今月24日、ノルウェーの原子炉で放射性物質のもれがあったそうです。事故レベルは1から7のうち、一番軽い1になるそうですが、近くに住む住民は心配でしょうね。チェルノブイリや福島の事故はレベル7に相当するそうです。

 

下記はTBSのニュースサイトから引用。

ノルウェーの原子炉で少量の放射性物質漏れ
> ノルウェー南部にある研究用の原子炉で24日、少量の放射性物質漏れがあったことがわかりました。
> ノルウェーのNRPA(放射線防護局)は25日、南部ハルデンにある「エネルギー技術研究所」の研究用の原子炉から24日午後に少量の放射性物質漏れがあったと発表しました。漏れたのは放射性ヨウ素131と132で、NRPAは、「事態は制御されている」として、研究所の職員や周辺住民の健康、周囲の環境への影響はないとしています。
> 研究所側から異常を知らせる通報があったのは漏れがあった翌日だったことから、NRPAは、漏れの原因を調べるとともに、通報が遅れた原因も検証するとしています。(以下略)

下が事故のおこった研究施設。

小さな工場みたいですね。色が北欧っぽくておしゃれだと思う。写真はこちらから。

 

 

さて、中国はアジア有数の原子力大国。中国では現在36基の原子炉が稼働中で、20基が建設中だそうです。

 

上海の最寄りの原発(核电站)はどこにあるんでしょうか? 距離はどのくらい離れているのでしょうか?

 

あまり近いと事故があったとき困ります(遠くても困るのには変わりないが…)。

 

 

調べると、上海の最寄りの原子力発電所は秦山とそのすぐ近くの方家山に、計9基もありました。秦山原発は浙江省嘉興市海塩県秦山鎮という住所です。嘉興市って日本人が結構住んでいる町ですね。

 

航空写真では秦山で海に飛び出すように原発(矢印)が存在するのがみえる。

百度地図から。無修正で堂々と写真に出ているのね。隠す理由もないけど。

 

そこは上海の中心部からちょうど約100km離れている。

人民広場付近から、直線で99kmと出ました。これも百度地図から。

 

上海からすごく近いわけでも、とても遠いわけでもない、微妙な距離ですね。100kmは都心から富士山頂までの直線距離くらい。

 

事故が起こらないように願うばかりです。また事故がおきても隠さないでほしい滝汗

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[追記] 秦山原発のある海塩県は福島県富岡町と姉妹都市です。福島県富岡町は福島原発の事故で住民の避難を余儀なくされた地域です。最近、一部地区の避難解除の方針が提案されたようですが、住民・行政・国の意見集約にはまだ時間がかかりそうです。富岡の力強い復興を願いたいものです。