ヒトモドキ台湾人アスペ夫との日常 -2ページ目

ヒトモドキ台湾人アスペ夫との日常

結婚前に気づかなかった台湾人夫のアスペの症状が、結婚10年目にして、どんどん顕著に。
共感0の会話に傷つくのを避けるため、夫に対して自己防衛で無感情無表情に。
ヒトモドキの夫と家でいっしょに居ないといけない週末と休日が苦痛な1週間を記録。


話し合いもできず、共感ももらえない不毛なやり取りをしたくない。週末、家で顔を合わせないといけない生活がしんどくなってきた。

 最近、週末は外に借りた家に避難するようにしてるんだけど、今までは、週末にヒトモドキが運転する車で、大型スーパーにまとめ買いしに行ってたけど、それも苦痛だった。

なぜなら、まず運転中の態度がひどく、急ブレーキを踏んでも必ず「あいつが悪いからだ!」と言うだけで、後は不機嫌全開で、私たち家族に謝りもしない。

 家族を含め、私の周りの人で運転中に急ブレーキを踏んでしまったら、まず同乗者に謝る。「ごめんね!大丈夫?!」と同乗車を心配する。

 ヒトモドキは不機嫌全開のまま、スーパーでカートを持ったまま、妻と子に構わず、すたすた勝手に行ってしまう。カートを押して妻の後をついてきたり、いっしょに話し合って食材を買ったことなどない。

 以前、それを見た親戚の若い子に「なんで奥さんに付いててあげないの?カートないと奥さんが選んだ商品入れられないじゃない!」と指摘され「いや・・・、だって、付いてきてってお願いされなかったから。」とモゴモゴ。

 「信じらんなーい!」と非難され、後から「あの子は苦手だ。」とふてくされる。

 

 また買い物中にADHDの息子が、自分の意と反することをしたら、ブチ切れ。「なんでお前が見てなかったんだ!俺は買い物してたんだ!」「は?わたしも同じこと返すわ。買い物してたのは私も同じよ。」「お前が見てると思ってたのに!」「わたしもだよ。おまえが見てると思ってた。」

その後も、逆切れ状態のまま「俺の車に乗るな!」と言われ、何度かタクシーで帰った。

ここで、殊勝に「ごめんね。そんなこと言わないで。乗せて」と言うとでも思っているのだろうか。

 そんなことが毎回あると、もういっしょに行くのが嫌になる。当然だ。わたしは学習する動物だから。
 

 一人で買い物に行く方が、ずーっと気楽。荷物持ちと、運転手がいないだけで、「ああ、また怒ってる。ああ、また機嫌悪いわ。ああ、またブチ切れてる」なんて機嫌を伺う精神的負担は皆無だから。

 

 アスペの特性なのだろうが、突発的できごと、予想外なことが起こった時に、必ず妻である私のせいにして怒りをぶつけてくる。

 怒るより、先に解決方法を、と話し合いを試みるも、「お前のせいだー!おればっかりやってる!お前は何もしていない!お前はこんなこと(突発的アクシデントを未然に防ぐこと)もできないのかー!」と人のせいにするだけ。

 全部私のせいにして、自分は怒りを私に見せるだけ。毎回毎回、出先で、旅先で、そうなる。

 

以前、親戚家族と行った旅行帰りの車内で、不機嫌満開になり「お前ばっかり楽しんでた。お前は旅行を楽しんでいただけだ!何もしなかった!おればっかり働いてた!おればっかり損してた!」と言われ、( ゚д゚)ぽかーんとなった。

「は?損て何?旅行って楽しむもんちゃうの?そんなに苦行なら、行かなきゃいいじゃん・・・。てか、何言ってんの、こいつ?どういう価値観?」ってなった。

 

 最初は、結婚相手に選んだ相手がアスペと思いたくなかったし、そういう特性は結婚前に見たことがなかったので、

「???なんで毎回毎回、出先でこんなに不機嫌になるんやろ?私の言い方とかが悪いんかな?」と自分が悪いのかと思って、いっしょにいる子供の為にも機嫌をとろうとしてた。

 けど、自分の家族や友人と居る時や、今までの彼氏との旅行を思うと、こんなに理不尽に不愉快になったことはない。

 ある時、偶然同じような突発的な出来事が、父といる時に起こったけど、ヒトモドキとは全く違う常識的な対応に、すぐに事態は収まり、その後に誰も不機嫌さを全開にすることもなく、しばらくするとみんな気を取り直して、楽しく過ごせた。

その時に合点がいった。

「ああ、ヒトモドキの対応のせいで、いつも、いつも楽しいはずのお出かけが、台無しになるんだ。」と。

 

もう、それがわかってからは、わざわざ我慢していっしょにいる必要はないと判断して、週末は別々の行動をとるようにしている。

 子供を連れて外出も、いっしょには行かない。父と子、母と子のペアで行くようにした。

子どもと2人だけのお出かけはとっても楽しい。いつヒトモドキが不機嫌になるか気にしなくていい。

いつも子供だけ見て笑っていられる。

 人の機嫌を伺わずに、ただただ楽しいからって、笑っていられるのって、幸せだ。