中国のジカ熱患者さんは10人目が出ました。思ったよりも早く二桁になりました。
この患者さん(40歳男性、鄭さん)は2月27日に発表された7,8例目(姉弟)のお父さんです。ベネズエラで感染して2月25日に広東省江文市にもどり、2月29日に皮疹がでてジカ熱と診断されました。容体は落ち着いているそうです。
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話は変わりますが、インフルエンザがまだ流行しています。上海市内の一部の学校、幼稚園で学級閉鎖が起きています。
外来受診の患者さんは、いままでA型インフルエンザ主体でしたが、B型が増えてきてA型を超す勢いです。これは日本でも同じ傾向です。
下記は、今シーズンに日本で検出されたインフルエンザのA型(赤)とB型(青)の比率。すこし見えている緑は型が不明の症例です。横軸が時間で、昨年の12月28日(左端)から今年の3月1日(右端)までのデータです。
赤(A型)が減って、青(B型)が増えているのがわかりますね。
上記はMLインフルエンザ流行前線情報データベースから引用。
当クリニックでの2月までのインフルエンザの集計を現在していますので、次回アップします。
手洗い、うがいをしましょう。また発熱者には可能な限り接触しないようにしましょう。
インフルエンザにかかっても無理に出勤している方がたまにいらっしゃいます。感染者を増やし、自身の治癒も遅れます。無理な出勤はやめ、十分水分をとって休養しましょう。