3月13日の1例め目の確認からあまりに短期間で心配になりますが、21日の政府発表で、北京で新しい黄熱病患者さんが確認されたそうです。上海の1例を含めてトータルで5例です。

患者さんは福建省三明市出身の50歳男性、3月6日にアフリカのアンゴラで発病し(ほかの4名と同様です)、現地で治療を受けて18日に帰国。連絡を受けていた北京空港に到着後、検疫所で陽性反応が出て、病院に搬送隔離されました。容態は悪いそうです。

この人も渡航前に黄熱病ワクチンを打っていなかったそうです。



写真は中国製黄熱病ワクチン。こちらから引用。


一方のアンゴラも黄熱病アウトブレイクで、死者が少なくとも158名にのぼっているそうです。アンゴラは原油安で経済が弱体化しているので、衛生環境や感染対策が悪化しているのでしょう。

中国の原油輸入元はサウジアラビアについでアンゴラが2位。経済でも政治でも、アンゴラと中国は深い関係にあります。病気が中国経済に影響しないといいのですが。
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