中国はもちろん、タイなどアジアの国でお茶に砂糖が入って辟易することが多いです。
甘いウーロン茶は日本人にはつらいですね。サントリーの青いラベルの「無糖」はいいが、赤いラベルの「低糖」は飲めない。好きな人もいるようですが
写真はサントリーのHPから。
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イギリスでは、糖の入った飲み物に課税。ニュースはこちらから。
英 加糖飲料に課税へ 子供の肥満防止で 18年から
> 【ロンドン=岡部伸】オズボーン英財務相は16日、糖分を多く含んだ清涼飲料の製造、輸入業者に2018年から特別に課税する方針を議会で示した。子供の肥満防止のためで、税収は毎年、約5億2千万ポンド(約833億円)に上る見込みで、小学校のスポーツ活動資金に充てるという。
> ロイター通信によると、オズボーン財務相は、毎年5歳の子供たちが自分の体重に匹敵する糖分を摂取しているとの懸念を明らかにし、このまま行けば、少年の過半数、少女の約7割が体重過多になるとの専門家の推測を紹介、「加糖飲料には問題があり、病気を引き起こす」と指摘した。(以下略)
加糖飲料への課税はメキシコ、フランスでもあります。最新の調査では、メキシコで加糖飲料に約10%課税をしたことで、その購入量が非課税の場合に比べ6%、1日1人当たり12mL減少したそうです(Colchero MA, et al. BMJ. 2016;352:h6704)。
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ところで、中国の人口1人当たりの1日の砂糖の消費量は思ったより少ないようで、16gくらいのようです(カロリー摂取量ではありません)。
下のグラフはこちらから引用。中国に赤丸をつけました。青丸をつけた日本(57g程度)より少ないですね。
すべての国が網羅されているわけではありません。また、調査によって順位は変動しますのであくまで参考にしてください。
現在、世界保健機構は1日の砂糖摂取量を25g以下にするように提言しているので、中国は基準以下。ただし貧困の差があるので(つまり甘いものをたくさん食べられるひとと、食べられないひとがいる)、多い総人口で割ると少なめに出るのかもしれません。
砂糖は小さじ1杯(5ml)で3gとか。疲れた時などにどうしても欲しくなりますが、甘いものには注意ですね