英語でマジック | マジックと奇術と手品と・・ほか少し★

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手品は6歳から始めた。人生の最初の6年間が惜しい。なんてね。

昨日は、成田で開かれた国際パズルパーティにお邪魔して、マジックを演じてきました。

この会は2年に1回、世界各国の持ち回りで開催されているもので、私は全くこの分野の方々について知識がないのですが、かなり世界的なビッグネームの方も参加されているようです。

マジック界で言えば、FISMとかIBMみたいな感じのものでしょうか。


そんな会で演技をさせていただくというのも畏れ多い気もするのですが、私の所属しているオンライン奇術研究会会長の個人的なつてで、会から5人が出演することとなりました。
その中に私も入れていただいたわけです。


会場は成田空港近くのホテルですが、かなりアクセスの悪い陸の孤島みたいな場所でした。
空港からも、成田駅からも、シャトルバスで10ぐらいかかります。


で、参加者の方々のおそらくほとんどは日本語スピーカーではないため、今回の演技では全て英語でパフォーマンスすることを求められていました。

私の予定した演目は、どれもそれなりにセリフが必要なもので、あらかじめ自分なりに英語セリフを作りこんで臨みました。


5名の演者のうち、オン研会長のS氏のみ、ステージマジックの演目。
そして私を含むほかの4名は全員クロースアップマジックで、ビデオカメラで撮影した映像を、会場の大ロールスクリーンに投影して、それを見てもらうのが主になります。

5人がそれぞれ個性ある違った演技で、自分の演技以外のときには私もスクリーンで他の方の演技を楽しませていただきました。


私は5人の中で3番目、真ん中の順番でした。
演技した演目は3つで、コイン、カード、カップ&ボールとそれぞれ異なる素材で構成しました。

カードはいつもよく演じるオープントラベラーで、カップ&ボールも昔から演じている自分の手順です。
コインマジックだけはやりなれたものではなく、数ヶ月前にオン研セッションの中で生まれた"Fancy Purse Assembly"という手順です。

オープントラベラーについては、"Invisible Palm"のギャグ的な概念を言葉とジェスチャーで理解してもらえるかどうかが肝でしたが、反応を見る限りでは上手くいっていたようです。

カップ&ボールも、全体的に意図したところではしっかりと驚いてもらえました。
最初のボール出現で、マイケルアマーのやり方を取り入れたミスディレクション・プロダクションが、モニターでの演技で通用するかどうか不安でしたが、これも意外と大丈夫だったような印象です。

"Fancy Purse Assembly"は、六人部さんの3コインアセンブリとジェフ・ラタの"From the Elfin Hoard"をベースに、多少テクニカルにいじったような手順です。
が、これの出来は、他2つに比べるとちょっと落ちる感じでしたね。
大舞台での演技では、自分の実力の50%ぐらいでも出来るぐらいの構成を取るべきだ、みたいなことをどこかで読みました。
そういう意味では、"Fancy Purse Assembly"は自分の力の80%ぐらいに相当する手順だったかも知れません。反省点です。


まあでも、久しぶりにというか、いまだかつて経験したことがないぐらいの大人数相手(おそらく200人近く?)の演技は、心地よい緊張を味わえました。
大人数相手にモニターを使って、クロースアップマジックを見せるというのも面白いものですね。

このような機会をいただけたIPPの主催者の方々および、オン研会長のSさんに感謝します。


余興のパフォーマーは我々マジシャン陣以外に、ジャグラーの方も居ましたので、演技終了後はそちらの演技も楽しませていただきました。
波乗りをテーマとしたような、今までに見たことがない不思議なジャグリングでした。


本編の演技終了後も1時間ほど余裕がありましたので、端っこのテーブルでいわゆるマジックオフ会的なセッションをやりつつ、有志でちょこっとテーブルホッピングなどもやりました。

私はホッピングは予定していませんでしたが、せっかくなので少しやってみました。
ところで以前よりちょっと気にしていたことが。
Youtubeチャンネルにマジック動画を多数アップしていますが、全て自宅の机でカメラだけ相手に演じている根暗な感じです。
なので、たまには生身の人間相手の演技を撮ってみたいと思っていました。
良い機会なので、持参したNEX-5Nを友人マジシャンに託して、ホッピング風景を撮ってもらいました。



ちょっと周りがうるさいですが、何とか私の声が聞き取れるでしょうか。
これは英語でリハーサルしたことがないマジックだったので、結構セリフは無茶苦茶でしょうね^^;


そんなこんなで1日が終わり、他の出演者の方はこのホテルもしくは周辺に宿を取られており、マジックを肴にした酒盛りを、日が変わるまでされていたようです。
私は千葉住まいで、比較的にしても成田からは近いので、お先に失礼しました。


で、一夜明けて今日。

上のパーティーのために、長野県から知人のマジシャンがこちらに来られたということで、その方を囲んで、今日は都内でマジックオフ会。

というわけで、今からそちらに向かいます!