すこし古い話ですが、昨年末(中国は今年1月)公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のドロイド(知能のあるロボット)のBB-8が可愛い。言葉は話せませんが、ピポピポ鳴きながら、人間におねだりしたり喜んだり、子犬のようです
写真のように、胴体(下のパーツ)は完全な球体になっていて、それが転がって移動します。不思議なことに、胴体が動いても、半球状の頭部(上のパーツ)は落ちたり胴体と一緒に回ったりしないで、一定の位置にとどまっている。
写真はこちらから引用。ハリネズミと遊ぶこちらの動画もキュート。
映画のストーリーは賛否両論ありますが、個人的には今一つ話の筋の面白みに欠けました。BB-8をはじめ、SFとしての設定や映像はとてもいいけど。
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この映画は中国語名で「星球大战:原力觉醒」です。
「スター・ウォーズ」第1作目は1977年に公開されましたが、中国はその頃は文化大革命のあとで、外国映画はほぼみることができませんでした。その後も一部のファンを除いて、中国にこのシリーズは浸透してこなかったようです。確かに第1作から順番に見てこないと面白くない映画かも。
今回は巻き返しを図るべく、中国国内ですごい宣伝をしてましたね。上海でもiapmとか宣伝フィギュアで溢れてました
さて、映画の中国版ポスターに何種類かあるようですが、人種差別か?と疑われたものもありました。
下のポスターは左が中国語版、右が英語版。言語以外のデザインの違いがわかりますか。
写真はこちらから引用。
間違い探しみたいになりましたが、中国版では下がちがいますね。
①ポスター右に配置された黒人俳優が小さくなっている(ジョン・ボイエガ、役名はフィン。悪の帝国「ファーストオーダー」を裏切り、反乱軍を手助けする重要な役)
②BB-8が大きくなっている
③英語版でハン・ソロ(ハリソン・フォード)の頭上に配置されたチューバッカがいなくなっている(毛だらけの宇宙人。ハン・ソロを助ける。第1作から出ている)
④ポスター下のストームトルーパー(白いプロテクターを着た兵士)の大列が強調されている。
⑤その他にも白人以外の俳優の役者がいなくなり、攻撃機などが変わっているなど。
いくら白人優先でもこんな小細工しなくていいのにね
ちなみに英語版と同じデザイン(ただし言語は中国語)のポスターも存在します