本編のホームページに、加悦の散策記をアップしました。

本編のホームページは こちら です:
http://shanehsmt.html.xdomain.jp/index.html





加悦(かや)は、丹後半島に位置し、丹後ちりめんで栄えた町です。
以前は、与謝郡加悦町でしたが、2006年(平成18年)に近隣の市町村と合併し、与謝野町となっています。

かつて、加悦の丹後ちりめんを京・大阪方面に輸送するために旧国鉄宮津線の丹後山田駅(現・京都丹後鉄道宮豊線与謝野駅)から加悦に至るローカル私鉄が存在していました。
旧加悦鉄道の終点近くに、旧加悦駅の駅舎がありました。


撮影: 2012年4月

 加悦鉄道の廃線跡の散策記はこちらです:
 http://shanehsmt.html.xdomain.jp/Train/Japan/Haisen/KayaRW.html

2012年4月に、加悦鉄道の廃線跡を訪れ、
その際に加悦の町並みも散策しました。


旧加悦駅舎から西に向かうと加悦の町並みがあります。
府道との交差点周辺にも古い建物が多くみられました。


撮影: 2012年4月


この交差点から西に足を踏み入れると、古い建造物が建ち並ぶ一角になりました。
下の写真は、旧下村与七郎家住宅で、以前は茅野郵便局だった建物です。


撮影: 2012年4月

周囲は古い住宅が多いように見えましたが、織機が稼働している音が聞こえてきました。
加悦では今もちりめんの生産が続いているようです。

 

街中に響く織機の音を動画でお楽しみください

https://youtu.be/sQgenjaQJTU


この先の高台に実相寺がありました。


撮影: 2012年4月

ここは古い集落が集まる地区の南端に位置しています。

周囲には、他にもお寺や神社がいくつもあり、城下町の寺町のような佇まいです。
調べてみると、加悦の町は、丹後宮津領主だった細川藤孝が重臣・有吉立言に1580年(天正8年)に加悦の北にある安良山城の城下町として、整備させたそうです。
安良山城は3年ほどで廃城になり、加悦の城下町としての役割は終わっていますが、その時の名残のようです。

鐘楼門から眺める加悦の町並みです。


撮影: 2012年4月

実相寺から北に続く道沿いに、古い民家が建ち並んでいます。
下の写真左側は、旧尾藤家住宅です。


撮影: 2012年4月

旧尾藤家は、江戸時代末期の1863年(文久3年)に建てられています。
尾藤家は、生糸ちりめん問屋で、庄屋も務めたそうです。


撮影: 2012年4月

上の写真は、一階の座敷の床の間の様子です。
襖の絵や生け花が優雅な雰囲気を醸し出していました。

旧尾藤家を訪ねた後、ちりめん街道を北に向かいました。
ゆるやかな起伏に従って家々が続いています。


撮影: 2012年4月

加悦の家並みは、製織町の特徴を色濃く残す町並みとして
重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。


今回紹介したホームページの加悦の散策記はこちらです:
http://shanehsmt.html.xdomain.jp/Travel/Japan/Kansai/Kaya.html

 

 

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