事、そのような場所であったことは確かです。
何か、本殿に石が置いてあったのですが、まるで生きているように感じました。
この辺りの角度の写真がとても好きでした。
目の前にある桜の木、お花も可愛くて。
そうした何か、契り。約束を交わしたとしても、信じられるようなところです。
宮簀媛命と桜ってとても似合うなと感じます。
日本武尊のお妃といえば、神奈川県・走水神社にいらっしゃる、弟橘媛と思い出します。私は弟橘媛かなと、私の中の弟橘媛を見つけられたこともありますから、印象深くおります。入水して、日本武尊を救った、お妃様です。弟橘媛は妾だったとも言われていますね。
宮簀媛命は、日本武尊とはどんな関係だったのかなと思いを馳せると、亡くなった後も、その存在を信じ、生涯、剣を祭り称え、後世に伝えた。また時空を超えて、日本武尊を愛し貫いたお妃様。正妻ですね。
そのあり方を自分自身に見ると、まだまだと思ってしまいますが、自分の中の宮簀媛命の気質をしっかりと感じてみたくなりますね。
神社に参拝して、受け取ることは、祀られる神様のなされたことによるご神徳。その経験から得たことや、今向き合うことへのヒントであったり。ものすごく簡単にいうと、その神様のなされたことが、私たちの中で大きくなり、その神様の世でなされたかったことが出来るようになる。
私たちは身体を神様に預ける。神社参拝をすると、そんなことが起こってくるのですよね。初めはよくわからなくて、なんとなく気持ちが良いからとか、そんなところから参拝される方もおられるかもしれません。
だんだんと、わかってくると、訪れた神域や神様の願いをどう受け取っているか。体感としてわかってきます。
そして、わかろうとするとわかる。わからないままにすることもできる。（私にはわからないままにする意図が全くわからないのですが、たまにそういう人もいるからね。わかると、きっと、自分の不都合なことも、わからなきゃいけなくなるとか、ややこしくしているんでしょうね。）
知りたい、分かりたいとすると、わかる道はやってくるし、わかる。やる。だけの道がやってくるものです。
難しく考える必要なく、神社を訪れて、神様とその地で実際に、自分自身で対話することはすごく楽しいこと。コツは、人を置かないことですね。あくまでも、神様と私。その間に立てるのは、よく親だけと言いますが、その間に人を立てたくなる時。
その時は、本当に自己責任。その間に立たれる方のせいには一切しないこと。これをしっかり決めておく必要があります。
間に立つ人も結局は自分自身。相手は自分だからと、みていくと、変に誰かを神格化したり、見誤ることはなくなるものです。
桜綺麗でした🌸
本殿の裏手の方が奥の院のようだったので、少しそちらに行ってみることにしました。
続きます
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